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こんにちは♪久しぶりにコラム風の記事を書いてみました。文がすごく長いので読み飛ばしてくださってOKです。今回も大したことは書いていませんので、お時間のある方だけ軽く読んで下さいね
 

先週の日曜美術館で70~80年代に活躍した建築家&インテリアデザイナーの倉俣志朗さんの特集だったんですが、とっても良かったです。見た方いらっしゃいますか?

3/10までNHK+で見れますので、デザインとかが好きな方や盆栽含めて何某かの創作活動をされている方に是非見て欲しい番組でした

 

現在は富山県の美術館で倉俣志朗作品の展示会をやってるみたいです。近くだったら見たいですねー。遠すぎです😭

 

倉俣氏の代名詞になってるこの椅子。ミスブランチは「欲望と言う名の電車」っていう小説に出てくる虚飾に満ち溢れた人生だったブランチさんという女性から取られたそうです。なので敢えて造花が中に入ってると聞きました。透明な部分はアクリル樹脂で出来ているそうです。

 

この椅子の製作にかかわった女性のスタッフさんが倉俣氏の言葉に「デザインはWeではなくIで良いんだ」と言っていた事が印象的でした。私もWeではなくてIのアート指向な盆栽も作ってみたいと思っていたりします。

こちらも倉又さんの代表作のハウ ハイ ザムーン

工事現場とかで使うような金網で出来た椅子♪自由で独創的ですね。
私はいつも盆栽はArtというより伝統工芸に近いと言っていますが、様式がしっかりした世界なので多くの著名な盆栽作家さんもアーティストというより伝統工芸士に近いと思うんですよね。(様式=樹形や根張りや鉢などの価値が高いとされるスタイル、形式が定まっていて自由度は少ないイメージです)芸術家と職人さんの中間みたいなイメージでしょうか。そこを理解しつつも、少し自由な作品も作ってみたいと前から色々想像しています。実際ちょっと枠から外れた盆栽も作ってみたりもしています。

本格的な盆栽愛好家さん達から「だったら盆栽と名乗るな」って怒られちゃいそうですが、最近はまさしくその通りと思うんですね♪以前からもっと盆栽が自由なのも面白いのでは?と発信していますが、伝統的な盆栽の破壊みたいに捉われやすいので、そもそも盆栽と名乗らなければOKなんだと思います。そのうち盆栽の培養技術を利用した高いレベルでの「生体樹木アート」的なものが生まれたりして( ^^) _旦~~

誤解されやすいのですが、私も伝統的な普通のスタイルの盆栽が一番好きです。その上で自由な分野、ジャンルがあって色々な人が参加するようになった方が面白いのでは?という派ですね。でも盆栽は型に捉われた古臭い趣味なのではなく、型にはまった伝統的なものだから盆栽なのかもしれません。形を変えたり先鋭化させてまで裾野を広げて普及させる必要はなく、本格的な盆栽は古臭いまま伝統工芸的に一部の盆栽作家さんと一部の余裕のある趣味家、もしくは一部の熱心なマニア層によって保存されるべきものと言えるのかもしれません。

何年か前にバレエダンサー&ユーチューバーのヤマカイさんが、バレエダンサーヒューマさんに批判され論争になりましたが、少し構図が似てるかも。ヤマカイ氏はウチの娘達もファンですが、人気アニメをバレエで表現したりバレエの裾野を広げるのに物凄く貢献した人だと私は思いますが、ヒューマ氏に言わせると「あの様な動画を作ってまでクラシックバレエの裾野を広げる必要はない」という感じですごく揉めたんですよね。(以前は注目させるためかヤマカイさんとネレアさんの動画のサムネイルが少しセクシーな感じだったりしたんですね。ヒューマ氏に的には再生数&お金稼ぎの卑猥なバレエ動画と受け止めてた感じ)ひろゆきなどバレエ関係以外の人もふくめて論争を呼びました。

ヤマカイさんのチャンネル。バレエ以上にユーチューバーとして才能ありますよね。とても面白いです♪

こっちがヒューマさんのチャンネル。ひたむきにバレエをやってる感ありますよね


最近は平尾成志さんの盆栽やBJRさんの鉢みたいに、かなり斬新で美しい、今までの枠からはみ出た様に感じる盆栽や盆栽鉢も出て来ています。ただそれらは盆栽と盆栽鉢の大きな枠の中にはある気がします。もっと倉俣さんの作品みたいな強烈なI(アイ)で創ってしまっていてしかも美しい作品♪そんなのが出てきたら興味深いですよね。伊万里や景徳鎮に影響受けたマイセンやロイヤルコペンハーゲンみたいな感じで、影響を受け練り直されて再構築された文化みたいな感じの盆栽ではない何か(※何かが何なのかは私の様な凡人には解りませんがww)

ミスブランチは2022年のニューヨークでのオークションで516600ドル(6800万円)で落札されたそう。今の為替だと7750万円くらいですかね。とんでもない値段ですね(・_・;)この椅子はコクヨ社の協力で作られたそうです。1987年に当時のコクヨ副社長が建築家の安藤忠雄氏を通して倉俣志朗氏を紹介されて、家具デザインの見直しを図る中で今までにないデザインの椅子として倉俣氏が提案をして出来たそうです。手作りだったこともあり、当時1脚200万で売り出されました

56脚つくって打ち切られたのですが(倉俣氏が56才で亡くなったからと聞きました)後に18脚だけ再制作されたそうですが、それでも100脚も存在しないのでとても希少な椅子ですよね。多くは美術館とかで所蔵されているみたいです。アームが波打ってる試作品は現在もコクヨにあるそうですが、そちらは世界に1脚しかないので、多分億は超えるでしょうねー

 

番組で言っていましたが、この椅子は日本で発表しても全く反応がなかったらしいですが、パリで大変な評価を受けて日本では逆輸入みたいな感じで評価されたみたいです。盆栽と同じで、海外の方が評価が高かったんですね(*‘∀‘)
 

倉俣氏は批評もされず評価もされないという無反応な日本のデザインシーンを嘆いていたと番組で言っていました。有名デザイナーでもそんなことあるんですね( ;∀;)その点今はブログやSNSで発信出来て反応も貰えて楽しめますね。私の様な素人の盆栽でもブログやツイ盆展、インスタなどで反応が貰えるのでとても楽しいです


ところで昨日はガッツリ雪降りましたね...

棚場にも雪がどっさり。雪かきで腰痛くなりました

ムロの中は余裕ですねw

水槽の中だけ常春です♪超余裕w

寒そうでしょw

 

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