Kのこと | キレイパン日記

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★日々の感じたこと(愚痴含む)・息子の成長・大事な旦那様のことなど、いろいろなことを思うがままに駄文で書き綴ります★

流産手術をしてから、ある男の子のことをよく思い出します。




私が就職してた工場に、3年後輩で入社してきたK。うちの会社に入社してきた男の子は、


基本的にみんな、生産現場の方に回されます。Kももちろん、現場の方に回されました。


当時私は、生産現場に密着した課に所属してました。


現場のパートの方々はもちろん、現場担当の男性社員とも相当仲がよかったと思います。


Kとももちろん、仲は良かったです。なんとなくウマが合うというか、Kの方からわからないこと


などを積極的に聞いてきたりして、弟のように可愛がってました。

だからと言って、特別扱いはしてないし、恋心も抱いていませんよ、決して。


でもやっぱりいろいろある社会人。社会人1年生のKも、仕事のこと、人間関係のことで


いろいろ悩むようになり、私も相談を受けるようになりました。


このころのKは、まだ仕事に対しても前向きで、励ましたら「頑張ります(`・ω・´)ゞ」と言って


頑張ってました。



その翌年。


私は本社工場へ異動しました。現場に密着した課から、社外会議や商品開発がメインとなる課へ。


もともといた工場にはなかなか行く機会もなくなり、忙しさからなかなかKと連絡をとることも


なくなりました。それでも、年賀状と暑中見舞い、誕生日にはお互い近況報告をしてました。


愚痴を言える人がいないのか、Kはだんだん欝っぽくなって来たと、工場にいる同僚や後輩から


聞いて、私も何度かメールで話を聞いたり励ましたりしてました。でも相当しんどいらしく、


以前のように「頑張ります(`・ω・´)ゞ」との言葉は聞けませんでした。


そして翌年、Kは工場を辞めて、別の会社に就職しました。


その報告も本人から受け、何度か手紙のやり取りは続いてました。


新しい会社も大変そうだったけど、前向きに頑張ってる姿が伺えてホッと安心してました。





そして私が妊娠して会社を辞めることになった6月の誕生日。


毎年来ていたKからの手紙もメールもなくて。


でもその時は「あぁ、忙しいのかな?頑張ってるな~」くらいにしか思いませんでした。


翌月の末、後輩の女の子とお酢意食事に行った時に「K、元気してるかね~??」なんて、


話題にしてました。


8月のKの誕生日に、いつものようにバースデーカードを送りました。


誕生日の4日後。ポストにはKのお母さんからの手紙が入ってました。


ドキドキしながら読み進めていくと・・・








「Kは4月○日に亡くなりました」









びっくりしたと言うか、悲しいと言うか、なんと表現したらいいのか・・・。


25才という若さでした。亡くなった理由を知る術はないので、今も何故亡くなったのかは分かりません。


ただ、Kがこの世にはいない・・・その事実は、今も私の心の奥底にはあります。


特別な存在とか、恋心があったとかじゃなくて、私の身近な人で初めての別れだったから、奥底に


あるんじゃないかと思います。

父方の祖母も2年前に亡くなりましたが、ほとんど面識がなかったのでなんというか・・・いまいち・・・



最近になって、Kのことを思い出すことがあるのが何でなのか、理由は分かりません。


流産したあーちゃんが関係してるのかな?


もしかしたら、お空であーちゃんが「Kお兄ちゃんに遊んでもらってるよ、大丈夫だよ」って


教えてくれてるのかな?






なんだか、取り留めのない思い出話に付き合っていただき、ありがとうございました。






キレイパン