strandberg Boden Original N2.8 (Sunset Coral Burst Satin)




「スワンプアッシュ材について調べてみた」

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以下MID独自見解を含む


乾いた強い鳴りとサスティンがある

スワンプアッシュとは


アッシュ材(ノーザンアッシュ)はFender社ストラトキャスターやテレキャスターに代表される高音側をサポートする木材だが。スワンプアッシュ材はFender社が1950年代に2年間のみ(諸説あり)使用した希少材木、SRV使用はアルダー。


スワンプアッシュ材

極寒カナダ〜北米東部生息のアッシュより大陸南側で育ったスワンプアッシュはアッシュと異なる亜種、高温多湿育地方に育ったスワンプアッシュは、音を溜め(サスティン)、ふくよかにする。軽量でかつ加工性能が良く、大胆な木柄が目立ち、1本のギターで6oz(180~200g) の個体差があるほどだ。


高音と中音域を多く含むことにより、より低音がくっきりと浮かび上がる。


デメリット

高価であるがハカランダ程高価では無い

背面にバックル跡が付きやすい

センシティブゆえコントロールが難しい

大量生産は不可能

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注)スワンプの由来、語源と生息地と特長


 swampは、英語で「湿地」や「沼地」を意味する言葉に由来。 


余談

筆者のハンティンググッズは中央アメリカ・ミシシッピ川の西側の大草原プレーリー(prairie)をイメージしたカベラス製である。


大氾濫

人々が大洪水に何千年も悩まされ続け、戦い、その豊かな土地に育んだアッシュこそが「スワンプアッシュ」。その大氾濫は現在も続いており、大洪水のニュースは現在も度々目にする。有名なニューオーリンズもミシシッピ川の河口域に含まれる。


氾濫原とは歴史的な幾度にも渡る大洪水を起こした広大な土地、日本国土の8.6倍の大湿地帯(325万㎢)がアメリカ東南部にある。


現代(2025年時点)ではスワンプアッシュの伐採は禁止されはいないが、数千年に及ぶ度重なるミシシッピ川の氾濫とエメラルドアッシュポーラー(EAB/害虫)の深刻な被害により木材が激減、Fender社がアッシュ材木の使用を中止(2020年)に踏み切ったことにみられるように、その上位種材スワンプアッシュ材はさらに希少性が高く、年々価格上昇しており、材木の確保が困難である為、中古木材や既存の保存管理材に頼る。


南東部の湿地帯について

特に、ミシシッピ川下流域アメリカ南東部、ミシシッピ川下流域の湿地帯は、ミシシッピ川沖積平野(Lower Mississippi Alluvial Valley: LMAV)として知られており、広大な氾濫原豊かな生態系が特徴。 

北米最大の氾濫原であり、アーカンソー州、ルイジアナ州、ミシシッピ州など7州にまたがる広大な地域。

肥沃な土壌: 何千年もの間、ミシシッピ川の洪水によって運ばれたミネラルや有機物が堆積して形成された、非常に肥沃な沖積土壌(alluvial soil)が広がっている。(google AI)

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スワンプアッシュ材をスパークさせるパーツ類の紹介


高音側の倍音トーンをより多く抽出する為にアンプ側セッティングでもノイズがあってはならない。ハイゲインで重低音を醸し出す為とJazzy で甘いトーンも両立させ。ストラトのシングルコイルサウンドを爆発させる、従来には無い音を打ち出す。


BODEN N2 シリーズでは、軽量、音質幅、サスティンを増幅させる為にボディ内部チェンバー加工が施されている。


デメリット

スワンプアッシュは、アッシュよりさらに福よかで、倍音が前に出てくるが、繊細がゆえ操作性は難しく、重量は軽い、その個体差は200gにもなる。軽量ゆえのバランスとコンターホールド方法、ストラップ形状や素材、プレイアブルを検討しなければいけない。


ストラップ案では対角線ホール(非売品)や幅広い素材、ストラップピン付近のフェルトミュート、滑り止め部分と滑り易い部分の使い分け等、プレイヤーにとって最適化する必要がある。


スタンディングでは、通常の肩から下げる方法と専用ストラップ(非売品)で腰に置く方法等も考えられる。楽器とストラップ、楽器と衣服のミュートも忘れてはならない。


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ネックの重要性


ギターはボディよりネックでサウンドが大きく変化する。


メイプルネックの立ち上がりの良さは、ステンレスフレットの弾けた感じを抑え、粘りを加える。指板もメイプルで、そのイメージ通り。


BODEN ORIGINAL N2は、指板もネックもローステッド加工され、エイジングは終盤にあり、この先も材木変化は少なく、ネック内部チタンバー2本、ウォールナット2枚の混合により、さらに強靭なネックに仕上がっている。(8弦の場合)


