今日のブログは、親馬鹿な部分が含まれますので嫌な方はここでおしまいにしてください
最近、巷では
サッカーチームが行う 「セレクション」 の話題がよく聞かれます
僕の住む神奈川県には3つのJリーグ保有のチームが存在し、その他に所謂 「町クラブ」 が数多く存在しています
それぞれのチームによって異なりますが、大体は小学校3年生からを選抜として、各郡市の大会へエントリーしていきます
県主催の大会は、基本的に偶数学年の大会がメインなので、3年生は4年生と合同で、5年生は6年生と合同で試合に挑みます
さて、何故現在所属しているチームではなく、わざわざ高額な月謝や移動費を出してまでもクラブチームへ行きたいのでしょう?(行かせたいのでしょう?かな)
そんな我が家の長男も小学校2年生の丁度今頃、その 「目標」 に向けて日々頑張っていました
当時僕は既に指導者でして、あまり地域の少年団から他へ選手が流出していくことに良い印象は持っていませんでした
なのに何故セレクションを受けさせたか?
(ここからはちょっとシャクに障るかもしれませんが・・・)
○長男はサッカーが大好きでした(受験してまでもサッカーしたいので皆さん同じですよね)
○少年団の仲間と長男のサッカーに対する温度差が非常にありました(チーム内の紅白戦でさえ負ければ発狂して泣き喚く)
○練習は1日も休みませんでした
○ゲームソフトを買ってくれるならスパイクにしてくれと言っていました
○庭で練習してても納得できないと出来るまで家に入ってきませんでした
と、そんな子供だったので毎日サッカーができてレベルの高い中へ放り込みたかったのです
当時はJリーグの中でも強豪チームで、勿論下部組織も異常な人気であったチームへの受験、ざっと数えても300人近くいましたね
新3年生の合格者数は毎年大体5~8人・・・「絶対にないな」「チャレンジするのもいいじゃんか」
セレクション当日は雪まで降ってました
ゲームを中心に300人をさばくコーチは20人程度、極寒の中キチンと見られるのか??(事実僕は途中でリタイヤ、車で待機)
それでも合格したんです(その年は6人合格)
何故J下部の受験条件に 「スクールに通っていること」 が入っているのか?そこがポイントなんですね
金取り主義だなって思っていましたが、その時点からチェックしていなければ、雪の降るグチャグチャのグランドの300人は見きれないんですわ
幸いにも長男君はスクールさえ1日も休んだことがなかったから合格だったのでしょう(笑)
この頃、保護者の皆さんから 「息子さんはどうやって合格したんですか?」 とか 「何をやらせればいいでしょうか?」 なんて質問があります
その質問嫌いです・・・
どうやったかは本人しか分からないし(本人も分かってないでしょうが)
僕は当日 「何もするなよ」 と送り出しましたし(出来ないことはしないようにしろと言う意味)
受験の日までの過程とその先のビジョンが見えているのなら合格するのでは?
「クラブチームってお当番がないから楽よね~」 なんて発想や 「J下部だからそのまま乗っかってプロまで??」 なんて下心は入団と同時に消え去りますのでご心配なく
地元でも 「お山の大将」 だった長男ですが、入団してすぐ先輩や同期の選手のサッカーを見て 「後ろから金属バットで殴られたみたい」 な衝撃を受けたそうです
何倍も努力しなければ1日サボっただけでも差が開いてしまう危機感との戦いが始まります
もしかして合格して嬉しいのは親だけなのかもしれませんよ
節目節目に来る 「遠征のお知らせ」 を見るまではね(笑)目玉飛び出ますよ~
ズラズラ書いてしまいましたが、要するに
「今から1ヶ月足掻いても無駄」 →積み重ねが大事
「受けるなら親も子も合格を覚悟しろ」 →落ちて当たり前、受かってからが大変
ってことが言いたいのです
そんな僕もクラブ育ち(小学校3年生~26歳まで)一体親にどれだけ負担を掛けていたのでしょうか・・・感謝(泣)
お付き合いありがとうございました