監督:北野武
主演:ビートたけし、浅野忠信、大森南朋、中村獅童、白竜
 

北野武が監督・脚本およびビートたけし名義で主演を務め、「暴力映画におけるお笑い」をテーマに型破りな演出で撮りあげた実験作。約60分の映画を前後半に分け、前半は警察とヤクザの間で板挟みになった殺し屋の奮闘を活写する骨太のクライムアクション、後半は前半と同じ物語をコメディタッチのセルフパロディで描く。
男たちの欲望渦巻く裏社会で、殺し屋としての並外れた能力を武器に暗躍する男・ねずみ。ある日、殺人容疑で警察に捕まった彼は罪を見逃してもらう代わりに、覆面捜査官として麻薬組織に潜入するよう命じられる。(映画.com)

 

2024年製作/66分/日本
配信:Amazon Prime Video
配信開始日:2025年2月14日

 

 

天才たけしのやりたい放題 

 

これはひどい笑
全然面白くねーじゃねーか!
バカヤロー!
 
前半やたらカット割りが多いなと思っていたら、
後半のコントへの伏線だったわけだ。
 
で、そのコントが全然面白くない
 
実験的な映画というが、
これって昔のコント番組であった気がする。
ただ、それをある程度の予算でやったことにだけ価値があると思った。
 
が、それ以外に価値は感じなかった。
 

 

  グッときた点

 

①たけしにしかできないが一杯
 
こんなくだらない映画はたけししか作れないでしょ。
もうこの映画の価値はそこだけだった。
 
 
②くだらないくらい、くだらない
 
コント部分については、
本当にたけしの脚本なんだろうなぁと思う要素ばかりだった。
 
簡単に言えば、ドジでバカ。
小学生みたいなノリだ。
 
全部がくだらな過ぎて、
演者も楽しかったんじゃないかなと思った。
 
 
③1時間一本勝負
 
この選択は正解。
 
この内容で2時間やられたらたまったもんじゃない。
 
1時間という選択は本当に懸命で、
正しい選択だった。
 
 

  惜しい点

 

①あの頃のシャープさがない
 
前半のシリアスパートにあの頃のキレを感じなかった。
もっと、冷たくてキリキリした「たけし映画の空気」が薄く感じた。
 
コントがメインの作品なので、
敢えてそうしているのかもわからないが、
あのシャープさが物足りなかった。
 
 
②たけしには荷が重い
 
やっぱりたけしの活舌が悪く、
体型もぽっちゃりで、
物語の足かせになっている気がした。
 
78歳になってもチャレンジしていること自体賞賛されることだが、
もう演者はいいんじゃないかな。
 

 

  感想

 

今後、たけしはイーストウッドみたいに監督業に専念してほしい。
 
たけしの映画はこれからも見たいし、
あのひりついた雰囲気の映画をもう2~3本作って欲しい。
 
今回は、たけしのやりたいことをそのままやったわけで、
コメディアンとしての矜持は示せたと思うが、
多くのファンは「これじゃない」と思ったんじゃないかな。
 
いずれにしても、
こんな映画はたけしにしか作れない。
 
人生の後半で、
こんなに好き放題なことを出来るたけしが羨ましく思えた。
 

 

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