先日会社に併設している
カンティーンという
社員食堂のような場所で
ランチを食べようと
していた時のお話
私の働く会社の
ビルの他の階には
別の会社が何社か
入っているのですが、
このビル内で働く人や
外部の人が
食事をする事が出来る
社員食堂のようなものが
ビルの1階にあります
外部の人は
全額自腹ですが、
私の会社では
毎日7€までは
会社負担で
食べれる仕組み
になっているので、
お昼はだいたい同僚と
このカンティーンで
食べる事がほとんどです
そんな先日
カンティーンを同僚と
話しながら歩いていると、
床になにか落ちている
事に気が付きました。
近寄ってみると
なんと
50ユーロ札
日本円にすると
8400円位
なかなかの額なので
どうしよう
と思い、
50ユーロ札が
落ちていた横の
テーブルのグループに
「誰かお金落としてない?」
と聞くと
「残念ながら僕らじゃないよ
君はラッキーだね!」
「気付かなかったなんて悔しい!
ラッキーガール!」
と言われました。
ラッキーと言われても
私のお金じゃないし
どうしよう
と迷っていると、
同僚達からも
「ラッキーだねぇ!」
「何に使うの?」
とまるでもう
私のものかのような扱い
さすがに
偶然拾ったからと言って
自分のものにするのは
気が引けるし
罪悪感があるというと
みんな
「なぜ?」
と不思議そうでした。
理由は
「現金には名前は
書いていないし
自分が落としたという事を
証明する事は出来ないから
仮に会社のレセプションや
ビルのレセプションに
持って行っても
落とした本人に
現金が戻る確率はほぼゼロ。
むしろきっと
レセプションの誰かが
自分のものにして終わるよ」
との事
確かに言ってることは
分かるけど
かといって
自分のものにするなんて
気が引けるし
なによりも考えるだけで
心臓がバックバク
どうしようかなぁと
しばらく悩んだ結果、
レセプションには届けず...
寄付する
事にしました。
今まではコンビニとかにある
募金箱でしか
寄付した事が
なかったのですが
Unicefでは
オンラインでも寄付も
受け付けていましたので、
ユニセフサイトから
拾った50€を寄付しました。
気が引けるのもそうですし、
なによりも
私が使うよりも
もっとこの50ユーロが
必要な人がいるだろう
と思ってそうしたのですが、
同僚達に
「真面目だね~、
日本人らしいね~」
と言われました
日本人らしいのか?
拾った物は
警察に届けるという習慣は
日本特有なんでしょうか?
なにはともあれ
この50€が
本当にヘルプを
必要としている人へ届き、
落とし主さんも
落としたお金の使い道に
納得してくれると
いいのですが...