町に下りてきました。また明日からは携帯の電波も何もない状態です。
携帯がつながるってすばらしい・・・
久しぶりに町にきたんで、スパイスの入っていないカレー以外の美味しいものを食べよう!って張り切ってつれてこられたのがピザハットでした。
まあ、美味しいけどさー。

以下色々と思ったことを。


・パキスタン人のオペレーターの人は、ピザの注文にもスパイシーで、って頼んでました。
そこまでしてスパイスが食いたいか・・・

・今いる砂漠の石油の施設では料理人はインド人です。
毎日書いてあるメニューが、絶妙でして。
だいたい毎日同じなんですけど

チキン - カレー
フィッシュ - フライ

みたいに書いてあるんですが、後半に入ると

スパイス - ベジタブル
スパイス - ダル

っていうなぞの項目が現れて、最後に

アラビック - ライス

になってます。
スパイスって、調味料の枠を超えて、いつの間にかチキン・フィッシュ並ぶ項目に成長していたんですね。
アラビックとか米のみになってるし。ここ、アラブなのに。

そんな料理人の彼ですが、いつも僕には偉く愛想が良いので、一緒に来てるシリア人からは夜中は気をつけるように言われてます。


・昨日はスーパームーンだったそうで、砂漠でしっかりみてきました。
月はきれいですねー、特に昨日は珍しく午後にちょっと雨が降ったので、砂嵐もやんでいてきれいに見えました。


・地震に関して、海外のメディアの多くが日本が秩序だって冷静に対応していることを賞賛しています。
メディアだけじゃなくて、個人レベルでも言ってくれます。暴動もおきないし、ちゃんと列に並んで待っているし、地震がおきたすぐあとに働いている人がいる、とか。
Mottainaiに続き、新たにGamanという言葉が多く紹介されているみたいです。

以下の人のブログが面白かったのではっときます。この人のブログは面白い。
http://ameblo.jp/scotland/day-20110317.html

どちらかというと、GamanよりはKonjoの方が正しい気がするんですよね。きっと皆心配で不安で堪らないけど、根性で規律とやることを守っている気がする。
この根性を英語で説明できないんで困るんですが・・・
気合と根性ですよ。

・暗いことばっかり書いてても仕方ないので、次からまた気楽なインドパキスタン人と過ごすアラビア滞在記に戻ろうと思います。

・こっちでは、イエメンの報道がかなりされています。海外メディアもCNNは以前日本のニュースも流していますが、ほとんどリビアの情勢を主に伝えています。
今日は、シーシャっていう水タバコ?をしながら、シリア人の人と、どんな政府が良いのか、とかなんでテロが起こるのか、とか。そんなことを結構まじめに質問してみました。
アラブにも色んな人がいて、ほんとに色んな考えがあります。
ここにいると、サウジだけでなくイエメン、バーレーン、アルジェリア、シリア、クエート、色んなアラブの人達と話し会える機会があります。

・特にイエメンの人とは、今はお互いにニュースを譲り合って見る仲です。
おそらく日本はそれど頃ではないのであまり報道されていないかもですが、イエメンではちょっと前のリビア状態になっています。
イエメンの首相を軍隊や各国の大使館たちが見限ってプロテスタント側に着いた状態です。ただ、エジプトのように完全に軍隊が現首相を見限ったわけではないので、下手をすればリビアと同じ状態になるんだと思います。
名前もよく分からんイエメン人と、お互いの状況に共感しています。頑張れイエメン。


・休暇が、3月中に入る予定だったんですけど、どうやら3月中には帰れなそう。
というか、すでに4月後半に予定を入れられている・・・
ということで、いまだ帰国は未定です。
現在、またサウジアラビア北西部の町タブークにきています。

