挨拶

こんにちは、ざわです。

 

ちょっと最近blog書きすぎじゃないか…?

まぁいっか。

 

blogを書くモチベーションになりますので

面白かったら是非イイね等よろしくお願いいたします!

 

無かったらもう書くのやめます!笑

 

 

  あらすじ

2024/10/03

バージニア州の裁判所にて
Blowout cardsとFrontline Collectibles社とがPlatinum Card Breaksに対して裁判を起こした。

という書類が公開されました。

Blowout cardsは皆さんご存じ世界最大のスポーツカードの通販サイトおよび掲示板等を運営している会社であり、

Frontline Collectibles社とはBlowout Cardsの倉庫を運営している会社になります。

 

●Blowout CardsのHP

 

https://www.blowoutcards.com/

 

 

一方、Platinum Card Breaksは過去には本ブログでも取り上げたこともあるアメリカのGB屋であり、

一時期は世界最大の開封量を誇り、一世を風靡していたGB屋さんでもありました。

 

 

しかし、カードを故意に破損させる/HITを抜いた疑惑/従業員への暴力などの問題があり、

離れていった顧客も数知れず。そんな感じのお店です。私も2年以上使用しておりません。

 

 

 

  裁判の内容をざっくり意訳

 

2023年10月2日頃から2024年2月26日までに

Blowout cardsとFrontline Collectibles社がPlatinum Card Breaksに配達した

カード等の代金+利息 

945,009.50ドル(約1憶4800万円)が支払われてません。

金払えや!!!

 

という内容でした。

 

文書の中では

・請求された金額にPlatinum Card Breaksも同意している

・複数回支払いを要求するも、支払いはされず

・支払われていない代金+延滞による利息の合計金額が約1憶4800万円

ということも述べられていました。

 

この訴状に対してPlatinum Card Breaks側の返答はまだなく、

返答期限は2025/02までということです。

 

 

  未払い原因が起こった背景

急速な市場拡大

スポーツカード市場は2020年ごろからのコロナウイルスの感染拡大に伴うパンデミック中に急成長を遂げました。

 

その際に、多くのブレイカーが市場に参入を行いましたが、成長の過程で一部の企業が資金管理の甘さを露呈しています。

 

今回の件に限らず、

過剰な在庫量の確保/人材の酷使/キャッシュフローを無視した浪費/経営規模に見合わない場所・ものに対する資金投資

などといった問題が各所で発生していました。

 

GB屋などは個人単位で経営しているところも多く、市場規模の急速な拡大に対して、経営感覚が伴っていかなかったことも考えられますね。

 

GB屋の競争激化

多くのGB屋が市場に参入したことで、それぞれのGB屋は自分の顧客確保のために様々な工夫を行いました。

・プレゼントキャンペーン

・無料GB

・バウンティシステムの導入

・射幸心を煽る過剰な宣伝

 

今回問題となっているPlatinum Card Breaksはコロナパンデミック中には世界で一番開封量の多いGB屋であったことは事実であり、iphoneや10万円が当たるなどの景気の良いプレゼントキャンペーンを連発していました。

 

徐々に大きくなる取引規模

Platinum Card Breaksは8年の歴史を持つGB屋でトレカバブル前から一定の人気を博していました。

当初はblowout cardsなどの卸にも前払いで商品を購入していたと思われます。

 

しかし、BlowoutCardsなどとの取引を続けていく中で信頼を積みかさね、トレカバブル期には最も大きな顧客となったことなどからこのような大きな規模の量の在庫を後払いで入荷できていたのかもしれません。

 

ですが、その自転車操業もだんだんとうまくいかなくなっていき、今回のような騒動となった可能性が考えられます。

 

 

 

一時期のトレカバブルで振り切れた様々な感覚だけそのまま残ってしまい、

トレカブームが落ち着いていく中でも

一度過剰な方向に振り切れてしまった感覚を取り戻すことが出来なかったのかもしれません。

 

 

  この問題に対するざわの感想

 

まずはその取引規模の大きさに驚きました!!!

わずか4か月で1憶5000万円分のトレカを購入したということになりますね!!!

一か月で3500万?!

プラチナムが良く取り扱っていたNBA Prizmとかのケースなら35case分ってことになりますかね?

 

1か月で40case分のGBを開催していると考えると

割と知名度のあるGB屋さんはもっと大きなお金が動いているような気もしてきました。

 

ほんと、この趣味ってお金かかりますね・・・笑

 

プラチナム自体はこの未払い問題が起こる前から前述の様々なトラブルがあった影響もあり、ざわは使用を控えておりました。

 

時々、Youtube LiveやHPを覗くことはあり、そのたびに徐々に過疎化していっているような気はしていましたが、まさかこんな大きな問題を抱えているなんて・・・。

 

元々の過疎化の原因には自業自得な部分もあるため、やっぱりかという感想が一番に来ますかね…

 

  この問題から学ぶべきこと

Platinum Card Breaksは現在も営業を続けており、社長が名前を変えて新しいGB屋として転生する可能性も出てきているようです。また、破産する可能性も考えられます。利用は各自の責任ですが、慎重にしたほうが良いかもしれません。

 

 

また、3年前には世界一であったGB屋が1億円以上の負債を伴う裁判を抱えるようになったという今回の問題にもかかわらず、

スポーツカード市場は依然として活況を呈しています。

 

特に日本市場では、

大谷選手の活躍やTopps Japanの存在などもあり、徐々にその市場は拡大傾向にあります。

 

日本のスポーツカード市場は海外に比べるとまだまだ発展途上であり、海外で起こった問題やトラブルが今後日本で発生する可能性も十分に考えられます。

 

また、今回取り上げたPlatinum Card Breaks以外にも大規模GB屋やプラットフォームが破産/解散した例は複数存在します。

(時間と需要があればそれも取り上げていきたいと思います。)

 

海外ではWhatnotなどの新規参入者/個人ブレイカーによるトラブルも多発しており、

不安定な経営状態で過度な射幸心を煽るようなビジネスを運営する会社及びそれに乗ってしまうコレクターがいる限り

今回のような問題が再発する可能性が指摘されています。

 

 

私は昔から言っていますが、スポーツカードの開封もGroup Breakも一種のギャンブルです。

(実際に中国ではそれが理由で規制が入っています…)

 

くれぐれも用法容量はお守りくださいね!!!

