夫を彩る色が褪める時
た だ い ま
にぉ初めての音楽会、とても素晴らしかったよ。
ルー君が、ひとり寝ている、酒臭いお部屋へ
笑顔で戻れる勇気がなかったから、
お友達を招いたよ。
これは、アタシの問題じゃない。
にぉとルー君、男同士の約束。
『絶対来てね!』
『行くよ~楽しみだよ~』
何日も前から、何度も繰り返し約束していたのを、
ミロちゃんは聞いてたよ。
きのうの夜も、飲み会中のルー君が気がかりで、
にぉは、2回も電話して
『あした音楽会だからね!絶対来てね!』
って確認してたよね。
そして、朝は・・・半分泣きながら・・・
怒りながら、必死でルー君起こそうとしてたよね。
そういうのを全部、となりで見ていたミロは
妙に冷静で、冷めてます。
こういう瞬間の感情が、結婚する時には妙に鮮やかに彩られていた、
ルー君への感情を色褪せさせていくのを かんじる。
今から、宴会だよ。
大丈夫。
アタシの溜飲は下がってる。
むしろ上がってもいなわ。
キッチンにルー君がちょっと苦手な グロリオサ沢山飾ってあるもんね。
きのうの夜、ルンルンでツリーも出して
キラキラしてるもんね。
大好きなヨックモックの素敵なパッケージ入りの
お菓子いただいてあるもんね。
嬉しいこと沢山。
ニコニコにならないわけがないもんね。
色褪せて冷めてく気持ちと裏腹に、きらびやかな今日。
さて、宴会準備。
にぉとルー君の男同士の対話、酒のつまみに楽しんでやるわよ。
みなさんも、よい週末を。


