監督:J・ブレイクソン
出演:ジェマ・アタートン

日曜日に久しぶりにレンタルビデオを見る。
前から気になっていたので鑑賞。

登場人物は3人。それ以外には出てこない。
誘拐犯2人。誘拐された少女。

冒頭のシーンで犯人の無言の準備が始まる。
5分ほどのシーン。
緊迫感があり、一気に映画に引き込まれる演出に仕上がっている。

肝心のストーリーですが、
犯人の1人と人質は実は恋人で、
さらに犯人同士もゲイで、
みたいな感じで密室劇は進む。

身代金の受け渡しに行く際に、人質の女と犯人の若いほうが、
年配の犯人を裏切っていることが発覚。
そこで、「若い犯人:ダニー」を「年配の犯人:ヴィック」が殺そうとするが失敗。
「人質:アリス」も廃屋で監禁される。

そして、クライマックスへ。

3人が廃屋に集まり、ダニーがヴィックを射殺。
腹を撃たれたダニーは大金の積まれた車へ乗り込む。
1人になったアリスは廃屋を何とか脱出。
車の中で死亡したダニーを発見。
車には自分の父親が用意した大金が。
アリスは父との確執があった為、大金とともに失踪する。
というお話。

最後までどうなるのかわからない展開だったが、
ラストが弱い。
いっその事、廃屋にいたはずのアリスが、
いつの間にか全く知らない海外に飛ばされてて終わるとかなら拍手だった。

ただし、カメラワークは良く、人物の立ち位置や物の置いてある位置等、
とても練られていた。

それだけにラストが惜しい!

その辺のミステリーよりは全然面白いからオススメではあるけどね。