監督:デヴィット・フィンチャー
主演:ダニエル・クレイグ、ルーニー・マーラ

約1年ぶりのフィンチャー映画。
原作は世界的ベストセラーの3部作。その第1弾。

タイトルシークエンスでいきなり「移民の歌」にのせた半端ないセンスのオープニング。
これは「ファイトクラブ」を彷彿させた。

そして、ストーリーが始まる。
報道記者のミカエルと、謎の調査員リスベットがいかにして「ハリエット殺し」の犯人探しを始めるか。
について、約1時間強の時間を使いバックボーンを説明。

とても情報が多い内容なので覚えるのが大変。
これはBlu-ray買わないとな。

そして中盤、物語は事件の核心へ様って行く。
途中、リスベットがレイプされるシーンや、仕返しをするシーン、
さらにミカエルとのSEXシーン等、お子様には刺激の強い内容を混ぜながら、
スピード感溢れる展開が続く。

犯人との対決(あっさり犯人は死亡)その後、ハリエットは生きていたという事実。
そして、ラストはリスベットがミカエルに恋をするラブストーリーへと展開する。
しかし、リスベットの失恋によって物語は幕を閉じる。

映画自体はさすがフィンチャー!
2時間半を飽きさせずに緊張感満載でお届けしているのだが、
登場人物が全体的におじさん、おばさんのせいか、リスベットとミカエル以外のキャラが弱い。

これはフィンチャーのせいではないが、
オープニングのテンションを考えると、もう少し爆発させて欲しかった。

パニックルーム以降のフィンチャーはなんだかおとなしい気がする。
「ファイトクラブ」のようなパンク映画をあと2,3発ぶちかまして欲しいものだ。