挨拶
こんばんわ、ざわです。
電撃トレードによるLakersへのLuka Doncicの加入!
八村塁のLakers残留!!
八村塁の最高の誕生日Game!!
などなど嬉しいことが続いているざわです。
マークウィリアムスのトレード取り消しには本当に驚きましたが・・・。
ちょっとXでもポストしましたが、
こちらでもしっかりまとめておきましょうか…。
本題 スポーツカードの偽物について
スポーツカードの世界はますます人気が高まっていますが、残念ながら偽造カードも増えています。
今回は、偽造カードを見抜き、詐欺から身を守るための
ざわからのアドバイスをお届けします。
大切なコレクションを守るために、
ぜひ最後までご覧ください。
偽造カードは、あなたの貴重なコレクションの価値を損なうだけでなく、時間とお金と信用を無駄にする可能性があります。
偽造カードを販売することは違法行為であり、あなたが買った偽物のカードの代金を通じて知らないうちに犯罪に加担してしまうこともあります。
また、偽造カードを所持すること/トレードに出すことなどはコレクターとしてあなたの信頼性を大きく損なう行為となり、今後のあなたのコレクター人生に大きく左右することもあります。
だからこそ、偽造カードを見抜く知識を持ち、売買に関わらないことが本当に非常に重要です。
偽造カードの種類
スポーツカードによくある偽造カードの種類を
下記4つに分類してみました。
(もちろんこれ以外にも種類はありますが、入門編ということでお許しください…。)
①本物のカードを真似して作った偽物のカード
②本物のカードに偽物のサイン
③偽物のカードに偽物のサイン
④すべてがオリジナルのカスタムカード
これらについて簡単に説明していこうと思います。
【追記】
字数制限を超えそうなのでいくつかの記事に分割することになりそうです…。
本物のカードを真似して作った偽物のカード
これは最も一般的な偽造カードの種類です。
最近のヤフオクの取引例では、
上記画像の出品などが該当するかと思います。
主に市場価格が高く、流通量も多い、人気のカードのデザイン、素材、印刷技術などを模倣して作られます。
作成方法としては、本物のカードをカラーコピーしたり、インターネット上にある出品画像や鑑定結果の画像データを元に印刷したりするなど既存の別のカードをそのままコピーする手法が多いです。
特徴
①家庭用プリンターでカラーコピーしただけの粗末なものから、業務用印刷機などを使用した本物と区別がつかないほど精巧なものも存在する。
②印刷の粗さ、インクの色合い、フォントの違いなど、細部に注意すると見分けられる場合がある。
③カードの厚みや質感、裁断の精度などに違いが見られることもある。
④近年では、高度な印刷技術を駆使した偽造カードも登場しており、専門家でも判別が難しいケースも。特にポケモンカードやワンピースカードなどでは精密なコピー品の流通が急激に増加しており、NBAカードなどでも報告されている。
では、具体例を詳しく解説していきましょう。
●よく報告される例①
Michael Jordan 1986-87 Fleer #57:
NBAのレジェンド、マイケル・ジョーダンのルーキーカードは、最も偽造カードの報告が多く、数十年にわたって偽造カードが出回り続けているカードになります。
海外では専用の偽造カードの見分け方をまとめたサイトなども存在するなどかなりその見分け方は周知されていますが、日本では知らない人も多いのかヤフオク等で継続的に購入してしまう人がいるようです。
●ジョーダンRCの偽造の見分け方をまとめたサイト例
偽物を見分けるには印刷の質、カードの光沢、裏面の情報などに注意が必要です。
本物と偽物の違いを具体的なポイントを画像を添えて教えてくれていますので、もしもこのサイトを知らなかった人はまずはこのサイトを隅々まで読んでみることをお勧めします。
●よく報告される例②
大谷翔平選手のRCカード/サインカード:
日本人選手の中でもMLBで大活躍している大谷翔平選手のカードは、最近よく偽造の対象となっています。
●ebayで販売されている大谷翔平選手の偽造カード例
特に日本では大谷翔平選手に爆発的な人気もあり、ルーキーイヤーのカードは高額で取引されています。また、アメリカと比べてもその相場は過熱している傾向が強く、ヤフオクなどではスポーツカードに詳しくない人が買っている例も多いため、日本では特にebayで販売されている偽造カードを購入し、ヤフオクなどで転売する形で大谷選手の偽造カードが流通しやすいため、注意が必要です。
Reprint版? 偽物? 本物?