ローステッド加工のデメリット

白いメイプルが茶褐に色変色

加工に時間がかかり高価になる

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ノンコイル・ピックアップ・マイク

ノンコイルはワイヤードと比べると、ブラウンでなく、独自のサウンドを目指す人向け。


独自のサウンド作りは、独自のセッティングになり、何かを真似するということが出来なくなる分、オリジナリティが出る。


金属パーツやチタン材、ウォールナットなど、今までに無い組み合わせが、強靭さ、音の立ち上がり、サスティンなどを生む。


デメリット

独自サウンドゆえサウンドメイキングの汎用性が無い

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FISHMAN のノンコイル・ピックアップ・シングルトーンを上記スワンプアッシュとローステッドメイプルが補い、そのサウンドは圧巻としか言いようが無い。


注)strandberg FISHMAN OEMは、トーンセレクト・プルアップ時でのシングルコイルモードではブーストはかからない。シングルコイルトーンはパッシブのままである(重要)ただし、ハーフトーン時のノンブーストサウンドは、ストラトキャスターのそれに近い。


デメリット

このピックアップはstrandberg  boden original N2シリーズのみの搭載で一般販売は無い(2025現在)。同社NXシリーズにも搭載されて無い。


アンプシュミレーションやスピーカーシュミレーション等を通過するサウンドでは、その本領は発揮出来ない。


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楽器サウンドを自身の身の回りで完結するのか、演奏場所を加味するのか、演奏者の使用方法によってサウンドも音質も変化するのは当然である。


もっと大きく考えるなら、自らを表現出来るものは、己(おのれ)しか無いことを忘れてはならない。


アディオス!


.strandberg* original N2.8 sunset コーラルバーストサテン(海っぽいネーミングだね)


確保

日本には無いはずだったけど、楽器店関係の友人が国内ストック分を見つけてきて販売前に譲ってもらいました。

(夕陽も好きだし)


新しい楽器を手にすると、アガリます。マジ、気分アガリます(笑)

だもんで、記録に記しておくだけですが。。

長文過ぎでゴメン。


ネック

ネックはローステッド・メイプルを使用

別名サーモメイプル


8弦ギターは特に全体質量(重さ)の中でネックの共鳴受け持ち範囲が多いと考えます。通常の6弦ギター奏法でも圧倒的に音質の豊かさが違います。自作レパートリー含めて8弦は5本目です。


で、ローステッド加工の高温加熱処理による琥珀色変化、経年変化ビンテージトーンをもプラスするとか聞いちゃうと、さらにアガリますって。


ビンテージトーンになるまでには私的には30年はかかると思ってます、気が短い人間達にはこの上無い処理方法です、コレ。


ローステッドのデメリットである弦振動がネックに取られサスティンが減少するという項目も存在するが、ネックを空洞にしたりネック質量を上げる実験は4台の製作ギターで共通し、私の実験では「箱鳴り」がします。ホントに上手にギター作らないとマジにハウリングしまくる程です。つまりネック質量が上がると倍音が継続振動し続けます。


極太ネックのタッチセンシティブな共鳴具合はアコースティック楽器と共通、特にフィンガーピッキングスタイでのRock,Jazzなどでも顕著に現れます。ただ、太いとめっちゃ弾きにくいんですが。。


ネックの質量が向上すれば、簡単に言うと「音が太い」です。音が太い方が音痩せと言われることが少なくなり、サウンドメイキングがしやすいとも思ってます。例えば海外ツアーも含めてライブハウスにアンプが無いこともしばしば。PA直結になるシチュエーションは何度となく経験し、音が太いくないと演奏している気分になれないということで、ギター音をひたすらスウィートに仕上げております。


ネック補強材

チタン→トラスロッド

(2025/N2.NXシリーズ等)

チタンは、鉄より強度があるが加工は難しい、利点は形状記憶度がハンパないです。そして鉄より圧倒的に軽いです。錆びもしません。

ナットに樹脂を使用するのも同じ強度アップが狙いでしょう。とにかく狂わない、頑丈にする。アメリカンな考えです。


スライスウォールナットのネックサンドウィッチ構造により、1本材より圧倒的な強度が出ます。ウォルナットボディのギターも作りましたが、とにかく硬いです。硬くて泣きそうになるぐらい(笑)ウォルナットは通常のギターボディには使用されず、ベースギターやグランド・ピアノ、家具などに使われる素材ですね。硬くて頑丈です。


指板

ローステッド・バーズアイメイプル

まず、見た目が美しい!

