エンジンが停止したのは住宅密集地の上空だった。
真のヒーローは、操縦桿を握っていた副操縦士。"神業"で大惨事を食い止めた英国航空(BA)B777型機乗員が記者会見で告白(事故第6報)。
操縦桿を取り上げず貴重な数秒を生還飛行に生かす。バ-キル機長(43)は仲間の乗員を称賛
[ワシントン発1月19日=デービッド・ハルスタム]3キロ近い"滑空飛行"でロンドン・ヒースロー空港内に不時着を敢行した英国航空(BA)のピーター・バーキル機長(43)ら事故機の乗員代表が1月18日、初めて記者団の前に姿を見せ、事故発生当時の模様を明らかにした。この中で同機長は『当時操縦桿を握っていたジョン・カワード副操縦士(41)こそ(生還を果たした)真の貢献者』と同僚の危機管理能力に最大限の評価を惜しま無かった。 <続きを読む>
http://www.aviationnews.jp/2008/01/bab777_2aae.html
副操縦士の能力を見きわめ、その時点でのベストな判断と行動をした機長、
副操縦士の的確な操縦操作、空港消防隊の迅速な対応。
今回の事故はこれらの内のいずれか一つでも欠けていたら、
より大きな惨事になっていたと思われます。
さて、今回の事故に関して日本のメディアの扱いが
あまりに小さいのが気になります。
国内の航空会社に対しては、些細なトラブルまで大きく取り上げるのに
(ボンバルディア機が故障で出発空港へ引き返したなど)、
この事故に対してはほとんどどのメディアも大きくは取り上げてません。
事故を起こしたボーイング777は搭載されているエンジンの違いこそあれ
(事故機のエンジンはロールス・ロイス製、国内各社はGE製かP&W製を使用)、
JALグループで40機、ANAグループでは41機が使用されています。
また、海外の航空会社でも同系機が多数日本へ乗り入れています。
トラブルの原因が、異物吸入(エンジンが鳥などを吸い込むこと)や
エンジンそのものの故障の場合は影響は小さいのですが、
オート・スロットルなどの機体側に起因するトラブルの場合は
一斉点検や場合によっては運行停止などその影響は計り知れません。
これからの事故調査の動向が気になるところです。
