監督:園子温
主演:長谷川博己、麻生久美子、西田敏行
園子温による愛の物語。
園子温が昔から温めていた脚本を映画化した本作。
うだつのあがらない男:鈴木良一(長谷川博己)が、
小さな亀を買った事から、諦めていたロックミュージシャンの夢を叶え、
スターダムにのし上がっていく話。&怪獣モノ。
園子温らしい、無茶苦茶な物語。
なのに、どこか愛らしい。
ピカドンと名付けられた亀。
また、西田敏行演じる謎の老人と捨てられたおもちゃ達の、
ハートウォーミングなお話等、
「冷たい熱帯魚」「地獄でなぜ悪い」とは真逆の内容だったが、
それはそれで面白かった。
ただし、後半は勢いが落ちてしまって、
ピカドンと再会は出来たものの、
グッと来る何かはいまひとつ無かった。
スターに駆け上がっていく所は良かったのだが、
風呂敷を広げ過ぎてそのままポンッと放られたような感覚になった。
面白いんだけど、
物足りない。
ラストに近づき、忌野清志郎の「スローバラード」がかかる。
やはり名曲はすごい。
映画の質をぐっとあげるね。
