挨拶

こんばんは、ざわです。

 

今日は久しぶりにざわ的考察以外の記事も書いていきまっしょー!

もっといろんなことを書いてまとめたりしたいのですが中々時間が足りないのです!

猫の手を借りてあれもこれもやってみたい!! 何卒ご了承を!!笑

 

  いつもの告知 2024/12/07(土) Trade Night in TOKYO

2024/12/07(土) Trade Night in Tokyo

2024/12/08(日) 浅草カードショー 

 

カードショーの開催に合わせてコレクター同士の横の繫がりを深め、

トレカのトレードや開封、マイコレの紹介などなどトレカの魅力を楽しむイベント!!!

それがTrade Night!! 

参加者は絶賛募集中です! 

 

現在34名のコレクターさんからご連絡をいただいています。

参加されるコレクターさんの収集ジャンルとしてはNBA/MLB/Soccer/WWEとなっていますかね?!笑

 

Xでも載せましたが、トレードリストの公開が解禁です! 

楽しむ準備を始めましょう!

 

そろそろざわもトレリスの作成に取り掛かります!!

 

 

  テーマはスポーツカードの版権について!

 

最近話題になっており、『ざわ的講評』などでもよく用いているスポーツカードの版権というワード

ちょっと今回はその版権にまつわる話を掘り下げてみようかなと思います!

 

Topps社、Panini社、Upperdeck社、BBM社、Epoch社等スポーツカードを作成している会社はいくつもありますね!

では誰でもカードを作っていいかというとそういうわけではなく、

契約をしてカードを作ってよい権利(版権)を獲得する必要があるのです。

 

これはトレーディングカードだけではなく、

Tシャツやアクリルスタンドなどチームのロゴやユニフォーム、

選手の写真などを使用するすべての商品でも同様です。

やめよう!無許可商品!笑

 

まぁそんな建前はさておき、

今回はたまたま昨今の大谷さんフィーバーの影響も受けているMLBのカードの版権に関して

幾つか面白い数字が載っている記事・噂話を見つけたので紹介していこうと思います。

 

今回紹介する話題に関しては噂レベルのものも含まれております。

各所に引用元のソースをつけておきますので、情報の真偽の確認は是非ご自分の目でも行ってくださいね!

 

  スポーツカードを発行するために必要な権利は?

まず、初めにスポーツカードを発行するために必要な権利は大きく分けて2つあります。

 

1. リーグ(MLB)との契約


チームのロゴやチーム名を使用するためには、MLB自体とライセンス契約を結ぶ必要があります。

現在、MLBはFanatics社と独占契約を結んでおり、Fanatics社がMLBの公式スポーツカードを製造・販売しています。

その為、MLBに関してチームロゴやユニフォームの柄などリーグが権利を持っているカードを発行することが出来るのは

Fanatics社のみとなっています。

 

リーグとの契約はMLBやNBAなどは独占契約を結んでおり、

現在MLBはFanatics社のみ、NBAはPanini社のみがその権利を有しています。

一方、日本のプロ野球であるNPBはBBM社/Epoch社/Topps社と

複数の会社とリーグとしてその権利を結んでいるパターンですね。

 

2025-26年からはNBAもFanatics社の独占契約になりますのでご注意を!

 

2. 選手(選手会)との契約

 

選手の名前や写真を使用するためには、MLB選手会(MLBPA)とのライセンス契約も必要です。

これにより、選手個人の肖像権やパブリシティ権を適切に管理することができます。

 

この権利は選手個人が管理している場合もあり、

選手会という選手が集まって作る権利団体が一括で管理をしている場合もあります。

 

この①リーグの版権+②選手の版権 の2つを契約することで

このようなLos Angels Dodgersの大谷翔平選手のカードを発行することが出来るのです。 

 

②選手の版権しか持たない場合には

このようなチームのロゴやユニフォームのデザインが分からないような

大谷翔平選手個人のカードが発行されます。

各社版権がない中でも様々なデザインの工夫を凝らして

なるべく版権がないことが目立ちにくいように頑張っているとは思います。笑

 

