監督:フィリップ・コッホ

主演:マティアス・シュバイクホファー、ルビー・O・フィー

 

ティムとオリビアが住むアパートの建物が、突然謎めいたレンガの壁に取り囲まれてしまう。何とか壁の向こう側に逃げ出そうと、ふたりは隣人たちと力を合わせて必死で脱出方法を模索し始める。(filmarks)

2025年製作/100分/ドイツ
原題または英題:Brick
配信:Netflix
配信開始日:2025年7月10日

 

変幻自在の壁 

 

意味不明な壁に閉じ込められる話。

 

結果、企業の起こした大惨事ということだが、

これは勘弁してほしい。

 

損害賠償がどうこうの話じゃなかった。

 

  グッときた点

 

①壁を解く

 

謎解き要素は面白かった。

 

実は壁には法則があって、

その謎を解きに行くパートは興味がわいた。

 

スマホと連動して操作が出来る鉄壁の壁。

 

監視をしていた大家の部屋にあるモニターに、

一部始終が映されていて、

そこにヒントがちりばめられているのだが、

そこから推理をして壁の突破に挑む過程は面白かった。

 

 

②大惨事

 

ラストのオチ。

 

企業が開発していたあらゆるものから防衛する壁。

これが事故によって町中に流出してしまった。

 

それによって主人公たちが閉じ込められ、

彼らだけではなく、

町中が閉じ込められてしまった。

 

この絶望感はなかなか良かった。

 

おそらくどうせバッドエンドだろうと思ったけど、

主人公たち以外にとってもバッドエンドという状況。

 

自衛のための技術が、

自分たちを苦しめるとは何とも皮肉なオチだった。

 

 

 

  惜しい点

 

①住人がドタバタ

 

設定はなかなか面白いんだけど、

住人同士のいざこざやドタバタが邪魔して、

テンポを邪魔してくる。

 

もうちょっと様々なヒントをもとに

「壁をどう突破するか」

というところにフォーカスしてもらえたら、

もっとワクワクできた。

 

 

②陰謀論者のおっさんが邪魔

 

こういうのに出て来がちな、

ユーリという狂信的な陰謀論者。

 

こいつが鬱陶しかった。

 

一度銃で撃たれているのに、

なぜか復活して主人公を邪魔する。

(これは説明もないからマジで何で生きているかが分からん)

 

ハラハラドキドキ要素で差し込んでいるんだろうけど、

謎解き要素にフォーカスして、

こういうやかましいおっさんは排除してほしかった。

 

 

  感想と学び

 

企業の活動はちゃんとしてもらわないと困っちゃうね。

 

研究していた何かが、

事故によって外部に漏れ、

大惨事を招くということで、

なんかバイオハザードみたいな話だった。

 

かと思えば、

カナダ映画の「キューブ」のような要素もあって、

設定はなかなか面白かった。

 

ただ、これをデビッド・フィンチャーが撮ったら、

「パニックルーム」のようなカッチョいい作品になったのではないか。

 

全体的に画質などは悪くはないのだが、

カメラワークや、ショットの格好良さが今一つだったので、

映像にキレがあったら印象も違ったかも。

 

これ観てて思ったんだけど、

やっぱり、こういう時こそ、

慌てず冷静な態度が大事!

 

そんで、厄介な奴は早めに隔離するなり、

閉じ込めるなりで邪魔できないようにするに限る。

 

組織でもスポーツの世界でもそうだけど、

チームの輪を乱す奴は、早めに排除するに限る。

 

人情でチームに残しても、

あとでとんでもない悪影響を及ぼすからね。

(ユーリがそのまま生きてたら全滅していたし)

 

ちょっと惜しい所もあったけど、

サクッと見るにはちょうど良い感じの作品でした。

 

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