木目フェチにはたまらんです。

ステレンスフレットについてのウンチクもあるんですが、割愛します(笑)


木ってカラダに抱いているだけで幸せなります。

幸せになるということは演奏フレーズにも余裕が出てくるんじゃないかと、、思います。


工作やギターを作ったことがある人はお分かりでしょうが、硬い素材は割れます。

硬ければ硬いほどパッキーンと割れます。それゆえ加工は慎重にならざる得ない。そこが難しいところです。エボニー、ローズウッド、ウォルナット、メイプルも良く割れましたっけ(泣)


僕は、加工した後に漆を染み込ませて処理しますが、強度を確保する為と、漆は音や空気を伝導させます。化学塗料のようなヌメリ感は一切無く、金属並みにダイレクトに振動を物体に伝えます。しかも塗装膜は10ミリミクロン~ナノミクロンの極限まで薄く出来ます。さらに染み込みが良く、細部まで行き渡り、クラックの原因となる初期孔も防御します。ただし完全クリア色は不可能で梨子地色になります。


ボディ

「鳴る」ように作ってしまうと、特定の音(ドレミの音階でピンポイント、例えばFだけとか)で振動周波数が増長してしまい、演奏どころのハナシでは無くなります。この実験にも50万円程かけてしまいました(笑)

もちろん失敗です(泣)


木材の最適化はやはりシーズニングだと思います。

スタンウェイの木材は加工されてから、さらに5年間のシーズニングを施し、コンサートグランドが4000万円にもなる訳はストック材の管理費用も含まれていることでしょう。


音は好みですが、その楽器のエピソードやアナライズが代々伝わり、伝説となるのは人間の仕業です、その人間が弾くモノですから、やっぱりエピソードは続いてゆくでしょう。


アメリカのギター楽器販売店では

同じモデルを5台入荷し各個体の実測総重量表示をしています。


これは標準機器重量グローバル(8弦モデル)が2.7キロ(約6lb)に対し±10%とされ、その差は最大270グラムにもなります。エレキギターは肩からぶら下げて弾くスタイルが一般的ですが、重量バランスを最適化する為に自分のmy椅子や決まった高さの椅子を用意しないと演奏を始めないトップミュージシャンも存在しますが、演奏ポジションが最も重要であるということとも言えます。


個体差での実測実験例(8弦ギター)

Sweetwater(インディアナ州ショップ)の個体差実測は

全く同じ仕様で同じ色にも関わらず

6lb5oz

6lb8oz

6lb2oz

6lb6oz

6lb9oz

同じ楽器なのに最大7oz(198g)の差があります。

材料、塗装、組み上げ、様々な要因で約200gも違うわけです。標準重量より多い分はセット弦(8弦の)重さが入っているのかもしれません。


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ファンフレットではハイポジション程、フレットが斜行し、チョーキング時の音程が上げやすい。つまりビブラートもかけやすい。このことは物理的に判断出来ます。実際は他の要因も加味するでしょう。低音弦側は弦長が長くなるので音程が明確に出ます。低音を多様する楽曲にもピッタリです。


低音弦ファンドはその逆(8弦の場合右側へ傾斜)になりますが、低音弦を1弦側にチョーキングすれば、その逆方向になり、返って音程は上がりやすいと立正出来ます。

.strandberg* original N2の場合

7弦モデルはニュートラルポイントが10フレット

6弦モデルはゼロフレット

8弦モデルは7フレット

これは、かなり違いがあります。各モデルによってネックは専用設計していることが理解出来ます。


ニュートラルポイントとは扇状態(ファンドフレット=プロペラファンからネーミング)の中心点、弦とフレットが直角90度で交わるポイントのことです。中心点から右へ左へ金属フレットが少しづつ扇状態に傾き始めます。


またネックの台形かまぼこ構造は、ストランドバーグ特許取得で、ヘッドからボディに向けてかまぼこのアタマが斜めにヘッドからボディへと流れる変形形状をしてますが、これがすこぶる弾きやすい。腱鞘炎等の怪我から手首を守ります。


ハイフレットでも親指が常にネックを捕らえています。

これに慣れてしまと、恐らく通常のギターには戻れなくなるでしょう(笑)

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ヘビィゲイン(アンプ側)使用時において

ノンコイル(FISHMAN. USA)

プッシュオンでノーマル・オーガニックサウンド、プッシュプルで中域が強調されるメタルサウンド。


全てのジャンルの音楽に対応します。ノンコイルの利点は、ハイゲインアンプブースト時のホワイトノイズ(シャー音)を圧倒的に軽減させます。不利点は、どうしてもサウンドが薄っぺらになりますがセッティング次第でしょう。アクティブ時はバッテリー駆動200hです。


