何色の猫が可愛いと思う? ブログネタ:何色の猫が可愛いと思う? 参加中

まだ川崎に住んでいた頃の話ですから
もう15年以上も前の話になります。
その頃、私は3階建て賃貸マンションの
1階の角部屋に住んでいました。
その部屋にいつの頃からか一匹の野良猫が通ってくるようになりました。
妻も一緒にいたので新婚の頃かそのちょっと前ぐらいからだと思います。
白に黒の斑が良いバランスで入った、なかなか男前な猫でした。
妻と二人で迷わずにつけた名前は「ぎゅう
もちろん牛の「ぎゅう
最初は外でハムの入っていたプラスチックトレーに牛乳を入れてあげていたのですが
ある時、窓を開けて入るかって仕草をしてみると、迷うことなく部屋の中へ
それからは台所が「ぎゅう」の食事場所になりました。

ぎゅう」がやってくる時間は、だいたい夜の9時から10時の間
細く窓を開けておくと、その前に座ってにゃぁ~と小さくひと鳴き
どちらかが気がついて窓を開けると、素早く入ってきてお食事場所に
窓は猫なら十分に入れる隙間があったのですが、
一度も許可を得ないまま上がって来ることはありませんでした。
食事(この頃には牛乳だけでなくじゃこがついたり、ちょっと豪華になってました)が終わると
私達と戯れの時間
きっと餌のお礼の意味もあったんでしょうね
何をされても嫌がらず、鳴きもせず、癒しを与えてくれました。
一度風呂で丸洗いしたりもしたんですが、それも嫌がりもせず
むしろドライヤーで乾かしてやると気持ちよさそうにしてました。
白い猫なのに薄汚れた感じがなかったので、
他の所でもこうやって風呂に入れられてたりしたんでしょうね
もしかしたら、本当はどこかの飼い猫だったのかもしれません
こうして私達との戯れの時間が終わると
そこから小一時間睡眠タイム
起きた後は軽く毛づくろいをしてお出かけ準備を整えた後
窓の前に座ってこちらを振り向きにゃぁ~とひと鳴き
窓を細く開けてやると、さっと飛び出して夜の闇の中へと消えていくのでした。

そんな感じで1年半ぐらい、ほぼ毎日通ってきてました。
私達が旅行や里帰りで1週間ぐらい家を空けることもありましたが
帰ってきた日には当たり前のようにやってきて当たり前の日常を過ごして行きました。

私達の引っ越しが決まって「ぎゅう」との逢瀬もあと1カ月ぐらいとなったある日
いつものようにやってきた「ぎゅう」の後ろに見慣れぬ猫が一匹
輝くような白一色の細みの猫、ちょっと不安そうに「ぎゅう」の後ろにちょこなんと座ってました。
窓を開けると部屋に滑りこむ「ぎゅう」を見送り、とまどうように窓の前をウロウロする白猫
すると「ぎゅう」は窓際まで戻ってきて、

ここは大丈夫だから、入ってこいよ

っていわんばかりの仕草を見せ、見事なエスコートぶりで白猫を部屋の中へ
突然の出来事で別のトレーは用意できず、いつものトレーに少し多めに牛乳を入れてやると
やはり最初はなかなか手(舌?)をつけられなかった白猫に対して
ぎゅう」が最初に少し飲んで見せて、

ほら美味しいぞ、飲んでみな

って促す仕草。やっと白猫が飲み始めると、満足そうにその横に首を突っ込み
二匹仲良く並んで、さすがに足りないだろうと追加したおかわりまで飲みほしご満悦
その後のお戯れタイムは、私達と戯れるというよりも
ラブラブオーラ全開の二匹のじゃれあいを眺め、寄り添って眠る姿に癒し効果も2倍、3倍
いやいやまさか通い猫に彼女を紹介されるとは思わなかったなぁ
帰る頃にはすっかりと慣れたと見えて、白猫もきちんと帰りのご挨拶をし二匹並んで夜の闇へと姿を消していきました。

その後も私達が引っ越すまでほとんど毎日通ってきた二匹
白猫にも、その乳白色の白さにちなんで「にゅう」と名付け、「ぎゅう」と同様に可愛がりました。
そして引っ越しの前日、いつもよりちょっと豪華な食事で二匹を迎え、
二匹もなんとなく雰囲気を感じ取ったのか、いつもよりも甘えてくれて
そして去っていく時にはいつもより少し大きな声で鳴いてくれて
これまで一度もなかったことなんですが、
マンションの敷地の境目の所で一度立ち止まってこちらを振り返ってから去って行きました。

もし「ぎゅう」一匹だけだったら引っ越し荷物に混ぜて連れて来たんだけどなぁ
あんな美人の彼女と引き離すわけにはいかないですからね
もう1年、いや半年もあそこに住んでいたら、もしかしたら二匹の可愛い子供が見られたかもしれない
ぎゅう」は

これ俺の息子と娘だから

ってきちんと紹介してくれたかなぁ



なんだかブログネタとは離れちゃったけど
懐かしい猫との思い出話でした。


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