挨拶

おはようございます、ざわです。

 

いやー、久し振りのざわ的講評の更新です!!

 

プライべートが超忙しいという面もあるのですが、

自分が買いたいと思わない商品の良いところをひねり出しておすすめ記事を書く、もしくはひたすらネガティブな意見だけをまとめるという構図がどうしても私のポリシー的に気に入らないため、最近の商品は全くざわ的講評が書けておりませんでした!笑

 

いまはPaniniの終わりを見届ける時期なので記録は大事だと思うのですが、新規勢の方も増えている中、そこのバランスがなかなか難しいなと思い知らされてます😱

 

スポーツトレカを生業にしているのならば死ぬ気で継続するのでしょうが、まぁ私の場合はただの趣味なのでそこらへんはご了承を!!笑

 

 

   『2024-25 NBA Panini Photogenic』について 

【箱の種類】

FOTL(Panini Onlineでのダッチオークション限定)

Hobbyのみ(Panini Onlineでのダッチオークション限定)

 

【Asia版の有無】なし

 

【2024-25年度の箱価格】

FOTL➡700→540$で売り切れ(ダッチオークション)

Hobby➡???

 

【2023-24年度の箱価格】

ダッチオークション:700→225$(表記上は343$で売り切れ,450$くらいからエラーはいていたため、450$以下で購入は難しかったかも…?)

 

【2022-23年度の箱価格】

ダッチオークション:600→200$(250$で売り切れ)

 

【2021-22年度の箱価格】

ダッチオークション:500→100$(116$で売り切れ)

 

【ケース内訳】

1case = 14box

1box  =10pack入り 1pack 5枚入り
1boxから1auto,3シリアル,3ルーキーカード、3インサート

 

  まずは復習!(コピペなので飛ばしてOK) 
ダッチオークションとは???

 

ヤフオクやebayなどの入札に伴い価格が上昇していく通常のオークションはイングリッシュ・オークションと呼ばれます。

 

それとは逆に、売り手が高めに設定した価格から順に値を下げてゆき、最初に買い手がついた値段で商品を売るオランダの生花市場で採用されているオークション方式をダッチオークションと呼びます!

 

この方式で注意しないといけないのは、

①徐々に値段が下がっていく

②売り切れた時点で終了

③いくらで売り切れたとしても、自分が購入したタイミングの価格を支払う必要がある

 

ということです。 

そのため、いくらで売り切れるかを予想し、なるべく底値に近い金額で購入する相場観が大切になってきます!

 

 

Paniniでは2020年から

公式サイトでの限定商品の販売時に

この方法を用いており、

Topps社も一部の商品では

2023年に少しだけこの方式を

採用しておりました。

(Toppsはすぐにこの方式をしなくなっていたので、何か不評だったのかも・・・?)

 

Paniniの時代が終わるとともにダッチオークションのシステムはこの業界では見かけなくなるかもしれませんが、残り半年の間はスポーツカードコレクターならダッチオークションを覚えておくと便利かも!笑

 

 

 

●Paniniのダッチオークション会場へのリンクはこちら

https://www.paniniamerica.net/1st-off-the-line-2024-25-panini-photogenic-nba-trading-card-box.html

 

 

 

Panini公式サイトでのFOTLの買い方についてなどは

かなり前になりますが

MIZOTAさんがBlogなどで解説されていますので

合わせて御一読を!

 

  Photogenicのよいところ

カードのデザインがVery Good!!!

 

『Photogenic』の日本語訳は、

ずばり、『写真映えする』という意味になっています。笑

ベースカードから各選手のカードのデザインに

こだわっている場面が多く、

ベテラン選手はそれぞれの代表的な場面の写真が

ルーキー選手は入団後に行われるPhoto Sessionの画像が

使用されており、

とても特別感のあるセットとなっています。

 

スーパスター選手だけでなく、

収録される選手全てのデザインが楽しみな

THE FUN RIPな商品です!

 

 

全てのカードが55ptとほどよい厚み!!

Photogenicのカードは全て55ptです。

 

デザインもよく、程よい厚みがあるため、

見て楽しむ飾るトレカとして非常に優秀です! 

 

 

SSPインサート『The Shoe Game』

 

毎年恒例、初年度から封入されているSSP Insert

『The Shoe gane』は今年も封入されます!

 

選手のスニーカーに焦点を当てた

●縦型

●ダイカット

●クラックドアイス加工

SSPインサートカードです。

 

このSSPインサートは例年かなりSSPです!

 

1箱から3枚インサートが出現するので

インサート自体はそこそこの確率で出ます。

 

しかし、このバスケットシューズを題材としたインサート『The Shoe Game』は10caseに1枚出るかどうかくらいのSSPになっています。

 

今年の封入確率はまだ不明ですが、

恐らく封入枚数はやはり少ないのかな?!

デザインとその封入率に注目したいです!!