明日から、全く電波もない所で仕事です。
衛星電話のみが頼りなので、間違いなく情報は入りずらいか、全く入らないかのどっちかだと思います。

ほんとにこの時期で仕事なのは、かなり延期してもらおうかとも迷いましたが、僕がテレビの前に座ってたとして役に立つわけではないのでここに着ました。

本当に、何もできないのに不甲斐なさを感じています。


こっちでも皆が心配してくれています。
被災された方には何のなぐさめにはならないのだろうけど、皆が日本が津波において被害を受けたものの地震には耐えたという技術や、暴動などが起きておらず皆が冷静に救援物資などを待っていることなど。
日本の精神を賞賛して、今回の災害について早期の無事を祈ってくれます。


被災された方に本当に早くいつもの毎日が戻ることを祈りながら行ってこようと思います。

食事の話し。


なぜかチームパキスタンからの引き合いが激しいです、最近。
今日の昼は断りきれず、近くのローカル100%のハシって言う、ラクダの子供の肉を米の上にどーんと乗せた料理を食いにいってきました。
もちろん、床に座りこんで手で食うスタイルのお店です。

で、それなりにおいしくて周りでも有名らしく混んでるんですよね。店内は腰の高さぐらいの壁で独房のように?仕切られていて、各自その中で大皿を囲んで座りこんで食べるんですけど。

待ってるとお店の人が順番に呼ぶ、とかもちろんないです。
というか、基本的にいらっしゃいませ何人ですか?とかこの国には存在しないので。
高いレストランを除いて、普通の店は勝手に入って勝手に座って、自分の存在を主張することで初めて注文が可能になります。

でも、お店がここまで混んでるのは初めての体験でした。

もうカオスですよ、完全に。

勝手にあいたところがあれば我先にとかけこんで、大声でお店の呼んで注文します。ブースの周りを客が歩き回ってて、食ってるやつらはやつらの覗き込む視線を受け止めながら手で米を書き込むわけです。

で、座り込むんでみんな靴を脱いでブースに入るんですが、歩き回ってるやつらはみんな普通に靴の上を歩いてくんですよね、蹴飛ばしてもふんずけてもまったく意に返さず。
食い終わったときに俺の靴は反対側の壁の端に転がってました。

僕らは運よく知ってる人がいて、交代でブースを空けてもらって入れたんですけど、でなければ俺は無理だった気がする・・・。

挙句の果てには、食事の後半にいきなり3人組みの現地人が「マーフィームシケラー」(No problemの意味)とか言いながら、ナチュラルに食事に加わってこようとするし。
いや、こっちはムシケラーですから、って思いましたけど。
もう何でもありですよ。

食事は、まあおいしかったような、油がすごかったような、野菜がまったくなかったような。
そんな感じでした。

手でいただくんで、最後は手をあらうんですけど、ここも皆我先にと駆け込むから一苦労で。
しかもおいてあるのは石鹸ではなくて塩。
塩置いてあるところ多いんですよね、効果は?ですけど。


で、夕飯は強制的に隣の棟に住む元パキスタン軍人、現メインテナンスエンジニアの手料理を食いにつれていかれまして。
まー、カレーですよね。
チキン、豆、玉子とあったんですけど。
言わせていただけば、全部カレー。

おいしいんですよ、インドカレーとして。
ただ、チキンカレーを豆のカレーか玉子のドライカレーにつけて食ってるような。
結局カレーじゃん、みたいな。

しかも、やつら完全ウルドゥ語で話しやがるし、テレビはインド映画だし。挙句の果てに今日はタクシーでまで永遠とインド音楽かけやがって。

こいつらは母国を持ってきている・・・


俺は今日はサンドイッチでもQuiznosあたりで食いたかったんですよ。
インド料理、というかまあパキスタン料理?は、いつも昼食堂で食ってるし。

「いや今日の料理は昼とは種類が違うし、同じじゃないんだ。」
って言ってましたけど。
僕にとっては肉でも豆でも仲良くカレーなんですよ。これがどうしても理解できんらしい。
そしたら「日本料理だったみんな寿司じゃん」って言われましたけど、ちげーよ!

