先週の雪は首都圏ではそうでもなかったが我が家近くでは10センチ近く積もった
だが翌日は小春日和で雪はあっという間に溶け何事もなかったかのようになった

山梨はもっと降ったであろうがこの様子なら行っても問題ないだろうと判断
まだ見ぬオサムシを求めて山梨県へ


雪道進むよ禰豆子号
主要道路に雪はなかったが林道はご覧の雪景色
スタッドレスを履いているので問題ないが轍に車輪がハマるのは苛立った

雪のない所を選んで捜索開始


良さそうな崖はあったが立地が良くない
一応掘ってみたが何も出ず
そして凍結しているため掘るのに一苦労


そうなるとどうしても材割りしてしまう、、、、


いましたいました


ヒメマイマイカブリ(Damaster blaptoides oxuroides)
藍色の美しい個体

クロナガオサムシ(Leptocarabus procerulus procerulus)
これもお墨付き

手前が程よく朽ちた材
オサムシ確定と思いピッケルを一打


するとクワガタがでてきた
しかしこれは松の木なので一瞬困惑
勿論しっかりした蛹室も無いので活動個体が越冬していたのだろう
外の出口に向かって粗い木屑があるし
そしてヒラタかと思ったが上翅を見て息を呑む

嘘でしょ
オオクワガタ(Dorcus hopei binodulosus)
確かにここはオオクワガタのメッカに近い場所だがまさか居るとは
中脚が無いのが残念ではあるが凄い事だ


その近くにはコガタスズメバチ(Vespa analis insularis)の集団越冬が


この地域にもオオクワガタが居るようだ
立ち枯れが見るも無残に削られている
台風の度に現れる倒木と違いクヌギ類の立ち枯れはそうそう出現しないと思うのだがこんなに削ってしまっていいのだろうか
そしてこれを見てフライドチキンを連想したのは自分だけだろうか


オオスズメバチ(Vespa mandarinia japonica)
普段コガタスズメバチばかりなので久々に見た気がする

ここにもエビネ蘭が
花芽があったので今年開花するだろう


家に帰り改めてよく確認



本物の天然個体なのか放虫個体なのかは不勉強なので不明だが立ち枯れを削った後がたくさんあったので元々天然個体がいる地域のようだ


ヒメマイマイカブリ(Damaster blaptoides oxuroides)
ここの地域のヒメマイマイカブリはこんな感じで美しい

クロナガオサムシ(Leptocarabus procerulus procerulus)


オオオサムシ採集はいつになるのか、、、


採集結果
オオクワガタ
ヒメマイマイカブリ
クロナガオサムシ
ベニヒラタムシ
キマワリ
ゴミムシダマシの一種(未同定)
ウバタマコメツキ
ムネアカオオアリ
キイロスズメバチ
オオスズメバチ

※赤字は初採集種