アジアサッカー連盟公認AFCライセンスを受ける理由 その1 | 二世のつぶやき

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さあ、前回のブログで言ってしまったからには書かないわけにはいきませんあせる


今回は日本の指導者にとってあまり馴染みのない

アジアサッカー連盟公認(AFC)指導者ライセンスについてお話ししましょう。


はじめに・・・


日本を始めとするアジアのサッカー先進国などでは、その国独自の指導者ライセンス制度が整備されて

いるのですが、東南アジアを含めたサッカー途上国はその国独自の指導者ライセンス制度が無いため、

このAFCの指導者ライセンスを取得するのが主になっております。


そして日本の指導者ライセンスは、このAFCライセンスとの互換性があるので、日本で指導者ライセンス

を取得していればAFCの指導者ライセンスと持っているのと同じ意味合いを持つようになります。


つまり、日本サッカー協会公認(JFA)の指導者ライセンスを持っていれば以下のようになるわけです。


JFA C級ライセンス ⇔ AFC C級ライセンス

JFA B級ライセンス ⇔ AFC B級ライセンス

JFA A級ライセンス ⇔ AFC A級ライセンス⇒JFL監督に必要なライセンス

JFA S級ライセンス ⇔ AFC プロライセンス⇒Jリーグ監督に必要なライセンス


ですから、日本の指導者はわざわざ国外に出てまでAFCのライセンスを取りに行く必要は一般的には

ないのです。



そこで、その「わざわざ」をやる意味はどこにあるのかについて書いていきますDASH!



まず、サッカーの指導者を経験されている方ならお分かりでしょうが、日本の指導者ライセンスは

受講資格を得るまでが非常に大変ですあせる


C級ライセンスでさえ東京などの都心部などを受講地として選ぶ場合は、定員をはるかに超えた

応募があるため難しいのです。ちなみに、そういった場合の選考基準は指導年数や応募年数、

都道府県サッカー協会の何らかの貢献や協力などが考慮されるので一般の指導者が受講資格を

得るのは大変なのです。私も当時、自宅から2時間ほど離れた田舎町で応募して取得したくらいです。


そして、B級やA級ライセンスはもってのほか、受講地と人数が更に限られてくるため一般の指導者が

受講資格を得るまではもっと大変なのです。


ですので、日本でまともに指導者ライセンスを順々に取得していくのはそう簡単ではないのです。

指導者によっては一つの資格取得まで5年以上待つことも多々あります。次のライセンス取得までに

10年近く待ったという方も聞いたことがあります。


この点が日本の指導者ライセンス制度の一つの難点でしょう。


一方、AFCライセンスはアジア各国で不定期で行われています。もちろんそこの国での受講者が

多ければ選考はありますが、比較的至る所で行われています。私が参加したフィリピンのような

英語圏の国でも、AFC本体のあるマレーシアやシンガポールなど選択肢は多くあります。


よって、AFCライセンスの受講を考慮すれば5年や10年も待つこともなくなります。むしろ、

そんなに時が経って受講していたらインストラクターに「今まで何やってたんだ」と言われてしまう

でしょう。なぜなら、サッカーも指導方針も大きく変わってしまうからです。現に今回のフィリピンの

AFCライセンスコースで実際に言われたコーチがいましたから・・・



私の場合、


JFA公認C級(2008年)

      ダウン

JFA公認B級(2010年)

      ダウン

AFC公認A級(2013年)


という流れで取ることが出来ました。ちなみに、資格を取ってから1年間は次の資格は取れません。


AFCライセンスの受講の場合は約1ヶ月間その国に滞在するため、会社に勤務されている方や

指導現場をどうしても1ヶ月離れられない方には難しい話かもしれませんが、5年10年待つという

ことを考えたらこの1ヶ月はいかがでしょう。私も色々な点でタイミングが良かったこともありますが、

短期間でAライセンスまで取得することが出来たので、わざわざAFCのA級ライセンスを受講した

甲斐は十分にあったと思います。



ということで、今回はライセンスの制度上の面から受講した理由を述べてきました。


次回は指導者にとって一番気になるところでもある指導者講習会の中身について書いていきます。