次回販売ロットからボディ背面にUSB充電ソケットが付いてリチウムイオン内臓ギターになります。オプションで販売すると思います。現状のN2はネジを数本外して電池へアクセスNXシリーズのアクティブ用電源は別途電池ボックスが手動開閉アクセス可能です。


この違いは、N2オーナーにはオプションでUSB付き裏ぶた買えよ。って言っていると思います。たぶんギターが高価になりすぎないビジネス戦略だと思います。


ちなみに現行FISHMAN製のギター内臓型リチウムイオンバッテリーは17000円くらいです。これだとUSBケーブルを刺すだけで充電可能です。ストランドバーグだと、裏ぶたごとボルトオンになるので、25000円以上はしそうです。


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プッシュプルスイッチ(トーンノブ)の使用条件はハンバッキングモードのみで、シングルコイルモードには反映しません。


5wayスイッチ中、シングルコイルモードは

1)ブリッジ側フルハム(一番下側)

2)ブリッジハム+ネック外側シングル

3)(センター位置)ブリッジ内側シングル+ネック内側シングル(ハーフトーン的)

4)ネック外側シングルのみ(ストラトっぽい音)

5)ネック側フルハム


1,2,5ポジションだけプッシュプル時アクティブということです。

シングルコイルモードの時は反応しません。

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ボディやパーツ関係も全て新しくなっていて、いままでの使いまわしでない。N2から新たに作り直してますが、これも長くなるので、割愛します。バージョンとしてはRev7になるかな。


まだ手元に来て無いんだけど。。


アディオス!



#briarwood root wood grip

#消しゴムチニング 

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釣り用ロッドの新しい改革



https://youtu.be/rlsjYKnlNc0?si=jOgV0v6L-NycfLeR


革新的な機能がデザインに反映されている。


木は、

サウンドを心地よく拡散させる。スピーカーエンクロージャーやギターのボディのように。


ブライヤーなどの硬い木材(根っこ)は比重が大きく、音の伝達とエネルギーを多く保ちサスティンを生み出す。このことは海中の情報をより感じやすくさせる。


ブライヤーウッド(根っ子)をリールシート上部位置し、キャスティング時のグリップ性能と、親指や人差し指を変形したヘコミに当てることによって、フライの極細3番ロッドやタナゴ竿のような高感度を得ることが可能。


ブライヤーは、火にも強く、強さ、美しさも兼ね備え、ウッドパイプに採用されている。ダンヒル社は、同じ形の製品でも、杢目が異なると値段が一桁ハネ上がる。これはギターのトラ杢(フレイム模様)に似ている。ブライヤーは世界中でも地中海沿岸だけに生息する低木の根である。


竹は、

木材より音の伝達スピードが速く、感度や振動をいち早く手元や耳に伝える。リアグリップに採用している孟宗竹の根竹は、中空で無く、深部までビッチリと繊維があることで、非常に硬く、耐久性がある。採取して5年間シーズニングしてある。


金属は、

高周波数を含み、木材と金属を組み合わせることによって豊かな響きになり伝達スピードも速い。リールのハンドルノブをチタン金属やアルミ合金に変更し、指先に伝わるあらゆる情報を得ることが可能だ。漆の下地にも純銀を張り巡らせてある。テレスコピックロッドにはリールシートトップとバッドエンド、Kタイプガイドが金属製だ。ダウンロックも金属だったら良かったなー。


キャスティングリアグリップは、

通常EVAまたはコルクだが、これらは滑り止めには最適だが、振動を殺してしまう。


よじれた竹の根は、目標物めがけてキャストした場合、日々の体調具合によってコントロールが乱れることを修正する役目。根竹を回転させ左右のバランスを調整することによって、まるでホイールバランサーのように正確に目標物へルアー等を撃ち込むことが可能だ。


海洋標識、陸地から沖合進行方向に向かって右岸緑色、左岸赤色の識別、あるいは自船の右舷が緑、左舷が赤をブランクスにも採用している。


振出ロッドの場合、

メンテナンスの際、バットエンドを外してブランクの交換や水抜きをするが、根竹製キャスティングリアグリップも取り外しと回転が可能だ。ある程度キツくなっているのでゲーム中は外れない。


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#漆 

漆の表面硬度は「鉄」と同じモース硬度4であり、音の伝達もウレタンなどより圧倒的に速く伝達し、10ナノミリの積層された極薄塗膜は、長時間の研磨手作業によって、類の無い美しさを放つ。竹やブランク、木材を塩水から保護する。


タイガーアイ(ハンドグリップエンド部)

寒い日、

手がかじかんで感覚が鈍る。

ロッドを操縦するオーナーの虎の目が手のひらを刺激して、あの感覚を呼び戻す。グリップを握る手に。


あの感覚を。。。


アディオス!


Thank you for watching


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