すっかりのんびりしておりました…


またしても癌のことが頭から抜けた日々を送っております。


それが幸せっちゃ幸せ。




人によるとは思いますが


私の場合は「癌患者」を意識するシーンがとても苦手で


だから医者のとこに行って改めて自分が癌患者であると認識してしまうのが嫌いなんです。




だからかな、、、


抗がん剤をして脱毛した自分の姿を鏡で見るのが本当にイヤだった。


その頃の写真は全然ありません。


カツラ被ってる状態でもほとんどありません。


「癌患者である自分」を受け入れられないんでしょうね。




もともと写真嫌いだから、


自撮りも記念写真もろくに記録は残してないんですけど


それでも、抗がん剤が終わってカツラを外したベリベリショート姿の写真は撮ってるから


そこで一旦気持ちは切り替わったんだろうなとは思います。





また、抗がん剤当時、


点滴のたびにクリニックに通って


自分以外の癌患者を見るのもイヤだったし


点滴中に診察室から漏れ聞こえる


医者と患者の会話もイヤだった。




当たり前だけど、暗い話じゃない?


こっちの気も滅入ってくるんだよね。


点滴終わって帰宅してなんもやる気出ないのは、抗がん剤だけのせいじゃないと思う。


絶対メンタルが大事!





癌患者のQOLのために、


いやもしかしてどんな病気の患者さんでもきっと同じだと思うんだけど、


患者のメンタルケアがもっと当たり前にならないかなぁとずっと思ってるんですよね。




日本は精神疾患に厳しいというか

あまり重要視しないというか




パラリンピックとか24時間テレビに出てくるような障がい者さんのようなメンタルの強さ、


そうそう普通の人間は持てませんよ。





あそこまでメンタルを鍛え上げる必要はないけど


「患者道」


みたいな指導があったらなーと思うんですよ。




そういうのの代わりに、

スピ系に走る人が現れるんだろうな。


スピ系に走って魂が救われて良い方向に行くんならいいけど、


医療から離れたり

高額なサプリを買わされたり


それでいいの?みたいな方向に行っちゃうのはよろしくないと思うんですよ。




メンタルケアが標準化したら

きっともっと治療成績もよくなると思うんだけどなー。