監督:片山慎三
主演:柳楽優弥、笠松将、吉岡里帆、恒松祐里、倍賞美津子
累計発行部数400万部を超える二宮正明のコミックを、ディズニープラス「スター」の日本発オリジナルシリーズとして実写ドラマ化。主演は柳楽優弥、脚本は「ドライブ・マイ・カー」でカンヌ国際映画祭脚本賞を受賞した大江崇允、監督は「岬の兄妹」「さがす」の片山慎三がそれぞれ務め、一見するとのどかな山間の村に赴任してきた警察官が、閉ざされた村社会の中で常識を揺るがされていく姿を描く。
都会から遠く離れた山間の供花村(くげむら)に、家族を伴って駐在として赴任した警察官の阿川大悟。しかし、その村には「人が喰われる」という噂があった。警察官としての信念で真相を探る大悟だったが、やがて村は穏やかな日常に潜む恐ろしい顔をのぞかせ、次々と不可解な出来事が起こる。友好的だがどこか不気味な村人たちに、大悟は疑心暗鬼になり、次第に追い詰められていく。
狂気の世界へと誘われていく主人公・阿川大悟を柳楽優弥が演じるほか、笠松将、吉岡里帆らが共演。ディズニープラス「スター」にて、2022年にシーズン1(全7話)が配信。2025年3月25日からシーズン2(全8話)が配信(3月19日に第1・2話、26日に第3・4話を同時配信。以降は毎週水曜日に1話ずつ配信)。
都会から遠く離れた山間の供花村(くげむら)に、家族を伴って駐在として赴任した警察官の阿川大悟。しかし、その村には「人が喰われる」という噂があった。警察官としての信念で真相を探る大悟だったが、やがて村は穏やかな日常に潜む恐ろしい顔をのぞかせ、次々と不可解な出来事が起こる。友好的だがどこか不気味な村人たちに、大悟は疑心暗鬼になり、次第に追い詰められていく。
狂気の世界へと誘われていく主人公・阿川大悟を柳楽優弥が演じるほか、笠松将、吉岡里帆らが共演。ディズニープラス「スター」にて、2022年にシーズン1(全7話)が配信。2025年3月25日からシーズン2(全8話)が配信(3月19日に第1・2話、26日に第3・4話を同時配信。以降は毎週水曜日に1話ずつ配信)。
まじ、こんな村嫌だ
期待が高まっている中での完結編。
どうなるのかと思ったら、
その期待にしっかり応えてくれた。
僕が見てきた色々な作品で比較すると、
ここ最近では珍しいくらい、
続編でも面白いを体現してくれた。
グッときた点
①やっぱり柳楽
「そっちが狂ってるなら、こっちも狂うしかねぇだろ」
と、言って後藤家に真っ向勝負を挑む。
こんなの痺れないわけないよね。
いつでもやってやるぞ感がマシマシで、
柳楽さんの魅力が爆上がりだった。
②1話、2話の引き込み方
これが本当にうまかった。
特に2話なんて、
後藤家が警察に牙を剥いて、
警察全滅しちゃうからね。
後藤家、強すぎんか?
さらに大吾もピンチになるんだけど、
大吾が覚悟を決めて、
敵に突っ込もうとした瞬間に終わり。
!!!!!
2話を見た当時、
4話まで配信していたので、
睡眠不足が確定した瞬間だった。
だが、最高の導入だった。
③銀の呪い
ベールに包まれていた後藤家の支配者。
後藤銀の過去が描かれる。
ここで、恒松裕里が妖艶かつ、
狂気の銀を演じ、良い仕事をする。
さらに「あの人=白銀」の誕生も描かれ、
テンション落ちる傾向の中盤を、
丁寧かつ、残酷に描き、良いバトンを繋いでいた。
④岩男の独り占め
シーズン1から魅力が炸裂していた岩男だが、
2ではさらに爆発する。
恵介推しが凄すぎて、
暴れに暴れまくる。
最後は白銀を食べて、
超人的な力を手に入れ、
怪物と化し、最終話を盛り上げる。
結局、吉原光夫に痺れっぱなしだった。
⑤ラストカット
阿川家が供花村に住んでいるカットで幕を閉じる。
これが実にいい。
家族がBBQに講じている様子を、
新しく駐在として村に来た男の目線で遠目から映し出される。
敢えてアップにしないことで、
大悟の表情がわからない所が良くて、
僕的にはとてもポジティブな終わり方だった。
でも、あんな地獄のような出来事があった村に住むとか、
普通に考えたら絶対無理だけど。
惜しい点
①大悟の暴れ不足
もう~!これなんよ!
柳楽優弥のおかげで、
大悟が格好良すぎるのは全く問題ないんだけど、
2話、3話以上の大暴れがその後に観れなかったのがとにかく残念だった。
僕としては、最後の最後で大悟が大爆発して、
後藤家をガチボコにしてくれる展開が来てくれたら最高だった。
が、そうはならず、
なんなら岩男が美味しい所をかっさらってしまった。
お膳立ては完ぺきだったからこそ、
とにかくこれだけがただただ悔やまれた。
感想
前回もとても面白い内容だったが、
まさかここまでテンションを上げてくるとは思わなかった。
1、2話が本当に最高で、
最終話でどう終わらせるのか、
これは正直不安だった。
だが、その最終回もテンション高めで、
二転三転する仕掛けがあり、
個人的には満足だった。
そして、何よりもこれだけのパワーを持った作品を日本が作れたのは、
本当に誇らしい。
ただ、これがディズニープラスでしか見れないというのが本当にもったいない。
日本が世界に挑む作品として、
より多くの方に観てもらいたいと思った。
(グロとバイオレンス苦手な人以外で)
本作はこれで終わりだが、
この作品のおかげで「ガンニバル基準」というのが出来たと思う。
これぐらいのクオリティ―の作品を作れば、
世界で認められるという基準だ。
これは「SHOGUN 将軍」もそうだ。
そう考えるとディズニープラスのドラマってマジで熱いな。
いずれにしてもシーズン1、2と超面白かったので、
とってもおススメです!