監督:リドリー・スコット
主演:ミッシェル・ウィリアムズ、マーク・ウォルバーグ、クリストファー・プラマー
敵は金の妖怪。
実話に基づきながら、フィクションを加えたという本作。
超簡単にあらすじを説明すると、
大金持ちの孫が誘拐されて、
親権を持つ母親がなんとかしようとするも、
金持ちの爺さんはそれを拒否、
母親の戦いが始まると言うのもの。
想像以上に物語の幅があったね。
結構簡単に片付くんじゃないかなと思ったけど、
そうでもなかった。
誘拐犯も、金が支払われない焦りから、人質を転売したり、
その先で人質が逃亡したり、
耳切ったり(このシーンは結構エグい)、
と、まあ色々ありました。
結果的には人質は助かるんだけど、
とにかく大富豪のジャン・ポール・ゲティが曲者すぎる。
ある意味、世界一の金持ちになってるくらいだから、
この位感覚がおかしくないと、やってられないんだろうね。
とりあえず、金を払わない。
他の美術品とかには何百万ドルと金を出すのに、
孫の身代金には1銭も出さない。
でも、母親と、
母親のアドバイザー、フレッチャー・チェイス(マーク・ウォルバーグ)のの強引なドリブルで結局金を出すことに。
これ、ケヴィン・スペイシーのセクハラ問題で、
急遽撮り直しになったと言うけど、
クリストファー・プラマーがハマりすぎていて、
むしろ大成功だと思った。
ケヴィン・スペイシー版も見てみたいと思ったけど、
これは無理だろうね。
ちなみに、交代前のバージョンは予告編で見ることができます。
でも、やっぱりこれを見ても、
クリストファー・プラマーの方が断然迫力がある気がする。
皮肉なことに、結果的には大正解だったというものだろう。
で、映画はというと、
面白かったけど途中途中で緊張が途切れてしまった。
なんでだろうか?
クリストファー・プラマーが出ているシーンだけは、
食い入るように見ていたが、それ以外はぐっと来ず。
緊張の糸は持続はしていなかった。
もちろん、物語は次々に新しい展開を迎えるんだけど、
クリストファー・プラマーのパワーが強すぎて、
他のシーンが弱く見えてしまった。
ある意味、最高のキャスティングだったが、
母親と、世紀の妖怪の対決をもっと見せてほしかった。
もちろん実話とは異なるが、
そっちの対決にフォーカスしたほうが、
エキサイティングな映画になった気がしてやまない。
