監督:アンディ・サーキス

主演:トム・ハーディ、ミシェル・ウィリアムズ、ウッディ・ハレルソン、ナオミ・ハリス

 

マーベルコミックのダークヒーロー、ヴェノムの活躍を描いたトム・ハーディ主演作「ヴェノム」の続編。圧倒的戦闘力と残虐性を持ち、ヴェノムの大敵となるカーネイジとの戦いを描く。「悪人以外を食べない」という条件でエディの体に寄生した地球外生命体シンビオートのヴェノムは、食欲制限を強いられ不満を抱えながらも、エディとの共同生活をそれなりに楽しんでいた。そんな中、ジャーナリストとして未解決事件の真相を追うエディは、刑務所で死刑囚クレタス・キャサディと再会する。クレタスは猟奇殺人を繰り返したシリアルキラーで、死刑執行が迫っていた。エディに対し異様な興味を示すクレタスは突如として彼の腕に噛み付き、その血液が人間とは異なることに気づく。そして死刑執行の時、クレタスはついにカーネイジへと覚醒する。主人公ヴェノム/エディ役をハーディ、エディの元恋人アン役をミシェル・ウィリアムズが続投で演じ、「スリー・ビルボード」のウッディ・ハレルソンがカーネイジ/クレタス役を演じる。そのほか新キャラクターのシュリーク役で、「007」シリーズのナオミ・ハリスが参加。「モーグリ ジャングルの伝説」など監督としても活躍する俳優アンディ・サーキスがメガホンをとった。(映画.com)

 

2021年製作/98分/G/アメリカ
原題:Venom: Let There Be Carnage
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

 

「大食い同士のボコしあい」

 

最強ヴェノムにライバル:カーネイジが登場というのが今回の肝。

 

それがシリアルキラーのクレタス。

いつもよりもちょっと病的なウッディ・ハレルソンが楽しそうに演じているが、

結論、前回の方が面白かった。

 

ヴェノムは怖い顔して意外といいやつで、

エディとの掛け合いが面白くてそれが楽しかった印象だった前作。

 

今回はドラゴンボール的な感じで、

もっと強いやつを出そうという事で満を持してカーネイジが来たものの、

「結局勝っちゃうんでしょ?」と、

斜に構えた見方をしてしまったので、

なんか物足りないまま終わってしまった。

 

ただ、アンとの関係があくまでも元恋人どまりになっているのが好印象で、

新恋人のダンもいいやつなもんだから、

この三角関係はこれからも維持して欲しいと思った。

 

エンドロールの途中でスパイダーマンとの絡みを示唆するシーンが映しだされる。

 

最新作「ノー・ウェイ・ホーム」で最高の盛り上がりを見せたスパイダーマンに、

ヴェノムがどれだけ絡めるか、製作陣の腕の見せ所になりそうだ。