眠れぬ夜の世界史講義〜第02講:古代ギリシア〜 | 眠れぬ夜のぼやき話

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引きこもりのダメ人間が社会生活復帰を目指すブログです

いよいよ4月に突入で、受験勉強も本格的に始まりました。

眠れぬ夜のぼやき話で、世界史選択者に有益な情報を少しでも提供できたらいいな~と思っています。

眠れぬ夜の世界史講義もどんどん更新していきますので、一人でも多くの世界史受験生に聴いてもらえると嬉しいです。

眠れぬ夜の世界史講義、第3講は古代ギリシアを扱います。

講義用のプリントは下のリンクをクリックするとダウンロードすることができます。

第2講:古代ギリシア



ギリシアを深く学習するためには、ギリシアの地理的特徴を把握しとくのが必要ですよね。

ギリシアは地中海性気候ですから、小麦の生産能力が低いんですよね。

なので、ギリシア人達は収穫したオリーブやブドウを小麦と交換するために各地に行き交易をします。

その中で、貨幣経済が浸透し、

貯めることができるのが最大の特徴である貨幣を市民達が手に入れたことで、

市民達が武器を買い、戦争に参加し、政治に参加できるようになるわけですよね。

交易から紐解いていくのがポイントです。

詳しくは講義で・・・。

【5】エーゲ文明とアテネの民主政



【6】ペルシア戦争


【7】ヘレニズム世界

アテネは交易によって栄えた都市なので、言い換えるとグローバル社会だったんですよね。

交易が上手だったからこそ、平民達が重装歩兵部隊になれ、

交易が上手だったからこそ、サラミスの海戦で勝利できたわけです。

しかし、閉鎖的な社会でもあり、市民権法ではアテネ市民権を獲得できるのは両親がアテネ出生者に限られていましたよね。

こと市民権においては、アテネは純血主義だったんですよね。

ここがアテネの限界でしたよね。

グローバル社会である以上、国際結婚が多くなるのは当然なわけで、

ハーフはアテネ市民権を得られないわけですよ。

当然、アテネは衰退していきますよね。

外はグローバル、中は純血、という矛盾した思考がアテネを衰退させた最大の要因ですよね。

現代の我々が学ぶべきポイントがギリシアの中には多くありますよね。

グローバルという言葉が巷に溢れていて、受験業界でもグローバル、グローバルと叫ばれていますよね。

国の施策として、良いか悪いかは別にして、新しい教育が模索されていますよね。

でも、教育業界では相変わらず昔のままの教育が行われているような気がしますよね。

英語では相変わらずSVOCをふり、全訳するだけの授業だったり、

数学はただただ生徒に公式を当てはめさせることをさせたり、

国語は何となく文章読んで、何となく解いていたり、

理科は理解よりも暗記が先行していたり、

社会は山川の教科書覚えれば何でも解けるという話があったり、

わりと世の中メチャクチャな気がしますよね。

現実に即した変化をしていかなければいけないですよね。

次回は古代イラン・インドを学習します。