生け花のお稽古
今回は生花(しょうか)です
花材は、孔雀草、アレカヤシ、ケイトウです
孔雀草を真(しん)と前あしらいに使い、アレカヤシを副(そえ)と後ろあしらいに、体の部分をケイトウで生けました
中心の真(しん)を、孔雀草を使うか、アレカヤシを使うか・・迷いましたが
白い小花がたくさん咲いている孔雀草を中心に使い、華やかさを出しました
アレカヤシの線が、スッキリとして爽やかさのある作品に仕上がりました
ケイトウの赤色が、艶やかですね~
炎のような鮮やかな花色で、ニワトリのトサカに似ていることから「鶏頭」と呼ばれます
熱帯アジアが原産のヒユ科ケイトウ属の一年草で、学名の「Celosia argentea 」は燃焼という意味のギリシャ語に由来するそうですよ
赤く燃える炎のような花姿は、まさしく燃焼ですね
日本には、奈良時代に伝わり、韓(から:古代の朝鮮、中国)から来た藍(あい)から
韓藍(からあい)という名で万葉集にも歌が詠まれています
山部宿祢赤人(やまべのすくねあかひと)の歌(万葉集384番)
「 我がやど韓藍(からあい)蒔(ま)き生(お)ほし枯れぬれど懲(こ)りずてまたも蒔(ま)かむとぞ思ふ」
(私の家の庭に、韓藍(からあい)の種をまいて育てて、枯れてしまったけれど、懲りずにまた、種をまこうと思う)という意味です
花言葉は、「おしゃれ」「気取り屋」「個性」などです
雄鶏のトサカのような形を連想する花から、イメージされたのでしょうね
その花色といい、どこかエキゾチックな雰囲気をもっているケイトウの花が、生け花の根本をしっかりと締めてくれています
友人の生けた自由花です
安心しきった顔に、三夢猫姉さんが癒されるよ~