この事件はLondonではなく、Stratford Upon AvonというところからLondonに戻ってくる途中の出来事だから、Londonでの出来事ではありません。あしからず。


で、その前に一人紹介する人が・・・


N姉さんです。

2002年留学時の日本人のお友達で、英国の某大学にてシェークスピアの研究をするために留学してた方です。
アタシの語学学校に2週間、いらっしゃったときにお友達になって以来のお付き合い。・・・こう見えて1児のママ、でもあります。

(「ブログ作ったらアタシの写真のっけて」、とのたまっていたっけ。のっけてやったぜ、N姉さん!)


この姉さんがRoyal Shakespear Companyのホームグラウンドの劇場があるStratford Upon Avonや、LondonのGlobe Theaterへいざなってくれたのがきっかけで、大学時代の空白になっていたShakespearのお勉強をすることが出来たのだけど・・・


このねーさんといると、とんでもないことが起こる、という。

アタシはひそかに「台風台風姉さん」と表現しております。

(あ、本人知ってるわ・・・)

この姉さんといると数知れない大胆エピソードがたくさん作られることになるのですが、アタシもそれが楽しくて!?今でも姉さんと3ヶ月~1年に1回は顔を合わせております。


そのN姉さんのいざないでそのRSCの公演「冬物語(Winter Tales)」と「ぺリグリーズ」を見に行ったときのこと。

1泊2日の旅行でしかもはじめてのB&B宿泊。

イギリスらしい、B&Bという宿に宿泊し、初めてイングリッシュブレックファーストに挑戦できる、ということであたしは異常なくらいに期待で胸が高鳴っておりました。


飯のまずいイギリスで、美味しいといわれるこの朝食メニュー。

ホテル滞在ならありえるであろう、このメニューに舌鼓を打てる!

ええ、飯のまずさに辟易だったから、楽しみでしょうがなかったのよ。


・・・どんだけメシの話をしたら気が済むのか、分からなくなってきたので先に進みます。


多少の強風という、ちょっとしたハプニングがあったけどLONDONからとりあえず電車でStratford Upon Avonへ。乗り換えも順調に行き、無事RSC劇場にたどり着き、感激の面持ちで観劇。RSCの公演はすばらしいものでした演劇よ。


地元北陸の能登演劇堂ってところでかの有名な「無名塾」の公演をよくやってるんだけど、そこと似たような感じの、とても大きな劇場。

シェークスピアのお芝居をその本拠地で見る、というこれまた贅沢さに、かろうじて古典英語のストーリーがわかるようになっていたみくすも大興奮。

その興奮覚めやらぬ翌日の朝晴れ

もちろん美味しいブレックファーストにも大満足しました。


が。


外に目をやると、ちと異様な光景が・・・

外は天気なのに、強風台風。なんかいやな予感を感じつつ、観光を済ませ駅へ。


・・・ガーン



電車が動いてない、らし。


そうなのだ。


突風で電車が動けなくなっちゃったのだ。



駅で聞いたところ、OXFORDまではバスで代替運行がある、というのでその場所まで走ったのだけど・・・場所がよく分からない。どうも劇場の近くだというから、何とかかんとかそこまで行って人に聞いて回るしかない。

とにかく人に聞きまくって場所を探し当て、満員のバスに乗り込んで1時間半。


ようやくOXFORDまでたどり着くが、人でごった返してて何がなんだか分からない。

OXFORDというところは学生街(OXFORD UNIVERSITYがあるからね)でもあり、かの有名なJ.K.Rolingの大ヒット小説「ハリー・ポッター」シリーズ第一作目の映画で舞台となった、魔法学校の食堂のシーンのロケ地があるところでも有名だし・・・もともと観光客でいっぱいなのだけど。


・・・いや、コレは突風であおりを食った人たちばかりじゃない?


皆疲れきった表情。駅員に詰め寄って抗議してる人とかもいてかなり異様な雰囲気。

雑然としてる、ってもんじゃないわ、これ。


あたしたちがOXFORDについて30分くらいで電車がようやく動き出し、運よくあたしたちもその電車に乗れ、やっとこさ、London到着。


アタシはほっとしたんだけど、N姉さんは怒り心頭。


「あたし、BRに抗議のメール出すわ!」

なんてのたまう。

「お金返してもらわなきゃ、気がすまない!」


・・・うんうん分かるよ、姉さん。


ということで、そのやり方を駅員さんに聞いて、姉さんにならってアタシもとりあえず、抗議文送ってみた。


でも、「天災だったためどうにも出来ませんでした。このたびは申し訳ありませんでした」っていう手紙でおしまいだったわ。

一応、「どこそこの駅で払い戻しも出来ますが」とか書いてあったけど・・・遠いし面倒くさいから、それはやめちゃった。

(姉さんは返してもらったらしいけど、それでも半額だったとか何とか。)


あ、この話をLewishamのパパとママにしたら、「あらあら、かわいそうに」と慰めてくれたわ。

うん、それだけでアタシ十分。


それで、アタシはイギリスという国はちょっとした天災にとてつもなく弱ッちい国なんだと理解しました。

日本は地震や台風など、地理的な理由で天災が起こったときの対応にはすごく迅速な国。

しかもその備えもちゃんと教えてもらえる。


でも、イギリスはそうじゃないもの。天災はしょうがないよね。

うんうん。

それに、たらい回しが多い国だもんね。

うんうん。


とりあえず、姉さん、こんな面白い記事が書けるだけよかったと、あたしは思うわ。


で、なかったらあんな怒涛の帰国劇があっても、あたしはのんびり構えていられたし。

美味しい朝食にまたありつけたし、もう一日イギリス滞在伸ばせたし。


電車でいいことひとつもなかったけど、その後起こったたくさんの出来事に上手く頭を切り替えて前向きにいられるようになったし、今の生活でつらいことがあっても「余裕のよっちゃん」でいられるようになったし。


ある意味感謝。


でも、交通事情はどうにもならない。


今度イギリスに行くときは、ある程度の覚悟をしていかなきゃ、だわ~ダウン