生け花の稽古場の掛け軸
今回の言葉は・・
「薫風自南来(くんぷうじなんらい 」です
「くんぷう みなみより きたる」
初夏の爽やかな風が南より吹いてくる・・という意味です
薫風(くんぷう)とは、初夏に新緑のあいだを吹き抜けてくる風のことです
南方からやってくるこの風は、若葉の薫りがしますね
5月ならではの言葉です
床の間の花は、夏椿(ナツツバキ)です
別名シャラの木(沙羅の木)と呼ばれ、この植物がお釈迦様が入滅するときに近くに生えていた沙羅双樹に似ていることから付けられたと言われています
可愛らしい花ですね~
花言葉は、愛らしさ はかない美しさ 哀愁 です
白くて可愛らしい花の印象から付けられた・・愛らしさ
シャラの木(沙羅の木)の花は一日花のため、たった一日で花が落ちてしまう「はかなさゆえの美しさ」からイメージして付けられた・・はかない美しさ 哀愁 です
生け花のお稽古のあと、続けて茶道のお稽古をされる生徒さんが使う茶道具が置かれていました
整えられた設えが、美しいです
稽古場は、掛け軸や生けられた花から季節を感じる素敵な空間です
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昨年、生け花の先生から、一株頂いて鉢植えに植えておいたオクラレルカが、今年咲いてくれました
トルコとギリシャが原産地で、アヤメ科アイリス属の多年草です
生け花では、オクラレルカの葉を花材として、よく使います
菖蒲に似た美しい花を咲かせるのですね~
株も増えそうなので、毎年の楽しみが増えました
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こちらは、美しき姫・・くーちゃんです
様になっているでしょ
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この季節になると、小鳥の鳴き声がよく聞こえてきます
どうやらご近所の家の何処かに巣を作り、子育てをしているようです
親鳥が、探してきたエサをくちばしに加え、声を上げ警戒しながら徐々に巣に近づいていきます
親鳥が巣に戻った瞬間、ひな鳥たちの大きな鳴き声が響きます
ここのところ毎日繰り返されている光景です
ひな鳥たちが無事に育って巣立ってくれるようにと、見守っています
皆様、良い週末をお過ごしください