niconico


youtubeのことをつつけざまに書いたので、その他のネット配信動画に関しても。

ニコニコ動画
youtube以外の代表格となるとこれ。
ニコニコ動画も再生数に応じて収入を得ることが出来る。正確には得ることの出来るシステムがある。
youtubeとはちょっと違うシステムなので詳しくは各自調べていただきたいが、1再生辺りの単価はyoutubeよりも高いそうだ。
また、再生数でなく、月額有料のチャンネルも応募し審査の上だが、開設することが出来る。月額540円~1000円程度の設定が多いようだ。そのうち30%だったかが運営に取られるようだが、登録ユーザーが1000人程度以上いれば、生活できる程度は十分に稼げる。中には登録ユーザーが1万人以上のチャンネルも数多く、上位10位の平均年収は5000万円とからしい。
雰囲気としてはyoutubeよりもややマニアックな感じだろうか。ゲーム実況チャンネルやギャンブルチャンネル等、youtubeよりも充実している印象がある。また有料チャンネルにはいわゆるテレビタレントや著名人のチャンネルが多いのも特徴だ。より専門的で、課金システムもある。という意味でyoutubeよりは、ユーザー年齢層は上だろう。
特徴として動画上にコメントをのせることが出来る点がある、ただ見にくいだけじゃないか、と最初は僕は思ったが、動画とコメントの掛け合いとか、一種のチャットのような雰囲気もあり、視聴者との距離が近い感じとでもいうのか、独特の魅力がある。
またニコ生と呼ばれる生配信もある。今ではyoutubeでも生配信はあるが、ニコ生の方が先発だ。
単にユーザーの生配信を行っているだけでなく、選挙特番をやったりニュースをやったり、スポーツ、バラエティ、アニメまでやっている。テレビの座を脅かす存在としては筆頭だろう。

生配信
ユーザーの生配信には独特のコミュニティが形成されている。
上記のニコ生以外に、ツイキャス、ピアキャスト、USTREAMなどが有名だ。
ただ一方的に流す生配信もあるのだろうが、多くは視聴者のコメントに答えるような形式で行われる。
中にはスカイプなど使い直接視聴者と話したりもする。いうなればかつてのラジオ文化的な雰囲気もあるが、もっと視聴者と近く、いつでもどこからでも配信できるというフットワークの良さも相まって、単なる動画配信という次元ではない文化コミュニティを作っている。
ユーザー層はライトなものからコアなものまでさまざまだ。
子供もいれば、ギャルもいるし、おっさんもいるし、オタクもいればNEETもいる。
正直どうしてこんな人が人気なのかな?と解らないような、明らかに変人という雰囲気の人や堅気ではない雰囲気の人もいる。
全貌など解らないほど浸透している文化なのだろう。
収入に関しては得られるサービスもあれば得られないサービスもあるようだ。この辺はよくわからない。
生配信のユーザーは、ツイッターとかインスタグラムなどと感覚的に近いかもしれない。
私個人を発信することが定着していて、それらが複雑に絡み合いコミュニティを形成している感じだ。

その他には、例えばvineとか、ちょっと毛色の違う物もあったり、詳細に分析すればまだまだ広い世界がある。
今後まだまだ進化するかもしれない。しかし、一方でもはや定番化し定着しつつあるとも言える段階とも思える。
人によっては衰退の兆しすら指摘する人もいて、正直なところなんとも解らないことではある。

僕個人の感覚では、例えば生配信など知らぬ間にこんなことになっていたのかという感覚もあり、めまぐるしい変化だということは認めざるを得ない。テレビや映画ラジオなど既存のメディアははっきり書くが、もう古い。圧倒的に古い。インターネットメディアはまさに知らぬ間に恐ろしい進化を遂げている。