と つき と おか | 秩序のない現代にモンゴリアンチョップ

と つき と おか

まぁ時には、熱めの設定で

子供ができたのが分かった時は、実は将来の進路も決まっていない状態で、
「開業してバリバリ稼いでやる」という当初の思いとは裏腹に、このまま口腔外科を志して病院に残るのもいいかな…とか、大学に戻って基礎研究、博士号とかも悪くないな…とかスケベ心を出して、色々と思案していた最中。。そういうわけで、就職活動にもイマイチ身が入らず、
そんな状況下、若い時分から懇意にして頂いている部活のOBの先生に喝をいれられ、「この先生の元でまた一からスタートしよう…かな」と、、そんな矢先で、、

「産んでくれ!」
…とは言ったものの、結婚式の費用もないし、来年の生活の拠点もはっきり決まってないし、本当に中途半端で、いつもポジティブに「なんとかなるだろ」くらいに思っているのが、「今回はどうにもならんかもしれんな」、と二ヶ月くらい胃の痛い日が続いた。

結局、就職に関しては、将来のことを思案した結果(嫁さんが付いてきてくれたのも大きかったが)、先輩(小児歯科)を裏切るような形で、現在の就職先に決めたわけだが、「小児…子供の歯を診る」というのは、実はかなり大きな課題
小児歯科から逃げるようにうきはに来たものの、なぜか、毎日やまのように子供を相手にさせられ、「子供をしっかり診れるようになる(れ)」、これは現在のそしてこれからも課題のひとつ
今勤めている就職先は、土地柄か、結構虫歯の多い子が多く通っているが、全国的にみたら、12歳以下で虫歯の本数は1本か2本くらいというのが実情
「虫歯が少ない事はいい事、歯医者いらず!」と理想的にいって欲しいものだが、検診の子供を見ていて思うことは、今の子供の歯並びが悪いこと悪いこと、あと歯磨きが悪いこと悪い事
「どうして歯並びが悪くなるんですか?と子供の母親に相談された時、お前だったらどう答える?」
と言われて、「遺伝ですか?」と答えたら、先輩に「Q大まで言って、そんな情けない答えすんな」と、1時間近く本気で怒られたのは今でも忘れられないですが、自分が子を持つ親になって、「おしゃぶりっていつまでOKだっけ?」「指しゃぶり?」「離乳食、卒乳?良く噛む」「舌の動き」素朴な疑問は尽きないもの、(まぁこの咬合発育の分野の話はおもしろいのでまたいつか、我が子で子育てを借りた実験をします)
いつか尊敬する先輩にどんな形でも恩返しせねば、、です

で、結婚に関しては、親と言うのは偉大なもので、「あんたたちが親になって自分たちの子供が同じ状況になった時までの宿題」ということで、怒られるでもなく、「男として、お腹が大きくなる前にウェディングドレスを着させてやりなさい」と背中を押される形で、ささやかながらの結婚式を挙げさせて頂きました。
準備期間が2カ月ということで、看護師の嫁さんとはシフトも合わないし、、ウェディングプランナーさんが獅子奮迅の働きでそいつは無茶な結婚式でしたが、挙げるつもりもなかった結婚式、身内だけの小さな結婚式でしたが、やっぱり挙げれてよかった、だす。
現時点においても、新婚旅行も連れて行ってやれてない甲斐性なしですが、いつか両親、嫁さん、嫁さんの両親に恩返しをせなあかんです。

そんなこんなで、結婚準備して、結婚して、就職活動して、引っ越し準備して、引っ越しして、ゲロ吐きそうになりながら福岡を後にして、うきはに来てからはのんびり4カ月…

10か月、本当にいろいろあったけど、生まれたぞ!

2011年8月16日23時56分

8日の予定日からは1週間遅れて、のんびり屋みたいやけど、

君に父親にして頂きました。しっかり育てます。育ってください。

親バカします。時々バカもします。


秩序のない現代にモンゴリアンチョップ