監督:ポール・トーマス・アンダーソン
主演:レオナルド・ディカプリオ、ショーン・ペン、ベニチオ・デル・トロ、レジーナ・ホール、テヤナ・テイラー、チェイス・インフィニティ
ベルリン、カンヌ、ベネチアの3大映画祭で受賞歴を誇るポール・トーマス・アンダーソンが、レオナルド・ディカプリオを主演に迎えて手がけた監督作。トマス・ピンチョンの小説「ヴァインランド」からインスピレーションを得た物語で、冴えない元革命家の男が、何者かにひとり娘を狙われたことから次々と現れる刺客たちとの戦いを強いられ、逃げる者と追う者が入り乱れる追走劇を展開する。
かつては世を騒がせた革命家だったが、いまは平凡で冴えない日々を過ごすボブ。そんな彼の大切なひとり娘ウィラが、とある理由から命を狙われることとなってしまう。娘を守るため、次から次へと現れる刺客たちとの戦いに身を投じるボブだが、無慈悲な軍人のロックジョーが異常な執着心でウィラを狙い、父娘を追い詰めていく。
逃げ続ける中で革命家時代の闘争心を次第によみがえらせていくボブを、レオナルド・ディカプリオが演じ、ボブの宿敵であり、娘ウィラに執拗な執着をみせる軍人ロックジョーをショーン・ペンが怪演。ボブのピンチに現れる空手道場の謎のセンセイ(先生)をベニチオ・デル・トロ、ボブの革命家仲間をレジーナ・ホール、妻でカリスマ革命家をテヤナ・テイラーが演じ、新進俳優チェイス・インフィニティが娘ウィラ役を務める。(映画.com)
原題または英題:One Battle After Another
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2025年10月3日
「ちゃんと面白い」とはこういうこと!
こういう作品を「面白い作品」というのだ。
を、痛感した映画体験だった。
まったく先が読めないし、
狂ってるし、ぶっ壊れているし、
配役最高だし、鑑賞後の気分もいい。
完全にやられました。
グッときた点
①予想がつかない展開の連続
大体革命家の話って時点で普通じゃない。
そこに変態軍人や、
他の活動家のサポート、
巨大裏組織の暗躍、
娘の暴れっぷり、
と、色んな要素が次々に放たれて、
全く飽きない。
各シーンの演出も面白いし、
緊張と緩和が実に良いタイミングで繰り返されていくので、
実に面白かった。
②役がはまり過ぎな件
ディカプリオのダメパパっぷりはもちろんだが、
ショーン・ペン、ベニチオ・デル・トロの2大名優が実にいい!
ショーン・ペンは、
過去のイメージをぶっ壊すほどのクレイジーサイコ野郎で、
この振り切り方は本当に素晴らしかった。
また、デル・トロも一見頼りなさそうな感じなのに、
やるとなったら即行動の超頼れる男。
あのもっさり感から放たれるオーラが素晴らしかった。
脇役二人が強烈すぎるが、
中心メンバーはどの俳優もテンションが高く、
作品に隙を与えなかった。
③革命家としての面倒な手続き
途中、娘の居場所を聞き出そうと、
革命組織フレンチ75と連絡をとるボブ。
だが、「今何時だ?」という質問で暗号を回答しなくてはならず、
この面倒な手続きのせいでなかなか先へ進めないという無駄なやり取りが、
とてもくだらなくて良かった。
また、笑い狙いで無意味なシーンを作っているというのではないのが良かった。
革命組織の担当者の手続きは真面目で、
それゆえに生産性が低い。
ボブは手続きにイライラが最高潮になり、
結局、幹部に直接相談して手続きを完了させる。
真剣にバカバカしいことをやっているので、
好感が持てるアプローチだった。
④「クリスマスの冒険者」という謎クラブ
ショーン・ペン演じる軍人ロックジョーが入会を熱望する謎クラブ、
それが「クリスマスの冒険者」。
これがまたいかがわしさ満載のクラブで、
特権層のイヤーな感じがプンプンするところがまたいい。
どこかのお屋敷の謎の地下通路の奥にある会議室に、
こそこそ集まって話し合っているのも嫌悪感増でグッド。
また、このグループの一人がロックジョーを暗殺(未遂)して、
偶然かち合った娘のウィラにやられるという展開も好き。
結局グループの目的は全く分からなかったが、
このグループが存在することで、
先の読めない展開に拍車がかかっていて最高のスパイスになっていた。
⑤なぜかほっこりするラスト
こういうのにありがちな主人公が死ぬパターンはなく、
娘と一緒に平穏に暮らすラストがと良かった。
しかも、娘も革命家になっているという少しパンチを利かせた終わらせ方も良い。
これでいいんだよな。
惜しい点
①音楽がもっとクールだったら、、、
タランティーノ的なノリで音楽もイケイケだったら、
さらに高揚感を感じていたかもしれない。
ピアノや木琴を使った効果音も良いが、
サントラ聞きたくなるようなクールな楽曲をちりばめてくれたら、
ぶち上がりだった気がしたので惜しかった。
感想と学び
とにかく最高だった。
物語、展開、配役、スピード感、
どれをとっても曲者な仕上がりで、
宣伝文句の通り3時間近い上映時間でもたっぷり没頭出来た。
ここまでちゃんと面白い作品は久しぶりだったなぁ。
レイトショーでちょっと眠かったのに、
眠気を吹っ飛ばしてくれるパワーがあった。
ラストのカーチェイス(実際はチェイスはしていないけど)も、
波のようにうねる道を使って、
面白い演出で魅せてくれた。
これほどまでいろいろな映画作品があっても、
まだまだこんなにパワーのある作品が生まれてくるというのが嬉しかった。
かなり癖はあるので万人受けはしないかもしれないけど、
僕には完全にぶっ刺さりました!
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