8日目: なにごとも価値を決めるのは自分
(写真を撮れ撮れ!と、愛嬌のあったサモサ売り君。可愛いよね。)
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昨日、夕方4時にジャイサルメールを出た列車は、
予定時間を1時間ばかり遅れて午前11時ごろに、デリーに到着した。
デリーはこの旅での、日本からの最初のインド到着地だったものの、
そのときは真夜中の到着、加えて次の日は早朝でアーグラに出発という、
あくまでも中継点であったので、
まあ、言うなれば、今日が初めてのデリー探索。
せやけど、明日昼前には今度はガンジス川で有名なバナラシに飛ぶ予定なので、
今回も半日しか、デリー観光できへんねんっ!!
ホテルチェックイン後、すぐさま街に飛び出す僕。
( ´艸`) でも、まずは腹ごしらえー、むひょひょー!
・・・ここまでの旅程での食事は、オール インド料理!を楽しんできてたものの、
ま、さすがに日本食も恋しくなってきてたのも事実。
列車の中で、地球の歩き方をチェックして、
NIKKO HOTELのさくらという日本料理レストランのバイキング、
を、食べに行こうって、決めててん!!
『・・・日曜のランチビュッフェは700ルピーで豆腐、納豆、てんぷら、寿司、そばなどが食べられます。』
(参照:地球の歩き方)
という情報を見つけて、700ルピー(=2100円)という値段設定に若干慄きつつも、
それ以上に、久々の日本食に興奮する僕・・・。
(;´ω`) ま、たまにはいいよね、旅先で贅沢しても・・・。
交渉制ではない、メーター制のデリーのタクシーに、どこか物足りなさを感じつつも、
NIKKO HOTELに到着。
さあ、さて、さくら、さくらは、と・・・・。 あ!あった!!
(レストラン前メニュー看板)
ランチビュッフェ:1500ルピー(=4500円) + TAX
Σ(・ω・; ) センゴヒャク・・・ 1500ルピーやとお!!
もはやインドの物価にすっかり慣れきった僕にとって、
1500ルピーもランチに出すことは不可能・・・。
700ルピー(地球の歩き方誤情報)でも、決死の覚悟での贅沢やったのに・・・、くそう・・・。
呆然と立ち尽くす僕の横を、裕福そうなインド人ファミリーがレストランに入っていく・・・。
(゜д゜;) ・・・3、4、5人、わあ・・・、5人家族かあ・・・。
このインドの人たちの今日のランチ代、7500ルピー(=25、000円)やわあ・・・。
今日と明日、この人たちランチ我慢すれば、ラクダ1頭
買えちゃうね・・・。
・・・何かの本か雑誌かで、
インドとは、発展途上のいわゆる国民全員が貧しい国ではなく、
ほんの一握りの大金持ち達と、そのほか大勢の貧乏な人達から形成される
極端な格差社会、というのを読んだ記憶があるけど、
ε=(。・д・。) まさにその通りやねえ・・・。
と、エコノミックアニマル日本代表だったハズの僕は、若干の敗北感を噛みしめつつ、
グーグー鳴るお腹を抱えながら、尻尾巻いてNIKKO HOTELを退散してん・・・。
・・・その後は、
ニューデリーの中心部にある、コンノートプレイスという、
ショップやレストランなどで形成される3重の通りで出来たロータリーを、
ブラブラしながらウィンドウショッピングしたり、ご飯を食べたり。
ちょっと疲れたので、公園で休憩していたら・・・
(・ω・)/ 「ハロー。こんにちはー。」
(。・ε・。) 「ハロー。何かようー?」
(・ω・)/ 「うん。ちょっとさ、耳の中見せてー。」
Σ(・ω・ノ)ノ「えー、やだよー。でも何でー?」
(・ω・)/ 「あのさ、インド何日目?ふむふむ、1週間もいるんだ。
あのさ、デリーも入れてインドはすごい汚いからさ、耳垢がすごい溜まるんだよ。
バッチイ、バッチイだよ。だから掃除してあげるよ。」
(。・ε・。) 「えー、そういってお金とるんでしょー。いらないよー。」
(・ω・)/ 「お金はほんと、払いたいだけでいいからさ。まちょっと、ためしにやらしてみて。」
と、日本式によく似た耳掻きを取り出し、おもむろに僕の耳を掃除する耳掻き君。
(・ω・)/ 「ほらあ!こんなにとれたあ!バッチイ、バッチイね!!まだまだあるよ!!」
と見せてくれた耳掻き先には、
確かに、これまでの人生で見たこともないほどの量の耳垢がっ!!!
Σ(・ω・;||| わあ、すごっ!!
こんなにあるのっ!?!?
・・・・でも、
僕の耳垢って普段カサカサの乾燥タイプなんやけど・・・。
この耳垢は、なんか、松やにみたいに湿ったタイプやね・・・。
・・・てか・・・、
(`・ω・´) (もー!これって、松やにやんっ!!)
(・ω・)/ 「ふふん。どう?もっと汚れてるし、もう片方もやってあげるよ!」
(`・ω・´) 「じゃ、やってみてもらおっかなー。」
(もー!こうなったらもうちょっとやらして、絶対そのトリックを明かしてやる!!)
・・・なんとか、手品師のようなクロースマジックを見破りたい一心で、
結局交渉の末、
片耳50ルピー(=150円)の両耳はディスカウントで75ルピー(=225円)でやってもらうことに。
それにしても・・・、
彼の手はまるで魔法がかかっているかのように、
僕の耳からどんどん、どんどん耳垢(と称する松やに)を取り出してくる。
最初は「もう!詐欺師めー!!」と思ってたけど、
異国での耳掃除はかなり気持ちいいのは確かやったし、
それに、彼のそのマジックハンドテクニックも、途中から面白くなってきたのも事実。
最後のほうには、
( ・(ェ)・) (・・・この芸当を見につけるのに、結構がんばったやろうなー)
と感心するまでに。
陽気で、嫌な感じのする子ではなかったし、
もしデリーに出かけることがあって、コノート・プレースで彼(画像参照:こんな子やでー)に出会うことがあったら、
思い切って、あなたの両耳を、
預けて見るのもよいかもしれんねん。
ただし、
値段交渉は気をつけて。
ホラホラ見てみて!と、見せてくれた「耳かきしてもらった人々の喜びの声」ノートには、
1000ルピー(=3000円)も払ったけど、その価値あり!!
なんて書き込み(日本人の)があったけど、
それは間違いなく、
オーバープライス。
まあ、でもよくよく考えれば
その人が、その価値あり!!と言っている限り、その人にとってはそれが、
適正プライスであることもまた事実かあ・・・。
・・・お昼のNIKKO HOTELのランチ代が、
僕にはオーバープライス、
現地の裕福層には適正プライスであったように、
物の価値は、結局は、その人本人にしか、決められへんもんね・・・。
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さあ、明日はいよいよ
今回の旅の最終目的地、
ガンジス川で有名なバナラシへ移動。
・・・このときまだ僕は、
次の日に起こる、今回の旅行最大のトラブルについて
知る由もなかってん・・・。
-9日目に続く-