監督:赤堀雅秋
主演:堺雅人、山田孝之
楽しみにしていた映画だっただけに、惜しかった!
ほぼ完璧なまでに対決まで持っていったので、
このまま走り切るかと思ったが、
対決で健一は木島を殺すことは無かった。
もちろん、殺せば良かったかといえばそうではないけども、
何らかの一つの決着をつける所まで行って欲しかった。
ただ健一が木島に告げた「君は何となく生きてるよ」という言葉がとても印象的だった。
そう、何となく生きてるんだ。
それが、木島の全てだった。
健一がラブホテルで出会った風俗嬢も何となく生きていた。
何となく生きているから、
人が傷ついても無関心なんだ。
最後に健一が妻の留守電を消す。
そして大好きなプリンを頭からかぶって泣く。
健一の心境は複雑だが、
要は前を向き始めたということなのだろう。
それにしても堺雅人はすごい!
健一の異常な精神状態を見事に演じていた。
そして山田孝之も素晴らしかった。
この二人の対決シーンは手放しで素晴らしかったと言える。
カメラは手持ちカメラで臨場感のある映像に仕上がっていたし、
照明も自然光を出来るだけ使っているため、画面が暗くて見づらいのだが、
ぎりぎりの所で画が成立していた。
監督のこだわりと熱意がとても良く伝わってきた。
冒頭のプリンを貪る健一の場面で、
プリンが大好きな俺は、健一に魅了された。
それから一気に2時間を見ることが出来た。
とても力強い映画だ。
木島のその後が気になるな。
