監督:永井聡
主演:菅田将暉、野村周平、竹内涼真、吉田鋼太郎
古屋兎丸の同名コミックを、菅田将暉、野村周平、竹内涼真ら人気若手俳優の共演で実写映画化した学園コメディ。全国屈指のエリートたちが集まる超名門・海帝高校。政財界に強力なコネを持つこの学校で生徒会長を務めた者には、将来の内閣入りが確約されるという。主席入学を果たした1年生の赤場帝一は、総理大臣になって自分の国をつくるという夢を叶えるための第一歩として、生徒会長の座を狙っていた。2年後の生徒会長選挙で優位に立つべく誰よりも早く行動を開始した帝一は、想像を絶する命がけの権力闘争の中へ身を投じていく。「ジャッジ!」「世界から猫が消えたなら」の永井聡監督がメガホンをとり、「ROOKIES」のいずみ吉紘が脚本を担当。
2017年製作/118分/G/日本
配給:東宝
「最後まで帝一が帝一なのが◎」
バカ映画を見る気分でジャケ買いのごとく見てみたら、
とっても面白かった。
それぞれの俳優がしっかりとその役柄を乗りこなし、
画面に躍動感を与えていて、
皆それぞれがいい仕事をしている。
この映画の良いところはズバリ、
「帝一がぶれない」
これに尽きる。
最初はとにかく野心の塊のような帝一(菅田将暉)だったが、
大鷹弾(竹内涼真)に出会ったことで、
どこか人間味を帯びてきていた。
おいおいこのまま守りの姿勢で終わっちまうのか?
と、思っていたら、
最後の大鷹弾との生徒会長をめぐる総選挙。
残り1秒というところで弾に1票を投じた帝一。
しかし、それすらも光明(志尊淳)との連携プレイ(前半に振りがある)から生まれた人心掌握術の一つであったことが明かされる。
さらに、最後の最後、大鷹弾の生徒会長就任式でピアノの演奏を披露した帝一が弾いた「マリオネット」という曲。
そして、最後に帝一がボソリと一言
「君たちのことだよ」
これだよ。
これ。
こういうぶれない映画が俺は好きだね。
途中、一瞬お涙頂戴になびくと思いきや、
それすらシメシメ顔で自分の野望の一つにしてしまう帝一。
こういう物が見たかった。
序盤はすごくテンポが良くて、
グイグイ引き込まれ、
中盤でスピードが落ちて心配したが、
結局、最後は帝一に踊らされるというこれ。
素晴らしい脚本だった。
劇中、特にお気に入りのシーンは、
帝一と父親がテストの点数で競い合うシーン。
このくだらない熱量。
まさにこの映画の勢いを象徴するシーンで、
思わず笑ってしまった。
バカバカしい内容だが、
全員の本気が伝わってくる素晴らしい映画だった。
・漫画原作


