監督:ライアン・ジョンソン

主演:デイジー・リドリー、ジョン・ボヤーガ、アダム・ドライバー、マーク・ハミル、キャリー・フィッシャー

 

衝撃とまではいかず。

 

「フォースの覚醒」から2年、

いよいよスペースサーガの第8作が公開された。

 

結構、煽りに煽っていたので、

それは相当の衝撃があるのかと思ったが、

それほどの衝撃はなかった。

むしろ「フォースの覚醒」の方がテンションがあがった。

 

そんな中、今作で一番テンションがあがったのが、

スノークを真っ二つにしたあとの、

レイとレンチームによるチャンバラ。

 

ライトセーバーがそれはもうよく切れる。

 

ちなみに今回の話はこうだ。

 

ファースト・オーダーに追われるレジスタンスの話。

(レイア、フィン、ポー)

 

ルークとの修行 ▶ スノーク、レンとの対峙

(ルーク、レイ、レン)

 

この2つが主に軸となって、交互に話しが進んでいく。

 

主役級のメンバーは本当にみんないい演技をしていて、

特にレン役のアダム・ドライバーは振り絞っている感がビシビシ伝わってきた。

はじめは顔が歪んだへんちくりんな役者で大丈夫かなとおもったが、

いつの間にかレンの役がしっくり来ている。

 

開始当初、話を思い出しながら見ていたのだが、

中盤以降は、グイグイ引き込まれた。

スノークがやられてからの展開はまさに冒険活劇だった。

 

ラストの方はちょっとよくわからない感じで、ふわっとした印象だ。

ルークについては「え?」「どういう事?」って感じで、

ちょっとつかみにくかった。

 

最後の子供もおそらくエピソード9への伏線なんだろうが、

これで9でこの子供がまったく絡んでこなかったら、

「お前誰?」ってなるし、逆にそごい。

 

フィンに恋するレジスタンスの女性の可愛くなさが良かった。

こういうのはだいたい美女が出てくるものだが、

スター・ウォーズは全世界を照準にしているのか、

そういう当たり前には落ち着かない。そこが良い。

 

あと、レイア姫残ってるけど大丈夫なのか。

このままではエピソード9は全部CGになってしまうのではないかと勝手に心配になった。

ただ、最後のスタッフロールのキャリー・フィッシャーに向けたメッセージはグッと来た。

 

さて、起承転結の承転に当たる本作だが、

前作ほどの見せ場はそれほどなく、

割りと予想の範囲で落ち着いたといった印象だった。

 

最後のエピソード9でJ・Jエイブラムスがどのような結末を用意してくれるか。

また2年後が楽しみだ。