いきなりなんのこっちゃですが、こんにちは。課長です。

 

この前、プログラミングに関する書籍を読んでいたら「状態遷移図を書こう!」という項目がありました。

 

状態遷移図とは、例えば、「氷」⇔「水」⇔「お湯」のように、ある状態からある状態への移り変わりを表現した図のことを言います。

 

それと似たよう図式でフローチャートがある。

 

フローチャートはスト師側から見てどういうアプローチかだ。

 

フロー例:声掛け→和み→連れ出し

 

 

 

一方、状態遷移図はあくまで「受けての状態」を考えながらアプローチを考える方法です。

 

では、まず自動販売機の状態遷移図ですが以下の通りです。

 

 

 

ここで重要な点は買う側の立場ではなく「自動販売機の状態」に焦点を置いていることがお分かりいただけるだろうか?

 

例えば、READY状態から次の状態にいくにはお金を入れなければいけない。

 

金銭投入から販売可能状態には一定金額以上のお金を入れなければならない。

 

そして提供をするには商品ボタンを押さなければならない、、、

 

何がトリガーとなって次のステップへと行くのかを考える際に大事になってくるのだ。

 

これをストに応用したのが新ナンパ理論である。

 

 

 

①READY状態

 

まずはREADY状態にする必要があります。

 

自動販売機もスリープモードから目の前に立つなどREADY状態にしなければなりません。

(常にREADY状態の自動販売機はこのステップはいりません。)

 

ストで言うと、こちらの存在を気付いてもらわないといけません。

 

気付いてもらう、というのは「こちらが声を掛けた状態」とは違います。

 

あくまで、相手がこちらを認識している状態「あ、いま私に声を掛けられている状態です。」

 

上述の自動販売機だと「あ、お客さんが目の前に立った、ほなどランプ付けな、買わないかも知れんな状態」ですw

 

ガンシカとか舌打ちとか、キンモとか〇ねって言われる前にまず【声を掛けられていると認識させる】ことから始まります。

 

物事には必ず順番があって、必ず気付く→キンモwという順番になります。

 

逆はありません。(町中を歩いているだけでJKに「あの人キモくないwww」と言われるのは別です。)

 

重ねてになりますが、まずは最低【認識されている状態】に持っていかないといけません。

 

 

 

②お金を受けいれる状態

 

とにかくREADYランプが付きました。次はお金を入れる作業ですね。

 

相手のラインナップとこちらが求めているオプションとの間で足りない部分を硬貨で満たしていくように、和んだりして相手を次の状態に移行させる必要があります。

 

自動販売機だとお金を入れられない、例えば、「10円玉切れ」など、お金を入れても受け入れてくれない状況にあります。

 

この場合、どんだけお金を入れても商品提供はしてくれない状態にあります。

 

釣銭が出ない様にお金を入金すればもしくは、、、と考えますが、こちらの持ち合わせには細かいお金がない場合、お金をどんだけ入れても無駄なわけです。

 

 

 

あとは考えられる例としては、こちらが持っているのが違う国の硬貨である場合。

 

たとえ為替の関係で130円より価値がある場合であっても、それを自動販売機が「価値のあるもの」と認識しない限りは意味がありません。

 

これは仕方のないことです。

 

もしくは自分の持っている貨幣=価値に対応する自動販売機を探すしかありません。

 

 

 

③販売可能状態(商品ボタンを押される待ち状態)

 

欲しい商品は何ですか?水?水だとしたらいろはす?エビアン?クリスタルカイザー??

 

お金を受け入れてくれた以上、選択肢は貴方にあります。

 

しかしながら、それを提供するかは自動販売機に委ねられます。

 

売切ランプが付いているのに押しても商品は出ません。

 

いろはす飲みたいと思ってエビアンを押してもいろはすは出てきませんし、そもそもそんな商品ボタンはないのです。

 

ある程度時間が経つと、自動販売機に入れたお金は返却されてしまいます。

 

当たり前のことですが、我々はつい自分の欲望を先行してしまい売り切れているのに、いろはすはないのにそのボタンを押してしまうことはないだろうか?

 

これはストでいうこちらは連れ出して即りたい、相手は割といい感じだけど今日は連絡先だけ交換して帰りたいなど。

 

ここで、連絡先交換というボタンを押すか、かたくなに別のボタン連れ出しだめなら直ホや、ってやるのはヒトそれぞれ。

 

無いボタンを連打しても意味が薄い、もしくはゼロ。

 

飲みたい商品のある自動販売機をまた探せば、自分もイラつかないし、自動販売機も傷つかない。

 

だって街にはたくさんの自動販売機があるのだから。

 

 

 

④商品提供

 

ここでこちらが選択したオプションに対して相手のアクションが具体的に出るわけです。

 

等価交換は自動販売機それぞれ、「10000円払うから飲み行かせて」とかも、あるカスタマーと自動販売機の間では等価交換になっているかもしれません、大事なのがお互いが合意している状況であることが大事です。

 

 

 

●その他:状態遷移を無視して、飲みたい商品を飲む方法

 

ちょっと強引に手を引っ張って連れ出して結果即というのも実際にはあります。

 

これは自動販売機をぶっ叩いたら缶ジュースがたくさん出てきたに近いのかも知れませんw

 

オススメしませんが、理論とか自動販売機ちゃんのこと考えるのが面倒くさいと思う時にオススメです。

 

 

●コツ・留意点

 

この考え方が特に有効なのは、地蔵克服だろう。

 

もし、どんなスト高だろうと上記の遷移図を辿る。

 

こちらのカスタマーサイドのトリガーが違うのと、トリガーに対する反応が違うだけだがステップ自体は変わらない。

 

そう考えると、スト高の反応とかいちいち個別に考えなくて済む

 

一方、マインドセットとして自動販売機を代用しているだけなので、結局相手はヒトであることは忘れない様にすること。

 

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最後まで読んでいただきありがとうございます。

ビジネス書からの学びを咀嚼し、ストとして返還してアウトプットすると、より記憶として残る。けど、実務では活かせていないけどね。