 

つまり、これを当てたら

一攫千金か?!?!

 

 

と考える人はこの商品は購入しないことをお勧めします。

 

 

Photogenicが発売された2021年頃はThe Shoe Gameのシングル相場は2000ドルを超えるような物も多かったのですが、このSSP Insertを引いたとしても、現在の相場で考えるとカリーやドンチッチを引いても1箱代にすら届かないという。。。。

 

これはPhotogenicのこのインサートに限らず、PaniniのNBAカード全体に言えることなのですが、サインがないSPインサートと呼ばれるものをあまりにも多発しすぎた結果、本当に人気のあるブランドの人気インサート以外はシングル相場はがくがくがくんと落ちているのが現状ですね。

 

サインの目玉はDual Auto!!

 

Hobby版において、

Photogenicのサインカードは1boxに1枚封入されています。

 

サインカードの種類は

大きく分けて

①Base Variation Autographs 

②Burst Rate Signatures 

③Dual Autographs 

④Rookie Autographs 

⑤Veteran Autographs

⑥Perfect 

この6種類が存在します。

 

一番目玉となるのは、

今年もDual Autographsでしょう。

 

 

なんといってもスティーブカーとカリーの師弟コンビのDual Autoで、カリーがNight Nightをしている後ろ姿という珍しい構図のDual Autoです。

 

Dual Autoのデザイン自体も昨年度は二人分の写真を切り貼りしただけのよくあるデザインですが、このカーとカリーのDual Autoのデザインを見ると初年度のように意味のある一枚の写真に二人分のサインが乗ってくるようなデザインの可能性があり、人気が出そうです!

 

●参考(画像はebayから)

初年度のDual Auto

去年のDual Auto

 

ざわ的にはやはり初年度のような1枚の写真のDual Autoのほうが特別感があって好きなのですが、皆さんはどうですか…?

 

また、Dual Autoには中国人選手と河村勇輝選手のDual Autoも封入されますね。

なんで八村塁選手とのDual Autoじゃないんや!!!!!
Panini仕事しろ!!!!!!

 

 

河村選手とJacky Cui選手の試合中の特別な絡みというのは存在しないと思われるため、対戦時に撮影されたこんな感じの写真が使われるのかなーと勝手にイメージしてます。

(GettyImagesで版権を調べたらある程度どの写真が使われるか把握できるのは内緒ですry)

 

 

すでに発売済みのSelectにもこの二人のDual Autoが封入されていますが、/5でBox価格以下という市場評価ですので思ったよりもこの二人の組み合わせは市場に熱狂はもたらしていないのかな…? この二人の組み合わせに今のところ大きな価値は見出されていませんが、現時点ではデザインが良い可能性の高いPhotogenicのDual Autoのほうが市場評価が高くなるのではないかと予想しています。

 

だから、なんで、八村選手とのDualじゃないのかと!!!

 

 

Luka Doncic選手のLALユニ姿のカードが初登場…?!?!

 

 

先日、発売されたSelectでは表紙がLALユニ姿のDoncic選手なのに、封入されているDoncic選手はすべてDALユニ姿という悲惨なことが起こっておりました・・・。

 

 

今回のPhotogenicではカード画像の時点ですでにLALユニ姿のDoncic選手が確認できるので、ざわ的には今回は大丈夫だと思っていますが、何の責任も持てませんのでご了承を!!笑 ドンチッチはサインの収録はなく、ベースとインサートだけの収録なので間に合う部分だけ差し替えたのか? ドンチッチ狙いの方はこの商品に強く執着する理由は低そうです。

 

FOTL版からやばいにおいがする…

 

重い腰を上げてこの記事を書く気になった一つの要因でもあるのですが、なんかFOTL版からいいにおいがしています!笑

 

その根拠となる妄想を適当に書きなぐってみます。

(何の責任も持たないから自分でも調べてねー!)

 

Photogenicの総生産については後述もしますが、

Checklistから計算されるFOTLの生産数は

1800box(130case)です。

 

めちゃくちゃ少ないです!!!!!

 

FOTL版には

● Swirl FOTL(/8) 

というパラレルが一枚と

● Jazzy (/3)またはDiskettes(/17)

というパラレルのサインカードが1枚追加封入されています。

 

今回の商品の一番の当たりだと思われる

Dual Autoの

Jazzy (/3)またはDiskettes(/17)パラレルは

全部で100枚存在します。

 

これはFOTL版からしか出現しません。

 

そのため、FOTL版は

FOTLパラレルだけでも

1.3caseに1枚Dual Autoが出るかも?という

かなり強い確率になっていそうです。

 

また、FOTLパラレルAutoはExtra HIT扱いで通常のサインカードも封入されている可能性が高く、その場合はHobby版同様の確率でDual Autoが引ける可能性が上乗せされます。

 

 

Hobby版では

シリアルのあるDual Autoは160枚存在し、

①シリアルが不明なものをかなり多く見積もって

各49枚あるとすると(絶対もっと少ない)、

➡合計で650枚程度封入

➡約2.3caseに1枚の封入確率

②SPがあり、半分は各25枚しか存在しないと仮定すると、

➡約3caseに1枚の封入確率

 

となるため、

単純にFOTL verのほうがDual Autoを引ける確率は

2倍以上高く、1caseに1枚くらいの確率で出るんじゃね?と思ったりしました。

 

 

  Photogenicのよくないところ

Boxは高額、ただしSuper Fun Ripの商品!