 

 

  注釈

本記事の内容は裁判素人のざわがBlowoutforumの内容を意訳したものとなります。

間違った内容等が含まれている可能性がございます。

下記に文書の全訳及びuploadされた書類のリンクを添付しておきますので、より正確な情報を知りたい方は

下記からアクセスしてご覧ください!

 

(ここから和文翻訳及び引用)

  裁判書類の全文和訳

 

原告である Frontline Collectibles, Inc. DBA Blowout Cards (以下「原告」) は、

弁護士を通じて、被告である Platinum Card Breaks, Inc. (以下「被告」) に対して、

以下の根拠と金額で判決を求める申し立てを行いました。

1. 原告は、バージニア州ラウドン郡に主たる事務所を置く、

  バージニア州で事業を行う正当な権限を有するニューヨーク州の法人です。
2. 被告はノースカロライナ州の法人であり、バージニア州に登録されていないが、

  バージニア州で事業を行っており、バージニア州法第8.01-328.1条に基づき、裁判所に広域管轄権を与えている。
3. 原告と被告はそれぞれ、バージニア州法第8.2-104条で定義されている「商人」です。
4. 原告と被告は長年にわたり、商人同士の一連の取引を行っており、

  被告は原告にさまざまな「商品」を注文し、原告はそれを販売し、

  被告が注文した商品を配達し、被告は問題なく原告に代金を送金した。
5. 2023年10月2日頃から2024年2月26日頃まで、被告は原告にさまざまな商品を注文しました(以下、「商品」)。本訴状の主題である注文された商品の完全なリストは、添付書類Aとして本訴状に添付されており、本訴状の一部となっています。
6. 各取引は、バージニア州法第8.2-106条に定義される契約または合意(以下「契約」)を構成します。
7. いずれの場合も、原告は被告に商品の引渡しを申し出、被告はそれを受領した。
8. 商品はあらゆる点で契約に準拠していました。
9. 被告は、提供され受領した商品に対して支払う義務を負っていた。
10. 裁判地。支払いは、バージニア州スターリングの原告事務所で、次のことを通知して行われることになっていた。

カウントI-アカウントが宣言されました

11. 第1項から第10項は参照により本明細書に組み込まれます。
12. 原告は、配達のたびに、配達時に支払わなければならない請求書を被告に提出した。
13. 配達。すべての支払いを差し引いた後の支払総額は、商品の価格である945,009.50ドルです。
14. 被告は残額が正確であり、支払期限が到来していることに同意した。
15. 原告は、未払いの請求書の支払いについて被告に繰り返し保証を求めてきた。

16. 被告の保証は状況に照らして不十分であることが判明した。
17. 被告は、納品時、その後合理的な期間内に、または全く支払いをしなかった。
18. 被告が支払いまたは適切な保証を行わなかった場合、契約の不履行および重大な違反となる。
19. 原告は被告の違反により実際の金銭的損害を被った。
20. 原告は、バージニア州法第6.2-301条に基づき、2024年8月27日から年率6%の法定利率で利息を受け取る権利を有する。

したがって、原告であるFrontline Collectibles, Inc. DBA Blowout Cardsは、被告であるPlatinum Card Breaks, Inc.に対して、2024年4月27日から年利6%の法定利率による利息を付した94万5950ドル(945,009.50ドル)、本訴訟で費やした費用、および裁判所が適切とみなすその他のさらなる救済を求める判決を要求します。

COUNT II-アカウントを開く

21. 第I項から第20項は参照により本明細書に組み込まれます。
22. あるいは、原告と被告の間の個別の注文と配送は、オープンアカウントを作成する進行中の単一の取引の一部であった。
23. 原告が請求する金額は、被告が注文し原告が納品した商品の合意された販売価格を表しています。
24、原告は、バージニア州法第6.2-301条に基づき、2024年8月27日から年率6%の法定利率で利息を受け取る権利があります。
したがって、原告であるFrontline Collectibles, Inc. DBA Blowout Cardsは、

被告であるPlatinum Card Breaks, Inc.に対して、2024年4月27日から年利6%の法定利率による利息、本訴訟で費やされた費用、および裁判所が適切と判断するその他のさらなる救済を含め、総額94万5,009ドルの支払いを命じる判決を下す。

第三項 不当利得
25. 第1項から第10項は参照により本明細書に組み込まれます。
26. あるいは、原告は、被告に納品し、被告が受領した商品という形で利益を提供した。
27. 被告は自らが受けた利益を認識している。
28. 被告は利益を受諾し、保持した。
29. 被告は、原告が付与された利益に対して支払いを受けることを期待していたことを知っていたか、または知っているべきであった。
30. 被告が、その合理的な価値を支払わずに取引の利益を保持することを認めることは不公平であろう。

したがって、原告 Frontline Collectibles, Inc. DBA Blowout Cards は、被告 Platinum Card Breaks, Inc. に対して、判決日から年率 6% の判決利率による利息、本訴訟で費やした費用、および裁判所が適切とみなすその他のさらなる救済とともに、合計 945,009.50 ドルの支払いを求める判決を要求します。
 

  引用元

https://www.blowoutforums.com/showthread.php?t=1518667&page=30

 

 

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