このようなカラーコピーの偽造カードが販売される際に
『Reprint』『リプリント』という表記が
用いられていることがあります。
偽造品かどうか、Reprint品とは何なのかについても言及しておいた方が良いと思いますので、その説明をここで
してみます。
Reprint品は、簡単に定義をすると、
カードの製造元 (Panini、Topps、Upper Deck など) によってライセンスされた、合法的なコピーカードです。
これらのReprint品は、重要なイベント、記念日、またはプレーヤーの功績を記念して作成されることが多いです。(例えば発売●●周年、選手の記録更新、引退など)
偽造カードとの主な違いは、Reprint品は公式に認可されたカードであるため、コレクター市場で正当性が保証されていることです。
そして、Reprint品はオリジナルのカードとは異なる縁の色、通し番号の違い、特別なホイルスタンプなど、再版であることが明確にわかる特徴が存在することがほとんどです。
そのもっとも有名な例が、
上でも紹介した
1986 Fleer Michael Jordanと
1996 Fleer Michael Jordan (Decade of Excellence ) です。
オリジナルは 1986 年に製造され、Reprint品は 1996 年に製造されました。
オリジナルと区別するためにReprinth品は金箔で「Fleer Decade of Excellence 1986-1996」と刻印されています。
1986 年版はReprint品よりもはるかに価値がありますが、どちらも Fleer が製造した正規のカードです。
また、『1986 Fleer Michael Jordan』のReprint品はその他にもいくつか種類が存在します。
それらを簡単に表にまとめてみました。
このように公式から発行されたReprint品(復刻品)は何種類か存在しますが、どのReprint品にもオリジナルとは異なる明確な特徴があることが分かります。
そのため、『1986 Fleer Michael Jordan』と見分けがつかないような全く同じ特徴を持った公式のReprint品というものは存在せず、現在ebayやメルカリ等で販売されているReprint品と記載されて販売されている『1986 Fleer Michael Jordan』のカードは99%が偽物と断定できます。
これらの知識をしっかりと身につけておくことで
あなたがカードを購入しようとした際に
⓪オリジナル
①オリジナルののカラーコピー品
②公式のReprint品をオリジナルと偽って売る
初心者が被害にありがちな偽造カードの販売手口である
②公式のReprint品をオリジナルと偽って売る
という手法には引っかからなくすることができそうですね!
日本人がよく騙されやすい②の手口のカード
『公式のReprint品をオリジナルと偽って売る』という手口の野中で特に日本人の初心者の人が騙されやすいのが
やはり大谷翔平選手のカードです。
公式のReprint品が発行されている選手としては、日本人の中ではイチロー選手のRCなどもありますが、大谷翔平選手の人気と注目はすさまじく、引っかかってしまう初心者の方も多いかもしれないので注意が必要です。
その、問題のカードはこちらになります。
一見すると大谷選手のエンゼルス時代のパッチオートカードであり、非常に高級そうなカードに見えますね!
100万円近くの値段が付くかも?!?!?!
PSA鑑定もされていますし、
このカードは本物のようですね!!
と、ここまでの流れで
違和感を感じなかった初心者の方は
本当に危機感を持ってくださいね!!
いつか騙されますよ!!!
このカードは2021年のSerties 1というMLBの廉価版の商品に収録されたTopps70周年を記念して作成された『Topps Through the Years』というインサートの中の一枚です。
本物の大谷選手のサイン/パッチが封入されたカードではなく、パッチサインカードを印刷したペラペラの紙になります。
裏面を見てみると、きちんと2019年に発売されたDefinitiveという高級版の商品のパッチサインカードのReprint品であるということが記載されていますね。
そして、よく表面を見てみるとカードの外枠にTopps柄の縁がついていて、パッチサインカードの部分がマグホよりも一回り小さいことに気づくはずです。
また、ebayなどの販売サイトを見てみると、
同じパッチの同じサインの形のカードがたくさん並んでいるため、あれ? なんかおかしいぞ?ということにも気づけますね。
Part①のまとめ
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細部に注意を払う
デザインの一部、カードの縁、裏面の情報など、細かい部分を確認しましょう。 -
Reprint品と偽物の違いを理解する
Reprint品は公式に認可された復刻版であり、偽物とは区別できます。特に「Reprint」や「復刻版」と記載されている場合は、それが本物のカードではない可能性を認識しましょう。 -
自分が理解できるカードを購入する
Reprint品を本物だと思って購入してしまう事態はきちんとした背景知識があれば、未然に防ぐことが可能です。偽造カードを購入してしまうリスクを避けるためには、自らの知識を蓄えること、分からないことはほかの人に聞く謙虚さを持つことが大事でしょう。