今回は「双眼鏡」について調べてみた。
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1)
まず、望遠鏡の類を何に使用するのか?
シロウトとしては、コンサートや演劇、遠くで展示されている絵画、森林やフィールドでの動物や昆虫の観察、どこでも拡大して見たい、海釣りでも使用したい。。。
Amazonで探すと、倍率は20倍、外観もオッシャレ、コンパクト、激安2〜3千円のコスパ性能。。。
いやいや、待て。ちょっと待った〜!
便利そうで安価な12倍率くらいの単眼鏡は買ったことがある。あの時はポケットに入れて演劇を見に行ったがダメだった。何がダメかと言うと、倍率が大き過ぎて俳優が近すぎるし、単眼鏡なので狙ったスポットしか見ることができず全体的な動きや、背景の舞台セットも不鮮明。
良かったことは、小さいことだけ(笑)と、金額の安さ。
海上で低飛行する鳥や、突然出現するゴミや浮遊物、航行に必要不可欠な浮標やブイ、他船の接近。。これらには単眼鏡では対応できない。
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そもそも、船を操船しながら、何をしたいのかというと。。。
魚を見つけたい!
天候や風、潮(海流)の動き、海底の地形や障害物の把握、海の中で起きる潮目という海流や温度差で出来る流れる模様、遠くの海面状態を予想可能にする鳥の動きなどが魚の位置を知らせる。
ここ1ヶ月間くらい魚探やソナー(海中を液晶画面で見る道具)を研究した。メーカー、種類、性能、約割。。。死ぬほど種類がある。。。
専門用語も多い。
魚探やソナーを研究することで、双眼鏡に何を求めるかが少しわかってきた。
海の中で何が起こっているのか、海水魚の生態、海溝の名前や水深、季節的な動き、海のデータは果てしない。
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2)
単眼鏡と双眼鏡の違い
動く物体を見つつ周囲を見るならば圧倒的に双眼鏡が適している。
3)
倍率の選択とカタログ表示の7☓50とは。。
海での使用倍率は「7倍」の一択しかない。
大きい倍率は、「拡大」のお得感はあるが、実は動くモノは追いづらく、広範囲を一度に目視出来ない。ライフルスコープでもそうだった。例えば、遠方射撃ライフルは狙撃手とその横に観測手の二人が居て成立するくらいだ。
7☓50の「50」は対物側のレンズの直径であり、数字が大きければ視界が広く、遠方が肉眼より明るく見える、曇っている日や朝夕マズメ、雨に当たりながら見たり、海水飛沫での視界薄、出来るだけ明るい方が良い。
海難事故の多くは「目視確認不足」が原因と言われている。
4)
船上は繁盛に波飛沫や風、雨等が当たるため、サングラスやコクピットスクリーン等は直ぐ潮だらけで曇ってしまう。双眼鏡にも同じく悪環境が襲ってくるのである。
完全防水、窒素充填、ハードコーティングなど、様々な仕様が要求される。
広大な海原を見ようにも、レンズが曇っていてはハナシにならない。
5)
IF式
IF式とは?
双眼鏡で焦点を合わせる方式の一つで、単独繰り出し式(Individual Focusing)の略。左右の接眼レンズにそれぞれピント合わせの機構があり、独立にピント合わせができる。(web調べ引用)
CF式(中央繰出し式)だと、内部構造も複雑になり、完全密閉(窒素充填)も難しくなり重量も重くなる。IF式は独立構造なので完全密閉も容易で故障も少なく軽量化ができる。ただし現場での微調整に時間がかかる。海上では遠くをずっと見続けるので、現場微調整は一度セットすれば、後はほとんど必要無い
6)
防振構造
防振はいわゆる「手ブレ」や船の「揺れ」にどう対応するかだが、一眼レフカメラで望遠レンズ手持ち200mmまでと言われているように、拡大すればする程トライポッド(三脚)を必要とする。つまり揺れている船の上で三脚を立てても無意味だ。
だから、7倍率なのだ。
双眼鏡は8倍率機種も多いが、手持ちで海をずっと見続ける倍率は7倍率なのだ。
手ブレ補正や耐震などは必要無い。
高級機種には耐震機能があり、船の振動を吸い取ってくれそうだが、構造が複雑になり重量が増す。価格もグッと高価になってしまう。
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マリン双眼鏡の機種選択
マリン専用として販売されており、上記のスペックを満足させ、かつ予算との折り合いある機種。
一生、使い込みたいが、初期投資に10万円オーバーはキツい。3〜4万円台で3回払いくらいがいい。
行き着いたのはフジノンのマリナーシリーズ2機種。
7 x 50 WPC-XL
7 x 50 WP-XL
3〜4万円
スペックは申し分ない
どちらにするか
違いは、
WPC
レンズに写し出される内蔵照明ライト高性能グローバルコンパスのデジタル数値表示とレティクル表示(ライフルスコープに必ずある十字線)が存在するのがWPC

(写真=メーカーカタログから引用)
WP
そんなの要らないよってのがWP
レティクルは遠方の物体までの距離や物体の大きさを計測する為の目盛り。ライフルスコープを覗くと必ず十字のメモリが出てくるアレである。
コンパスは進行方向に対して目標物が何度の方向にあるかを計算する役目。
海をより良く知り、安全のためにも、WPCを選んだ。
アディオス!
MID