そうだとして、たとえば俺が今日はサーモンの寿司だけど、明日はマグロの寿司だから、って言ったら、いや結局寿司じゃん!って突っ込むでしょ?
これはドライなタイプ、とか言ってましたけど。
これは握らないタイプ、って言っても寿司じゃん!って思うでしょ?

というかですよ、色々と違うタイプだとか言ってきますけど、俺はタイプだけじゃなくて根本的に違うものが食いたいわけですよ。
チキンカレー-→タンドリーチキン
の変化なら分かる。

なんで
チキンカレー→豆のカレー
の変化なんですか?後半かえろよ、後半を。

だいたい、じゃあお前らアフリカのタンザニアあたり行ったとして韓国人が沢山住んでて、昼の食堂も料理人が韓国人だから完全に韓国料理で毎日キムチ出てきて、で夕飯に今日は昨日とは違うキムチだし昼間のキムチよりは上等なキムチだから、って言われてさ。
結局キムチじゃん!って思うだろ?って話しですよ。


異文化おそるべしですね。
インド料理がいかんとは言ってない、まあそこは理解してくれてたみたいだけど。
違うもんが食いたかったんです。

はー、取り乱し気味にかきましたけど、食べ物はやっぱりストレスたまりますね。
明日はより力強く断って好きなもん食おうと思います。

毎度の仕事帰りに、Ram君と一緒に、いつものインド人のドライバーが運転するタクシー乗り込みまして、
「何食う? どうする?」
的な会話を繰り返してたわけです。
で、もうプレイヤータイムも近いし、これは近くで食うか、ということになりまして。
近くのガススタにくっついてる、もう地元感が隠してもあふれ出てるインド料理やに向かいました。

ぎりぎりまだ空いてるって感じの時間で、とりあえず中に入って、まあもう腹減ったしここで食ってくか、って話しになり。

食ってきました、3人で、タクシーのドライバーと一緒に。

なんでタクシーのおっさん、まあ確かにほぼ毎日呼んでますけど、なんでナチュラルに合流してるんですか?
まあ妙に飯食う話しに参戦してくるなーとは思ってたんですけど。
まあ、もうこんなもんかーと。日本だったら絶対ありえんなー。
むはや自然に受け止められちゃいましたけど。


まあ、それで、店なんですけど、皆テレビにくぎ付けです。
それもそのはず、ご存じのとおり現在クリケットワールドカップ予選ブロックが一部の地域を除く世界で絶賛放送中です。

今日のゲームはインドvsイングランド、もうお店の人も注文そちのけでテレビの前に集まってます。


クリケットですけど、まあ要はベースが2つしかない野球みたいな感じを想像してくれればOKです。
お互いのチームが300球ずつ投げ合って、どれだけ得点取れるか競います。
ホームランは6点、ゴロでフェンスに当たれば4点、あとは打ってからボールより先にベース間を走れば1点です。


で、ゲームももう終盤でして、イングランドがインドに21点差、残りは10球まで来てました。つまりは接戦な訳です、頑張ればイングランド逆転できるし、インドも頑張れば守りきれる。
野球と違ってバットが平べったいので結構ホームランが出るんですよ、ホームランで一気に6点なんでで、非常に微妙な点差なわけです、どっちが勝つか分からない状態。


そんな中、イングランドの選手がホームランを打ちまして、お店が盛り上がります。

そう、皆イングランド応援してるんですよ。
インド応援してんじゃないの?って顔してたら、Ram君が一言、
「やつら皆パキスタン人だから。」


言ってみれば、イギリスにおけるサッカーのイングランド対スコットランド、ラグビーにおけるNZ対オーストラリア、日韓戦みたいなもんらしいです。
パキスタン人は、皆アンチインド。
チャイを片手に、インドが負ける様を今か今かと待ち構えてます。