つい先日Panini社から発売された

MLBPA公認商品

MLBPA 2024 PANINI BOYS OF SUMMER BASEBALL』なども

リーグとは契約を結んでおらず、MLBの選手会との契約を元に作成された商品ですね。

 

 

そして、さらにこのようなカードにサインをしてもらうためには、

選手個人と③サイニング契約をしてもらう必要があると考えられます。

 

 

  トレカを作るための3つの契約(予想)

上記のことから、トレカを作るためには

①リーグの版権

②選手の版権

③サイニング契約

 

この3つの権利を契約して獲得することが必要と考えられます。

 

①リーグの版権 に関してはその金額や規模に関する情報は今回キャッチできなかったので

②選手の版権 / ③サイニング契約についてざっと噂話と海外ニュースをソースをつけて考えていこうと思います。

 

  ②選手の版権について (2020年のトレカバブル前)


●トレカバブルの背景

 

皆さんもご存じの通り、

2020年ごろからコロナウイルス感染拡大に伴うStay Homeの影響で

トレーディングカードは投資家界隈及び海外からの注目が集まり、

急激なシングル価格の高騰、それに伴うBox価格の高騰を引き起こし、バブルを形成しました。

 

現在では少し落ち着きつつあるものの

2020年以前は3000円以下で好きなBoxを購入し気軽に楽しんでいたこのスポーツカード業界も、

2020年以降はシングル価格の高騰につられるような形で1箱10数万円~100万円のBoxなども登場し

そのシングル価格の高騰は現在も継続しており、爆発的な経済市場の拡大を見せました。

 

そのため、種々のスポーツカードにまつわる話をする際には2020年以前だったのか2020年以降の話なのかでは

大きく異なる面があり、注意は必要です。

 

そんなトレカバブル前の選手の版権料として、

アメリカ大手スポーツメディアであるESPNの記事によると、

 

『2020年にMLBPAにライセンス料として2,040万ドル(約26億円)を支払った。

これはMLBPAのライセンス契約としては最高額であり、2019年から約167万ドル増加した。』

 

との記載があります。

これはMLBPAというMLBの選手会との契約料にあたると考えられ、

いわゆる②選手の版権の金額になるかと思います。

 

つまりトレカバブル以前であれば、

年間26億円を支払うことが出来れば、

チームやロゴなしの版権なしのMLBのスポーツカードが1年間発行できていたということ?!

 

  選手の版権について (2023年のトレカバブル後)

そんなこんなで2020年ごろからのトレカバブルを経て、

その市場が拡大するとともにそのライセンス料は年々大きくなっていきました。

 

放映権料や選手の給料などもどんどん右肩上がりになっている状況なので、

ライセンス料が高騰していくのもある程度必然なのか、

それとも、トレカバブルが一因としてライセンス料の高騰が特に著しいのかは正直分かりません。

(ただ何となく後者な気もしますが。笑)

 

そんなスポーツトレカが高尚な趣味と化した現在の版権料として、

アメリカ大手スポーツメディアであるESPNの記事によると、

 

2023年度

トップス社:4,960万ドル

ファナティクス社:4,400万ドル

グループライセンス会社ワンチーム・パートナーズ:2,860万ドル

トレーディングカード製造会社パニーニ:1,020万ドル

 

上記合計

1憶3,240万ドル(約160億円)

が選手会に版権料として支払われたそうです。

 

 

2020年の時の記事にはTopps社以外の版権料は記載されていなかったので

単純にすべてを比較することはできませんが、

Topps社の版権料だけを比較してみると約2.5倍に!!!

 

 

では、

その版権料はちゃんと選手に還元されているのでしょうか・・・・?

 

ということで次の噂話のコーナーへ!!

 

  選手個人への支払いの額は?

