皆さま、おはようございます。
7月3日、木曜日の朝です。
今日は既に会期が終了した友清大介さんの個展「友清大介展 twilight」(於 SASAI FINE ARTS)について、紹介したいと思います。(会期 6月13日(金)~28日(土))
友清大介さんは、2012年広島市立大学大学院芸術学研究科博士後期課程修了後、スペインにわたり、2015年スペイン・セビリア大学美術学部大学院 Idea y producción を修了されています。
私は、2018年にグループ展で初めて友清さんの作品を拝見し、2019年の第95回記念展以降出品されている白日会展をはじめ、私にとっては作品を拝見する機会が多い作家のお一人です。
友清大介展に伺ったのは、6月27日(金)の午後、会期終了日の前日の午後でしたが、ご本人が在廊されており、お話を伺いながら作品を拝見することができました。
それでが、作品の一部をご紹介します。
「風」30F キャンパス 油彩
白波が打ち寄せる海辺に立ち、髪を手で押さえる女性が描かれています。
髙めの目線から、俯瞰した海のうねりや、打ち寄せる波の白い表情、そして、髪を掌で軽く押さえる女性の姿に海の「風」を感じることができる作品です。
「薄明の海辺」100F キャンパス 油彩
薄明の海岸、波打ち際に横向きに横たわる女性が描かれています。
前出の「風」という作品と同じような海岸ですが、こちらの作品は静けさを感じます。
絵の右側の空が薄く明るくなっており、友清さんが住まれている江の島付近の海岸であれば日没の薄明であると思われます。
この作品は、今年の第101回白日会展に出品された作品であり、卓越した表現力に驚かされると同時に、「薄明」の海の景色に静かな情感が込められてることを感じることができる作品ではないでしょうか。
「藤の咲く頃」6F キャンパス 油彩
藤の花が咲く緑を背景に、女の子の後ろ姿が描かれています。
首筋や髪にあたる光の表現が、女の子のあどけなさを見事に引き立てています。
私は、この作品を拝見して、まるでイギリスの18~19世紀のレイノルズやミレイの少女画を感じたので、友清さんにどこで描かれたのですかと伺ったところ、近くの公園で遊ぶ少女を題材に描かれたとのことでした。
スペインで絵を学んだ友清さんの中に、西欧の絵の伝統が息づいていることを感じた作品です。
「May bloom」8P キャンパス 油彩
「May bloom」5月に咲く花、正にこの時期、最も美しい薔薇を題材にした作品です。
友清さんのお話では、この作品は江の島の薔薇を題材にしたとのことでした。
「roses」6F キャンパス 油彩
この作品は、友清さんの家で鉢植えで育てている薔薇を描いた作品とのことでした。
庭で薔薇を育てている私としては、この薔薇の作品を通じて、友清さんと薔薇談話が盛り上がりました。
その他も女性の肖像を描いた数点の作品のうち、こちらの作品を紹介します。
「portrait Y」6F キャンパス 油彩
以上、卓越した表現力に裏打ちされた落ち着いた作品を堪能できた友清大介さんの作品展でした。







