ユーチューブと違って、ティック・トックはオススメが勝手にガンガン流れてくる。
人の好みによってオススメは違うわけだけど、解析されて表示されてるわけだから、視聴すれば視聴するだけ、似たりよったりの動画が流れる仕組みのようだ。
それが世界中でティック・トックが流行っている理由なわけだけど、最近ではウクライナの戦場の動画も普通に出てきて、それを見てしまうが故に、戦場の動画がガンガン流れてくる。
当然、戦場なんて経験がない。
筆者であるおっさんが若い頃は、今ほど暴力に対して世の中が煩かったわけではないので、普通に体育教師がアンパンチをおみまいしてきた時代だ。
今では考えられないことだけど、中学校の校庭内に、中学生が運転するバイクが乱入してくるような時代だ。
それはそれで面白かったが、日本に戦場はない。
だから、自分ごとのように動画は見れなくて、どこか遠い空想の話に思えることすらある。
衝撃を受けたのは、バンバン銃を撃ちながら、鼻歌を歌っている動画だ。
敵に向かって銃をぶっ放しながら、鼻歌を歌っているのだ。
弾を装填するときも鼻歌。
あれは、現実逃避なのか、それとも単なるサイコパスなのか。
僕は学生時代、そういう心境が気になり過ぎて、イラン人の戦争経験者に話を聞いたことがある。
まだ学生だったから当然衝撃なわけです。
話を聞いた人は、簡単に「100人は殺してる。」と言っていた。
「どういう気持ちなの?」と聞くと、
「ご飯を食べるのと同じくらいの感覚。」と言っていた。
色々と考えたのははじめの1人だけだそうだ。
自分が撃った弾で敵が倒れたのを確認した。
あの人にも家族が居たのか、父親は?母親は?子供はいたのだろうか?恋人がいたのだろうか…
すごく色々と考えたらしい。
でも、それもはじめの一人だけだった。
「憎しみの方が勝る。」
そう言ったときの眼光が、本当に恐ろしかった。
戦場経験者の声は、本当に生々しかった。
敵が100m先にいる中で何日も過ごす。
眠ることなんて出来ないそうだ。
あぁ、そうか。
だから鼻歌を歌うのか。
ハイになっているのもあるし、現実逃避だってあるんだ。
そうでもしないと押しつぶされてしまう程の現実なのだろう。
こうしている今も、戦場にいる人達は鼻歌を歌いながら銃をぶっ放している。
それでも、いつでも願っているんだ。
すべての人に安寧が訪れることを。