監督:ブライアン・シンガー

主演:ラミ・マレック、ルーシー・ボーイントン、グウィリム・リー、ベン・ハーディ、ジョセフ・マッゼロ

 

世界的人気ロックバンド「クイーン」のボーカルで、1991年に45歳の若さでこの世を去ったフレディ・マーキュリーを描いた伝記ドラマ。クイーンの現メンバーであるブライアン・メイとロジャー・テイラーが音楽総指揮を手がけ、劇中の楽曲には主にフレディ自身の歌声を使用。「ボヘミアン・ラプソディ」「ウィ・ウィル・ロック・ユー」といった名曲誕生の瞬間や、20世紀最大のチャリティコンサート「ライブ・エイド」での圧巻のパフォーマンスといった音楽史に残る伝説の数々を再現するとともに、華やかな活躍の裏にあった知られざるストーリーを描き出していく。(映画.com)

 

「ラスト21分の為にある映画」

 

言うまでもなく伝説のバンド「クィーン」

そのフロンマン、フレディ・マーキュリーを描いた映画。

 

主演のラミ・マレックは容姿は似ていないので、

始めは違和感を感じるのだが、

だんだんと貫禄を増していき、

最後はフレディそのものだった。

 

この映画、正直ラスト21分以外はそれほどでもなかった。

色々省略された、結構薄っぺらいサクセスストーリーを見せられる。

 

その所々でゲイとか、ドラッグとか、

フレディの別の顔を見せながら、

愛に飢えた孤独なスーパースターを映し出す。

 

フレディの寂しさは何というか、

見ていて痛々しかった。

どれだけの名声と才能を誇っても、

埋まり切らないものがあるんだね。

 

最後にはクィーンのメンバーや、

自分を支えてくれるメアリー達が仲間であり、

家族である事を再確認するんだけど、

それが分かった時にはすでにエイズ感染した。

 

そんな、色んな葛藤を乗り越えて出演したチャリティーライブであるライブエイドは、

その思いを爆発させるかのようなステージになる。

 

このライブは本当に良かった!

この映画を見るに当たって、

YouTubeで実際の映像を見ていたんだけど、

パフォーマンスは本物と一緒。

 

ライブ感を出す事を相当意識したであろう、

音も粗っぽくてすごくよかった。

カメラが縦横無尽に動き回り、

クィーンと観客を結びつける演出も素晴らしかった。

 

映画の冒頭。

ライブエイドに向かうシーンから始まるので、

1時間半焦らされまくった結果、

ご褒美をもらった気分で21分間はずっと心が震えていた。

 

超個人的に言わせていただければ、

ライブエイドまでのライブシーンは最小限に抑え、

もう少し人間ドラマのパートを濃くして、最後にライブエイドで大爆発させる。

と、いうのだと俺はもっとグッと来たかも。

 

ちょっと展開がポンポン次に行き過ぎて、

もうちょい深掘りが欲しかった。

 

色々わがままは言ったけど、普通に良いことは良いので、

誰と見ても楽しめる映画であるのは間違いない。