休日は生憎の雨と思いきや雨が降らないようだ
しかしこの梅雨の時期天気は不安定
遠出して雨が降るのは非常に嫌だ
どこへ行こうかと思った時にあの離島が頭をよぎる
あそこならオサムシもいるしクワガタもいる
昨年行ったが今年はまだ行っていないし目的も違う
仮に雨が降ったとしてもまだ許せる距離
思い立ったが吉日
準備してあの離島へGO

来たのは志賀島
志賀島は漢委奴国王印(金印)が発見された島として有名
だが志賀島はそれだけでなく陸繋島としても有名で厳密には離島ではなく半島らしい
砂地で繋がっているがこの繋がっている部分をトンボロというらしい

早速島内へ
路面が濡れてるが草木は乾いている

小川をチェック
アカテガニがいるかと思ったら何もいなかった
前回はここでサワガニを採集しているが今回はスルー

島の中心部へ進む

今回はトラップを仕掛けないので側溝を見ていく

しばらく進むと良さげな木が
樹皮が違うような気がするが葉を見た限り確かクヌギだったはず
ウロがたくさんあったのでチェックしたらヒラタクワガタがいたので採集
ヒラタクワガタも撮影しようと思ったら島民のおじいさんに話しかけられて撮影できず、、、

というわけで帰宅後撮影(笑)
志賀島にはコクワガタ、ヒラタクワガタ、ノコギリクワガタがいるらしい
コンプリートなるか

おじいさんの猛攻が終わり(怒られたわけではない)気を取り直して今度は倒木をチェック

ガロアケシカミキリ(Exocentrus galloisi)
交尾個体を採集


潮見公園に来てみた
曇っているので景色は良くなかったので割愛
周りの草木を見ていく

クズノチビタマムシ(Trachys auricollis)

ラミーカミキリ(Paraglenea fortunei)

マユタテアカネ?だっけか

ニイニイゼミ(Platypleura kaempferi)
これはちょっと嬉しい

潮見公園をあとにして林道を突き進んでいったらまさかの通行止め
迂回しなくては

ヒメスズメバチ(Vespa ducalis pulchra)
アシナガバチを捕食するため他のハチよりも遅く冬眠から目覚める
そのためこの時期でもまだ飛んでいるのはワーカーではなく女王だった

この島でも廃墟は目立つ

そんな廃墟の手前のフェンスにはアカガネサルハムシ(Acrothinium gaschkevitchii)
いつ見ても美しいハムシだ

ここは灯火に良さそうだなぁと思い車を停めたら足元に何か昆虫の姿が
ヒラタシデムシかなと思いスルーしようとしたら何か異なる事に気づき直ぐに手を伸ばす

なんとオオオサムシ(Carabus dehaanii dehaanii)
2024年6月30日訂正、ヒメオサムシ基亜種
(標本にしようとよく見たらヒメオサムシだった。オサムシ図説によるとオオオサムシは志賀島には分布していない)
まさか採集できるとは思わなかった
越冬個体だからかこの島の変異なのかはわからないが艶消しブラックでカッコいい
これは嬉しい

近くの水田で何か水生昆虫がいないかチェック
大量のスクミリンゴガイがいるだけだった

ん?何かが歩いてる
カメかなどうせアカミミガメだろうと思い眺めていたらどうやら違うようす
なんとニホンイシガメ
ずっしりと重い立派なメス
体高もありこれは放たれた個体ではないだろう
連れて帰ろうかと思ったが冷静になりリリース


オサムシにイシガメに運が良い
ルンルン気分で車を走らせる

すると際に良さげなクヌギがあったので蹴りを入れるとノコギリクワガタが降ってきた
その時前方から車が来たので落ちてきたクワガタを回収し直ぐに車へ

そのあたふたしてる様子をキノコにずっと見られていた



クワガタもオサムシも僅かではあるが採集できたのでまた金印公園へ
前回行った能古島が目の前に
また行くぜよ

金印のレプリカ

印判
観光していたらついに雨が降ってきたのでここで終了
今度はトラップを仕掛たいな