梅雨入りした福岡
幸運な事に休日が唯一の晴れ?のようなのでこれを逃さず採集へ

場所は福岡市から見える能古島(というより能古島も福岡市)
身近なリゾートアイランドとして福岡市民の憩いの場として知られる

過去に冬に一回オオオサムシ採集へ行っているが見事に失敗
今回はオオオサムシを狙うというよりどのような昆虫がいるのか気になるので向かう


能古島へは格安の片道230円
往復切符を買っていざ船着き場へ

天気良好気温は暑い

いざ能古島へ!
船には観光目的の方々が多く外国の方も多々見られた


能古島の船着き場に付いて少し歩くとカミキリの痕跡が
主は見つけられなかったが期待が持てる

皆はキャンプ場や観光施設のある方向へ行くがこちらは森の方へ

やたら自身のある看板を背にどんどん進む
気温が高く汗が噴き出す

歩きながらと昆虫を探していると葉先にカミキリムシがいた

ナガゴマフカミキリ(Mesosa longipennis)
粗朶場の常連カミキリ

クズノチビタマムシ(Trachys auricollis)
クズの葉にたくさんついていた

草むらから鳴き声が聞こえたたのでそれにつられて草むらへ
犯人はニシキリギリス(Gampsocleis buergeri)
分布域としてはニシキリギリスだが雰囲気が異なる気がするのはプラシーボ?
そして成虫の発生少し早くないか?

そんな事を考えている側でネムノキが可憐に花を咲かせていた

能古島はカブトムシやクワガタでも有名らしい
あちこちで樹液が噴き出した木が目立つ
何かいないかと昆虫を探しているとたくさんの昆虫がいた

カナブン(Rhomborrhina japonica)

オオスズメバチ(Vespa mandarinia japonica)のワーカー
晩春から初夏に欠けてのワーカーは小さい事が多い
女王がイチから巣作りしながら子育てもするので小さくなってしまうのだろう

歩き始めると側溝があったのでオオオサムシがいないか見てみるが昆虫の姿はなし
ミミズ類が少ないのが気になった

更に歩いて別の樹液場へ
するとノコギリクワガタの頭が多数落ちていた
そしてどれも大型個体ばかり

カラスが多いので皆食べられてしまうのだろう

クロコガネ(Holotrichia kiotoensis)は溢れるほどいるのに

採集の休憩に観光も
これは冬場にも行った行けない古墳

元々能古島には鹿もいたのか

崩壊してしまってるのは修復中なのだろうか

気温が30℃を超えるなか歩くのは何ともしんどい
途中自転車に乗った美系ギャルズが羨ましかった

途中でハナムグリを追加

倒木も見てみるが何もいない

山頂へ到着
ニイニイゼミが鳴いていたのは驚いた
ここで昼食を取り休憩

近くではアカガネサルハムシ(Acrothinium gaschkevitchii)が複数
いつ見ても美しいハムシだ
よし先へ行こうと思い歩き始めたらカミキリを発見

ゴマダラカミキリ(Anoplophora malasiaca)
最近お騒がせのツヤハダゴマダラカミキリでなくて安心
個人的に一番好きなカミキリ

マスダクロホシタマムシ(Lamprodila vivata)
飛んでいたところをネットイン

ラミーカミキリ(Paraglenea fortunei)
これもフラフラ飛んでいたのでネットイン

日向は暑いので日陰を選んで歩いていたらショッキングな光景に遭遇
気付いたのだが樹液が出ている木の上には必ずカラスがいた
これはある意味指標になるかも


それでも欲しくて捲れをチェック

いましたいましたヒラタクワガタ
このあと複数の捲れから複数採集
個体数は多いようだがより確実に採集するには夜に来ないといかないかも
噂だが能古島のヒラタクワガタの大型個体はツシマヒラタのように大顎が長いらしい

ノコギリクワガタも何とか採集

イノシシも多数いるそうなので遭遇するかもと思ったが遭遇はしなかった

最後にオオキンカメムシを採集して能古島採集は終了

身近で行きやすい離島だが目立つ昆虫はいなかった
ここはやはりオオオサムシを採集したい