五月二十六日

 『御霊と智慧とにて満ちたる令聞ある者七人』(使徒行伝、六ノ三)

 會計及び事務遂行の委員の資格として、十二使徒が推薦するところは此れである。

第一に『御霊』である。

如何に物質的な仕事でもクリスチャンが為す仕事である以上それは先づ『御霊』の御指導によつて為されなければならない。

『御霊』に導かるる人であってこそ始めて金銭を捕へて神の僕とすることが出来る。

次に『智慧』を要する。

いかに信仰があつても頭がよくなければ仕事は出来ない。

教會人の中に度度信仰を偏重して教育や知識を貶す人のあるのは大きな誤りである。

第三に『令聞』である。

世間態を恐れる人や賣名の人はいけないが、自分の周囲に香気を漂はせる様な人がよいといふ意味である。

殊に教會の會計の任務に當る人は教會の一般から善き評判を受けて居る人がよいといふのであつて、後の二つ『智慧』と『令聞』とを条件としたのは十二使徒が信仰気狂ひでなく常識に富んだ人である事を示してゐる。

 (祈禱) 神よ、我らの信仰に智慧を與へ、、我らの智慧に信仰を與へ、信仰と常識との調和を與へ、一切の行為、一切の仕事を悉く汝の御霊もて導き給へ。ア-メン