アートについて
デレグ・ジャーマンのエンジェルカンバセーションとグリッターバグは今でも印象に残ってる。なんせアートムービーの第一人者で奇才だし、快楽に裏付けられた罰としてなのかはたまた人類の希望とも言うべきか、彼を蝕むAIDSによる”死”が、あまりにも残酷で、また可憐に美しくも見える最期前のモノクロに縁取られたインタビュー映像はその時代の傑作。←そのセルフインタビューの中で、彼個人の作品へと質問が移行するがそれに答えることが出来ず、また、失ったものさえ直視出来ずに動揺を隠しきれないまま、まるでコマ送りされた様な沈黙の中で、その多くの記憶を失っていくその姿が、生きること自体が腐蝕をも共にしている事、また生まれるる事とは”死”という条件の上で重なり合っているのだと、僕は感動しました。生命 toアート、生命 fromアート、生命 =アート のそれは尊く、また生まれた時に持ち得ていた繋がりを自己に探求する喜びこそ自己の証明であり、そこに時を超越し上にも下にも伝え繋がる生命の泉に”自己の証明とアート”という手段がどれほどまでに素晴らしいものかを教わりました。彼は僕の心の恩師です。