監督:白石和彌
主演:役所広司、松坂桃李、真木よう子、江口洋介
昭和のきな臭い匂いがプンプン。
警察視点で暴力団との関わりを描いたハードボイルドな本作。
思っていたよりも清潔感があったという印象。
もっともっと大上(役所広司)さんにはには暴れて欲しかった。
始まりから中盤まではもはやまともな奴が1人もいない、言わば悪人のごった煮状態。
拳銃はすぐに撃つ。
すぐ殴る。
すぐ怒鳴る。
いいねぇ。
躊躇しないところが凄く良い。
中盤以降もスピード感が落ちなければさらに良かったかな。
そして、やはり松坂桃李だろう。
頭でっかちな新米警官が、大上と行動を共にして行く過程で成長して行く姿が凄く良かった。
何より表現力がすごい。
若手俳優の中でも実力は頭一つ抜けている。
俺も初めは無茶苦茶なやり方をする大上に圧倒されるも、
その裏にある人情味を知るたびに、
改めて大上の男っぷりには惚れてしまいそうになった。
正義とは一体何なんだろうか。
ルールで規制して縛り付ける事が正義だとして、
それを完全に遂行していたとしたら、
世の中のバランスは完全におかしくなっていると思った。
たとえどんなルールがあれ、
そこに人がいる以上、
ルールに縛られない心の強さこそが、
本当の正義のような気がした。
暴力や、エロやグロが画面にパワーを持って映し出されたが、
何よりも人の気持ちの大切なものを教えてくれる物語だった。
ぜひ続編を見て見たいと思ったし、
東映の人気シリーズとして、
今後も新たなキャストを迎えて作り続けて欲しい。