Photogenicの立ち位置としてはあくまでも

『デザイン性の良い廉価版商品』です。

MLBやSoccerのジャンルの人にも分かりやすいように

Topps社で例えると、『Stadium Club』ぐらいの商品です。


ただ、そのデザイン性や販売方法からそこそこのOver priceになっているように感じます。Hobby版に関しては今年は底値近くまで落ちるのではないかと予想します。


50000円出して

NBA選手のデザインの良いベースカードを

60枚手に入れて楽しめる感性がある人が買いましょう。

 

そうでない場合には、1000-5000円ぐらいで好きな選手のベースカードの購入は可能になると思われるので、市場にベースカードが出てくるまで待っていた方が100%よいです。

 

オートはシールオート

サインは残念ながらシールオートです。

Dual Auto以外のサインカードの市場評価は著しく低いです。Dual Auto以外では人気選手のサインが出ても、箱代に行かないかも…? あくまでもおまけ程度に考えておきましょう。

 

新規デザインとして『Picture Perfect Signatures』も封入されますが、Perfectなのか?といわれると、うーん、どうでしょう。

 

 

新SSPインサート『Scrapbook』は人気でるのか…?

 

また、新インサートとしてScrapbookという5人のレジェンドのみに収録を絞り、その選手のキャリアを振り返るようなデザインのインサートも新規封入されます。

 

 

選手人気で一時期は市場評価も高くなりそうですが、キャリア途中の写真を切り貼りしたこのデザイン、Photogenicというブランドの価値を考えた場合には、高い値段で飛びつくのは危ないインサートだと考えます。ここにサインとかが入ってくると全く異なる評価になるのかなと思いますが。。。

 

パラレルの増加! 増産!!!

 

今年は

Hobby版では

Lightspeed(ノンシリアル)

Stardust(/65)

Groovy(/35)

FOTL版が新たに出現し、

Swirl FOTL(/8)

といったパラレルが新規追加となりました。

 

毎回恒例ですが、簡単に計算すると、

 

●2024-25年度版

総Baseパラレル数83700(うち、FOTL限定版が3623枚)

➡1箱に4枚のパラレルが封入

➡1494case(FOTL:130case)

 

●2023-24年度版

Baseの総パラレル枚数は52800枚

➡1箱に3枚のパラレル封入

➡1257caseが総生産予想

 

●2022-23年度

Baseパラレル総枚数42000枚(RC Baseの/999は除く)

➡1000caseの生産

 

今年も昨年までと比較して、

大体300caseぐらいの増産と予想されます。

 

ウェンバンヤマ効果で需要が大変大きかった2023-24年度と比較して、目玉ルーキー不在、そして、シーズンはすでに終了しており、多くのトレードやチーム事情の変化が起こった2025年7月に2024-25シーズンのこの商品がどのくらい刺さるかといわれると…?

 

よくわからんSPインサートは消えた

昨年双子であるアメントンプソンとアーサートンプソン選手の両名を売り出す目的で思いついたかのように作られたルーキー選手を対象としたインサート『Mirrored』は消えました。笑 やっぱり名カードになるには、誰もが知っている、皆が欲しがるカード、そのための認知度を上げるための供給数・継続性が欲しいところなので、そういう面では半年後にはサービス終了するPaniniさんのダッチオークション限定商品の新規インサートの評価というのは厳しめに見なきゃいけないのかなと思います。

 

  まとめ

【ビギナー/ベテランへのおすすめ度】

Hobby★★☆☆☆

FOTL   ★★★★★

 

全てはダッチオークションの価格次第です。

商品自体はFun ripの商品として楽しめるものであることに間違いはなく、適切な価格で入手できれば満足度は高いでしょう。


また、FOTL版は超生産数が少なく、HITの確率も高いと予想されるため、予算をかけられる人はFOTL版のダッチオークションにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

 

とにかくサインが欲しい! 

価値が高いものが欲しい!という人は

ここは我慢の時期でしょう。

 

Hobby版の生産数自体はかなり豊富にありますので全体的なシングル相場はかなり落ち着くと予想されますが、FOTL版のBoxは後々入手することは難しくなると予想されます。

 

あくまでもベースカードのデザインが売りの商品になりますので、シングル買いなどでも十分にこの商品の魅力を楽しむことは可能だと思います。