監督:アン・リー
出演:スラージ・シャルマ、イルファン・カーン
映像美、映像美と宣伝されていたのだが、
それよりもストーリーが面白かった。
「アルゴ」も抜群にスリリングだったが、
また違った魅力がこの映画にはあった。
虎と漂流するまではそれはそれは普通の映画。
だけど、漂流が始まってからの緊張感が半端じゃなかった。
CMでは結構トラと分かり合えてる感がプンプンしていたのだが、
てやんでぇ、このトラガチじゃねーか!
ガチのトラだから全然分かりあえてなくて、
トラもパイをふつうに殺そうとしてくる。
トラはCGらしいんだけど、
全然CGに見えなくて、とにかくすげー。
そして、パイが漂流生活の中で成長していく姿も魅力の一つだ。
緊急用の食料と水を頼りに命をつないでいたのだが、
次第にそれはなくなり、自分の力で食料と水を手に入れる。
そして、餌の取り合いの果てにパイはトラと意志を交わし始める。
言葉は通じなくとも生き物の究極形がそこにあった。
言葉ではなく、心で見せる映画だと思った。
大人になったパイが小説家に自分の昔話を聞かせる形式を取る為、
若干タイタニック的な所もあったけど、タイタニックより全然良いね。
見る前はそうでもないだろうなと思っていたけど、
良い意味で裏切られた面白い映画だった。