 

昔のお話(海外報道レベル)

海外の報道によると、

MLBPAが選手の権利を一括に管理するようになるまで(これがいつのことかは不明)は

トップス社は選手個人と4年契約を結び、

カード上の選手の名前と肖像の権利に対して前払い金75ドルと年間500ドルを支払っていた。

 

とのことです。

その契約金の安さや選手個人個人と契約を結ぶ労力を考えるとかなり前の話なのかなと推測します。

ToppsとMLBとの関係性は1950年代から続いており、

時代によりこの金額の評価が変わるため何ともコメントしにくい感じです。笑

 

 

契約金・サイン一枚当たりの値段(噂レベル)

また、海外のRedditというサイト(日本でいう5chとかそういう感じの匿名雑談掲示板)では、

このような投稿もされていました。こちらの方が割と最近の話であると予想されますが、

あくまでも匿名掲示板の落書きですのでどの程度信用できるかは謎です。笑

 

(和訳は下にのせてあります。)

*********************************
参考までに、
私の息子の高校野球のコーチの息子が二巡目でドラフトしたことがあります。
彼は息子が
Toppsには4,000枚のOn card Auto+サインシール8,000枚
Paniniには6,000枚のOn card Auto +サインシール8,000枚 をそれぞれサインしたと言っていたといいます。
彼の契約は それぞれ25,000 ドルで、最初のサインの後は、1 オートにつき 4 ドル程度でした。
 
そして、彼はスーパーとすべての番号付きパラレルを含む、すべての Bowman 1st カードが入った箱を受け取りました。
カードの裏面にはプロモーション用とラベルが貼られており、彼は決して売らないと誓わなければなりませんでした。
したがって、上位指名はおそらくより多くのお金を受け取るでしょうが、
より多くのサインをしなければならないかもしれません。それは選手が妥協するしかないと思います。
トラウトのような選手は、おそらく 1 オートにつき 50 ドルを獲得すると思います (推測にすぎません)
 
**************************************

この噂話についてのざわ的見解を述べてみましょう!

 

①金額について

この金額についての真偽は完全に謎です。

 

選手個人とカードメーカーとの契約金額について公表されたことはほぼありません。

 

と思っていたのですが

2024/10/31にドジャースがWS優勝を決めた際の番組内で

2005年にホワイトソックスに在籍していた際にWS優勝を経験した井口資仁さんが

『サインボールを1000個書いて、その報酬が1500万円だった』と述べられていました!

 

これも約20年前の話かつカードではなくボールの話なので相場は色々と異なるかもしれませんが、

選手には割とちゃんとした報酬が支払われているのかもしれないと感じますね!

 

②サインの枚数について

 

ルーキー選手が最初の契約時に10,000枚を超えるサインカードを書くということについては、

事実だと思われます。

 

『2024 Bowman』にサインカードが収録されていた日本人の西田陸浮選手が

4000枚以上のサインを行ったことをXで画像付きで報告されていましたね!

(その後該当ツイートを削除されたようなので契約的に公表することに何か問題があったのかもしれません…。)

 

③選手個人が予備のカードを受け取る件について

 
これについては実際にある事象であり、その扱いはメーカーによる差があると考えています。
 
①Panini社の場合
 
Panini社からMLBの有望ルーキーであるJackson Merrill選手宛に送られたカードが
盗難or紛失or破棄され、そのカードの束がSNSで拡散されるという事象がありました。
 
Panini社の場合には、どのようなシリアルのカードでも予備用として1枚多くサインをしてもらっていることが
これらの資料からも確認できますね!
 
これら予備用のカードは『White Box』,『Black Box』を含むレデンプションカードの代替品や
封入されたカードが傷んでいた時の代替品などに使用されていますね。
 
 
②Topps社の場合
 
●2023 Bowman Chrome に全く同じ1/1が二枚封入されてしまっていた件
●何故か角が丸い特殊な2024 Bowmanの1/1のカード(左)の存在

通常版と比較すると、カードの隅が丸くなっており、通常のカードとは異なる仕様であることが示唆される。

Toppsの代替用カードとしては形状が違うことがおかしく、選手保管用のカードだったりするかも…?

 

などなどTopps社の場合には、おったく同じ予備用のカードや特殊な別形状のカードが存在しており、
これらのカードはレデンプションカードの代替品や
選手への贈呈用のカードも存在する可能性が示唆されますね!
 

 

  まとめ

文字数が足りなくなり、最後は論点がずれてしまった感も否めませんが、

トレカが出来るまでのルーツを考えるのも楽しかったりしますので、

興味のある方は是非ご自分でも調べてみて下さいね!笑(投げやりなまとめ)