店内はインド応援したら確実に殺られる雰囲気をかもしだしてます。
そんな中、当然インド人の友人と、タクシードライバーはインドを応援。それに加えて、日本から来た戦うお坊さんルックの3人がインド料理食ってる訳です。
ものすごい緊張感だった・・・

そんな中、またゲームが初心者にも分かる程に良いゲームなんですよ。

ついにボールは残すところ後1球、点差はなんと2点差。
ホームランか、もしくはとにかく打ってランナーが1往復すればイングランド逆転勝利、のところまできました。

お店の中の緊張感も最高潮に達します。
もちろん、インドから来た友人とタクシーの運ちゃんも食い言ってます。お店の人も完全に働いてません。
やばい、これでインド守り切っちゃって、二人がはっちゃけたら俺も殺される・・・


運命の一球の行方はいかに・・・



で、結局ゲームはまさかのドローでした。イングランドのバッターが振りぬけず、ただ一応打ったんで一点だけ取って、ドロー。
300球ずつ、投げて打って、まさかの同得点はめったにないらしいです。

お店も、なんか気が抜けて、気のせいかテレビの中の選手も拍子抜けした感じでした。
まあ、最後にイングランドのバッターが振り切らなかったのが残念だったなー。まあトーナメントらしいから。


ということで、何とか無事に抜け出せてこれました。


一部を除く世界で、なんてちょっとふざけて書きましたけど、クリケットは結構色んな国でメジャーです。野球よりメジャーなんじゃなかろうか?

こっちの特にパキスタンの人たちは自嘲気味に、ある意味アウトローだぜ、みたいな気持ちもこめて?自分達の世界を第三世界って自分で呼ぶんですけど。

クリケットが人気なのはこの第三世界で、チャンピオンズリーグ見てるアラブ系の人とか、とかく馬鹿にしがちです。サッカーじゃないの?みたいな、半分馬鹿にした言い方でクリケットを語る人が多い気がします。

でもインド、パキスタン、バングラディッシュ周辺の人々の熱の入り方は、ヨーロッパのサッカーに対するそれとまったく変わらないです。
どこが「一部の地域」に該当するかなんて決まってないですよね。

以下にも第三世界のスポーツのクリケットですけど。
インドの名前も知らんピッチャーが投じた最後の一球、あの時に感じた緊張間は、
野球における9回の裏・満塁2点差・2アウト、カウント2-3からの一球、
サッカーのロスタイム1点ビハインドのチームのコーナーキック、
アイスホッケーの2対3で残り1分のパワープレイ
と同じものを僕は感じました。

ビール片手におしゃれなパブ、じゃなくて、チャイ片手に地元のインド料理やでブラウン管の小さなテレビの前でしたけど。

スポーツってすげーなーと、そして自分もスポーツをやってて良かったなーと。
そんなことを考えながら、インド人の友達と、もはや友人と化してしっかり飯までおごる羽目になったタクシーの運ちゃんとともに、バーレーンラジオで流れるハウスミュージック聴きながら帰ってきました。


明日も働くかー。

今日は、サウジアラビアの王様の手術が成功して帰国したのでサウジアラビア人はお休みでした。
なんだそれは・・・


そして、今日のびっくり知識ですが、サウジアラビアにはイスラム教の宗教省みたいなのがあるんですが、そこでは魔術を取り締まる機関があるらしいです。
それだけならまあ、サウジだしおどろかないんですけど。

なんと、宗教省では魔術にかけられた際にどうすればいいのか、相談を受け付けております、お電話で。


そんなアナログナ内容を、電話でしちゃって良いんですか?

で、実際にそうっぽいと調査されて魔術師認定されると死刑だそうです。
しかも実際に結構摘発されてるらしいです。

すげーよ、サウジアラビア。

てか魔術をかけられた人が実際にどんなアドバイスされてるのか、ものすごく気になるところではあります。
日本だったらまず間違いなく心の病院ご紹介になりますね。