タイトルとは名ばかりの採集記録というよりドライブ記録です笑

先週の石起こし採集は数種類は採集できたものの目当てのセアカオサムシは不発に終わった
そして初めてではあったものの石起こし採集というのをイマイチ理解習得出来ていないモヤモヤ感

ここは通いつめるしかないと思い習得に向けてまた行ってみることに

今回は夜明け前に到着して夜明けとともに行動を開始
そしていつも通り採集禁止地区や立入禁止地区を徹底的に調べて望む

採集者の常識ではあるが重要


ちなみに今回も風景は全て採集ポイントとは関係ない場所で撮影しておりますので勘違いのないようにお願いします笑

予め調べたポイントへ急ぐ
朝あんなに晴れていたのにあっという間に雲に覆われた

と思ったら晴れたり
石起こし採集は天気は全く関係ないので良いのだが
しかし美しい原野の光景
立入禁止にしているからこそ保てるのかもしれない

タヌキさんも顔を出した
この後夜にかけてシカやイノシシ、ウサギやイタチ、テンといった動物がたくさん見られて天然のサファリパーク状態だった

今回は石起こし採集と併用してとある昆虫の採集もチャレンジ
というわけでいったん阿蘇くじゅう地域から抜け出し熊本市付近の森へ
狙いの昆虫の生息場所はこのように薄暗い森の中
そしてたくさんの動物がいることも重要


関東のマムシグサとは違うような気がする
この類は地域ごとに変異があるからわかりません

本題に戻って誘引剤はこの臭豆腐
瓶からも漏れるほどの悪臭
そして手に付くと臭い取れません
失礼発言だがこれでもちゃんとした食べ物なのだから驚き
世界は広いねぇ


これを開封して周りにサナギ粉
わかる方にはわかるトラップ
臭豆腐は持ち帰りしやすいように瓶から出さないようにした
車内でこれの臭いは、、、

トラップを設置して直ぐに飛来してきたオオセンチコガネ(Phelotrupes auratus)
あれ、コイツが来たということは設置場所間違えた??
とりあえずこのまま設置しておいて石起こし採集に戻ろう

戻る途中で見た景色
もう春ですね

しかしまぁプランをミスった
思ったより距離が遠く数時間のタイムロス

阿蘇山もくっきり


途中でタラノキを見つけたがネジロカミキリの姿は無し

やっと戻ってこれた
石起こし採集を学ぼう


起こしてもヤマナメクジやヤスデ、ムカデのみ

時々ニホンカナヘビ

何故かサワガニも
いくつかのポイントで石起こしをしてみたがオサムシは愚かゴミムシすら出てこず
場所の選定が間違ってるのかなぁ
難しい、、、

今回も不発に終わってしまった
石起こしが失敗に終わり課題が増えてしまった
この後トラップを回収し臭豆腐は厳重に包んで持ち帰ったが車内に臭いが立ち込めるアクシデントがあったのは君と僕との秘密だ

この後は灯火採集の予定
トラップを設置した付近までまた急いで戻る&トラップの回収
暗くなってきたので急いで向かう

温泉街付近で見つけたコケ蒸した崖に書かれた芸術
天空の城ラピュタのロボット兵

風の谷のナウシカの王蟲

となりのトトロのトトロ

千と千尋の神隠しのハク
ジブリが好きな人が書いたのかな

更に途中で見つけた土場
時間的に中途半端なので何もいなかった

すっかり暗くなってしまったが目的の場所に到着しライトオン!

しかしスプリングエフェメラルは飛来せず
小型のガが数種類飛来したのみでおわった
来たのはアカハラゴマダラヒトリ(Spilosoma punctarium)が殆ど

今回はちゃんと腹部を確認しました
同定バッチリです

帰り道別の土場を見つけたので確認
スギカミキリやビャクシンカミキリとかいないかチェックしたがゴキブリがいたのみ

今回の採集でも石起こしは失敗
土場も中途半端で終わってしまった感が強く不完全燃焼

しかしトラップでは目的の昆虫が採集できたので良しとしようか
そう狙っていたのはレインボーセンチ
九州にいるからには是非とも見てみたい種の1つだった
時期的に早く誘引剤もアレだったため個体数は少ないが色とりどり来てくれた
もっとたくさん採集して集めたいがなかなかねぇ

採集結果
レインボーセンチ
ウスヒョウタンゾウムシ