監督:ジョー・カーナハン

主演:マット・デイモン、ベン・アフレック、スティーブン・ユァン、カイル・チャンドラー

 

「AIR エア」「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」などで、これまでにも数々のタッグを組んできた盟友ベン・アフレックとマット・デイモンが、製作・出演に名を連ねたクライムスリラー。アメリカ・マイアミを舞台に、思わぬ大金を発見したことで、警察内部の信頼関係が崩壊していくさまを描く。

廃墟と化した古びた隠れ家で数千万ドルもの現金を発見した、マイアミ警察の警官たち。その金額の大きさが外部に知れ渡ると、あらゆることに疑いの目が向けられ、警官たちも誰を信用していいのかわからなくなっていく。

「炎のデス・ポリス」「NARC ナーク」のジョー・カーナハン監督がメガホンをとった。出演はベン・アフレックとマット・デイモンのほか、「ミナリ」「バーニング 劇場版」のスティーブン・ユァン、「ワン・バトル・アフター・アナザー」のテヤナ・テイラー、「そして、ひと粒のひかり」「バレリーナ The World of John Wick」のカタリーナ・サンディノ・モレノ、「ザ・フラッシュ」のサッシャ・カジェ、「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」のカイル・チャンドラーら実力派キャストが顔をそろえた。Netflixで2026年1月16日から配信。(映画.com)

 

2026年製作/112分/アメリカ
原題または英題:The Rip
配信:Netflix
配信開始日:2026年1月16日

 

 

金は人生を狂わせる
 

 

タランティーノも大絶賛する本作。

 

その期待値を胸に鑑賞。

 

「目の前に誰のものでもない大金が転がっていたらどうする?」

 

という、完全に理性を試されるゲームだった。

 

 

  グッときた点

 

①悪アフレック

 

J・D・バーン(ベン・アフレック)がルイス・ネリみたいな悪童全開の髭面で、

この強面感が良かった。

 

ベン・アフレックって、正義感溢れるキャラを演じるより、

こういう悪そうで、導火線が短いキャラを演じている方がさまになる。

 

このキャラのおかげで、

JDとデーン(マット・デイモン)が、

ちゃんとミッションを遂行しようとしていたという後半の種明かしがしっかり機能していた。

 

 

 

②二人は仲良し

 

デーンとJDは現金を見つけてから、

二人はずっと

 

「本部にバレずにかっさらってやろう」

「ふざんけんな!バレたらどうすんだ!」

 

みたいなやり取りをしていた。

 

僕は絶対にこの流れはきっと現金をかっさらう流れなんだろうなと思っていたが、

真相は真犯人を炙り出すための演技だった。

 

ずっと小競り合いをしていたデーンとJDに、

 

「もうちょっと仲良くやってくれよ」

 

と思っていたので、

二人がグルだと知った時はニヤリだった。

 

 

 

③現金輸送中の緊張感

 

隠れ家で2000万ドルの現金を発見し、

それを移送する車内。

 

デーン、JD、他2名の警官を載せて彼らは言葉を交わす。

すると、その一人の行動に疑義が生まれる。

 

報告していた押収金額にずれが生じていたのだ。

これを起点に、密告者探しが始まる。

 

結果、デーン、JD以外の二人の警官が仕組んだ現金強奪計画だったことがわかる。

 

この探り合いの緊張感はなかなか良かった。

 

 

 

④西部警察

 

ラストのカーチェイス。

 

黒幕を追い詰めるJD。

 

車を運転しながら散弾銃なのか、

ショットガンなのかわからないが、

 

とにかく銃をぶっ放し続け追いつめる。

 

市民が巻き込まれたらどうすんねん!!

 

なんて思ってしまうくらい躊躇なくぶっ放すJDに大門圭介の背中を見た。

 

 

 

  惜しい点

 

①連れの女性警官への労い

 

デーン、JDと現場に入った女性警官。

 

大金を目の前にして「こんだけあったら人生変わるよなぁ」と、

愚痴をこぼしながら金を数える。

 

二人とも生活が苦しそうな雰囲気をバリバリ醸し出している。

 

なんかこの二人を見ていたら、

せっかく大仕事をやり切ったんだから、

少しくらい恩恵があってもいいじゃないかって思ってしまった。

 

全然本編と関係ないツッコミですんません(笑)

 

 

 

  まとめ

 

タランティーノは大絶賛だった。

 

僕は大絶賛とはいかないまでも、

それなりに楽しめた。

 

デーンとJDが普通に仲良しで、

最後は浜辺でビールを飲んで祝杯をあげる。

 

最後のハッピーエンドは大歓迎だが、

もう一ひねり欲しかったのも正直な所。

 

ラストの黒幕とJDが退治するシーン。

 

大金が入ったバッグの中身を黒幕に見せた時に、

その中身を見て彼は絶望するのだが、

結局中身はお金に見せかけた電話帳で、

大金は別の場所に移送されているというものだったが、

このあたりでサプライズのチャンスはあった気がした。

 

もしくは、本部で現金を数えて、

それがデーンたちの申告通りピッタリの額になるのだが、

実はデーンたちがちょっとちょろまかしていて、

仲間で山分けするなんてのも悪くないと思っていた。

 

ということで、

こんな悪しき妄想をしてしまう僕は、

警察には全く向いていない。

 

映画自体はサクッと観れるし、

なかなかの緊張感もあるので、

それなりに楽しく鑑賞できる作品だと思った。

 

 

 

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