ピーチネクターが市場から消えたので、ブルー入ってます。
賞味期限なんて、どうでもいいのに。
目くじら立ててマスコミと一緒になって「不二家ひどい」とか言ってる人たちの中に、「私は普段から賞味期限を守っていて、1日でも期限の切れた牛乳は絶対に飲まない」なんていう人は、どれだけいるんでしょうか。
もったいないとか、食べ物を大切にしましょうとか、そういった声とは矛盾したものです。
だいたい、賞味期限や品質保持期限、消費期限という食品の規格は全く画一化しておらず、消費者にとっては全く分かりにくいものになっています。これは管轄する省庁がそれぞれ違うことから、こうなっているんです。まさに、縦割り行政の弊害なわけです。
これらの規格は、何か食中毒的な問題が起きたときに「賞味期限を守っていたのに!!」という声が消費者側から出てこないように、本来あるべき期限よりもかなり厳しく設定されているらしいんですね。
つまり、大企業や所轄官庁の免罪符として、裏を返せば食品の安全に関する問題の責任を消費者側に転嫁するための便法として用いられている側面が大きいのです。
結局、消費者側は、自己責任で食品の安全を考えていかなければなりません。
これは、狂牛病の問題などにしてもそうでしょう。トレーサビリティなんていっても、どこまで本気でやっているかなんて、疑わしいものです。
いずれにせよ、最近の食品の問題に関しては、うるさすぎるな、という印象であります。
マスコミが問題視していることを全て取り入れていったら、何も食べるものはなくなります。
牛肉は狂牛病、鶏肉は鳥インフルが危ないから、魚は水銀が溜まっているから、野菜は農薬がかかっているから、加工食品は有害な添加物が入っているから、大豆等の穀物は遺伝子組み換えかもしれないから、という理由で食べないという選択をしたら、もう、自給自足しかないですよね。
この問題に関してはもう一つ。 スケープゴートにされた不二家以上に、企業のコンプライアンスに関する暗い問題が横たわっています。
不二家の問題が発覚して2,3日くらいの頃から、立て続けに何社かの大企業が、「うちも実は賞味期限切れてました」っていうカミングアウトをやりましたよね?
あれらの大企業には、「不二家で世間が騒いでる今なら、うちの事はあまり問題にされないかもしれないだろう」という打算と、「もしかしたら、自発的にカミングアウトしてなかなかいい企業じゃないか、という高評価まで得られるかもしれない」という打算が見え隠れします。
この打算はほぼ成功しています。これらの企業を取り上げているマスコミなんて、ほとんどありません。
この汚いやり口こそが、本当に問題視されてしかるべき問題なのではないかと思います。