監督:武正晴
主演:山田孝之、玉山鉄二、満島真之介、森田望智、柄本時生、伊藤沙莉、後藤剛範、恒松祐里、冨手麻妙、西内まりや、國村隼、ピエール滝、リリー・フランキー
バブル景気に沸く1980年代の日本を舞台に、「AVの帝王」と呼ばれ、アダルトビデオ業界に旋風を巻き起こした伝説の男・村西とおるの破天荒な生き様を描くNetflixオリジナルシリーズ。
「お待たせしすぎたかもしれません」
1話から8話までほぼ一気見してしまった。
それくらい作品の持つパワーがすごく、
民放では絶対に出来ない表現をやりきって、
作品はフィナーレを迎えた。
シーズン2では衛星放送事業にチャレンジし、
転落していく村西監督のジェットコースター人生を味わう。
全体を通してシーズン1で感じたのと同じ勢いは感じられなかった。
展開もシリアスだったのもあるかもしれない。
資金が底をつき、裏切られ、仲間からも見捨てられ、やくざに追い込まる。
どん底のどん底を見せつけられる展開に、
後半の監督はほとんどしゃべらず、ただただもがき苦しむ姿が描かれる。
最後は”でも監督はかわりませ~ん”という感じで、
ポップな結末を見せるが、
シーズン1の攻めの監督の動きと比べると、
やはり物足りなさを感じてしまった。
シーズン1で登場した各キャラクターがそれぞれの輝きを放ちながら、
新しいキャストメンバーも、体を張り、パワーを存分に見せつけてくれた。
もはや、この作品においては体当たりが当たり前で、
この位の熱量のない役者には到底チャレンジが出来ない作品だと思った。
全裸監督というタイトルではあるが、
全員が全裸になるくらいの覚悟で作品を作っている。
その熱はしっかりと伝わってきた。
最終話で渋谷のスクランブル交差点のシーンがあるが、
「今際の国のアリス」で使ったセットをそのまま使うなど、
同じネットフリックス内で、うまくコストを抑えたなと。
もちろん、これはこれで迫力あるシーンになっていた。
僕は相当に期待が膨らんでいた。
そして、期待通り面白かったのだが、
後半2話くらいは、村西監督が攻めに転じ続ける展開を描いてもらえると、
もっと救いがあった気がした。
僕の方が待ちすぎてしまっていたかもしれません。
